今までありがとう。 | Circle on the other side

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動物と人間と私と・・・

去年、私の家族のHappieちゃんが亡くなりました。

2013年2月26日。











実家を出てしまってから、

仕事、活動、家の事が忙しくて、なかなか会いに行けなかったこと、

亡くなる瞬間にそばにいられなかったこと、

それが心残りです。





うちに来た時は、こんなに小さかった。






うちに来たとき、一言も鳴かなかったから、

家族で代わる代わる

「ピヨピヨ!!」って何時間も必死で呼びかけてたら、

すごく綺麗な声で「ピヨヨ!」って鳴き始めた。


臆病で、ケージの中にいるときは強気、

外に出たら甘えたちゃん。

おしゃべりが大好き、四六時中ピーチクパーチク喋って

歌も歌うのも大好きで、

勉強熱心で、私が言葉を教えるときはいつも

そばにぴったりくっついて、真剣に聞いて覚えようとしてた。

「毛皮反対!!」って大きな声でいつも言ってるような子でした。













こんな小さい身体だけど、当たり前に家族です。




2009年6月12日、vivianが亡くなりました。









この子も臆病で、とっても甘えただけど

抱っこが大嫌い。でも撫でられるのは大好き。

子供の頃は本当に手がつけられないくらいやんちゃで

毛玉のようにぴょんぴょん頭をフリフリ走り回って、

狭い狭いとこに突撃してったり、

ブーブー鼻を鳴らしては、草をむさぼってた。

大人になってからは、

ケージの中が大好きで、外に出しても、

すぐにケージの中に自分で帰ってしまうような子でした。








2001年8月25日にPeterが亡くなりました。

この子の写真はデジカメでは残っていなくて。


この子は、野生児。

とても強くてかっこよくて、

みかんの皮が好きで、皮めがけて突進されて、

足のすねに歯が突き刺さったこともありました笑

暗くて狭いところが大好き、

家を留守にして帰ってきたら、

自力でケージを脱出して、押入れの中に入ってしまって

何時間も出てこないこともありました。


唯一嫌いなものは、掃除機で

掃除機がなると目をまん丸にして地面に這いつくばってた。


私が小学生の頃、毎日一緒に遊んで、

いつもは人の目があるところでは熟睡しないけど

遊び疲れて、

ホットカーペットの上で、仰向けになって歯茎むきだして

熟睡してたことが一回だけあって、

思わずちゃんちゃんこを掛けてあげたな。

今となってはそれがすごく懐かしい。



みんな小さいけど、それぞれ性格も個性も全然違います。

育てるのは本当に大変。

でもそれが当たり前。


この子たちに教えられたこと、

気づかせてもらったことは山のようにあります。


研究や毛皮や食用、娯楽に使われるために

当たり前に生産されて殺されている子たちも、

みんな同じ。



もともと動物が大好きで、

動物のためになることがしたいという気持ちはあったけど


まさか、こんなに恐ろしいことが現実に起こってるなんて

全く何も考えずに生きてきて、


動物たちの置かれている現実を知ったときは、


私は彼らの仲間をもうずっと長い間苦しめ続けてきた

人間で、

この子たちにもものすごく申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


JAVAの会員になって、

動物実験廃止要望を企業に送りまくったり、

オーストラリアの動物保護施設にボランティアに行ってみたり、

同じ気持ちの仲間たちのパネル展に行ってみたり、

自分に出来ることを模索して


そんなときに、vivianが亡くなって


それが、私がこの活動に本腰を入れる機会になった。


vivianは、亡くなる日の前の日に、

「今までありがとう」

まるでそう言うかのように

いつもとは違う様子で、

丁寧に丁寧に、私の指を舐めてくれたんだ。


vivianに、

君たちの仲間を絶対守ると誓った。

全ての動物を苦しみから救うために一生をささげると誓った。


忘れることなんてないけど、

誓いを刻むためにも、


自分の活動用のニックネームをvivianにした。

だから、いつも一緒なんだ。


ブログのURLやTwitterのアカウントは

この子たち3人の名前。

いつも一緒。


***


毎日毎日どこかで苦しんで亡くなっている命があるし、

こんな汚すぎて真っ黒な世界に希望なんかあるのかわからないし、

明日なんか来ない方が良いと心の底では思っているから、

おめでとうとは思えなくて言えないけど、


今年も、少しでも犠牲をなくしていくために、

苦しみを減らしていくために、

できることをしていきます。



昨年はまた、本当に色々な方々と出会い、知り合えて、

活動の幅が広がった一年でした。


お世話になった方々、

いつもブログや投稿を見て広めてくださっている皆様

心よりありがとうございます。


今年私に何ができるか、何をしていくべきか、

どうやって生きていこうか、まだ全然わからないけれど、


私が動物たちのために何かをやることだけは

一生変わりません。


今後ともどうぞよろしくお願い致します。