はい、○○○♪ | 赤い糸、絡ませて。

はい、○○○♪


Tさんには、心に固ーく決めている


恋人以外には絶対にしない・させないこと


・・・があるようです。



一般的な例えだと。

キスとかハグとか、

特定の呼び名だとか、

そういう恋人限定の特権みたいなもの。


まぁ、誰にでも一つ二つはあるとは思います。



その中でも、

Tさんの場合で面白いのが。






「はい、あーん♪」がダメ、らしい。



(乂-д- )ダメダヨ ←T氏。




食事の時の、あれです。

人に食べさせてもらう、あの行為。

ある意味ラブラブカップルの王道技・笑。


それがTさんは、

雰囲気だろうがノリだろうが、どうしてもダメらしい。


付き合ってない子、には絶対させない。



昔、飲み会で、

異性メンバーにノリで「あーん♪」を求められたそうですが


「今ここで俺と付き合うんやったら食べる」


と言い放って断った男ですから。

言葉は冗談だろうけど、それくらいの勢いで断固拒否。




なので、

わたしも最初にそれをしようとした時には

上記の理由をつらつらと語られました。


全部を聞き終えた後に、



「じゃぁ、ハイ。と。



わたしのフォークでケーキを突きつける。

無言で、あーん♪に応じるように求め。



そういう事情は分かったけど、

だからこそ 食べなくちゃ おかしくないかい?



・・・とでも言いたげに・笑。



ちょっと躊躇してから、Tさんもぱくり。



「俺に あーん したの、これで3人目やわぁ・・・」



と、しみじみ呟く彼。

だって、わたしが3人目の彼女ですから。

人数的にも合ってます。


そういう部分に正直過ぎることにも、ちょっとジェラシー。

感じたり感じなかったり。



なんでそこまで拘るのかなぁ、と疑問だったのですが。

最近、その理由がちょっと分かったような。



外で食べていた時、

わたしが注文したセットにだけ、デザートの杏仁豆腐。。

Tさんもそれに興味有りげだったけど、彼にスプーンは無く。


特に深く考えず、

「食べる?」と杏仁豆腐をスプーンに乗せて あーん♪ の姿勢。


・・・してみたら。



「さすがに外では無理やわ」 とお断り。



あ。

なるほど。




恥ずかしいのか。




ほっほーう。 (´-`) ナルホド



そこは言われなくても察して、

スプーンと容器ごと、Tさんに渡してあげた。


なかなか甘くて美味しい杏仁豆腐でしたとさ。




だからそこまで拘るんだなぁ。


何だか、意外な一面を見つけた気分。



可愛い、と思ったわたしは彼氏バカ。