鴨川貴族邸宅の茶飯事 【恋する乙女、先斗町通二条上ル】 | 闇鍋ハロウィーン

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漫画、小説(主にミステリー)等、好きなものについてだらだらと。
「あぁ、分かる~」とか「へぇ」と思って読んで頂ければ。
腐思考(嗜好?)なので、ご注意ください(^ω^;)

執事喫茶が舞台ですニコニコ


アイディールプリンス邸は大邸宅は贅沢に使った貴族邸宅サロン。

執事採用試験にやってきた真坂拳正は真坂流古武術の継承者。亡き父の勧めで執事になるためにやってきた。

「世界最強の男になるために執事を極めたい!」

アイディールプリンスで執事たちのトップに君臨するバトラー・オブ・ザ・フォーはなかなか落ちてくれない衣麻(いお)を落とす最終兵器として拳正を執事として採用することにする。


斬新でした。

この拳正がすごいビックリマーク


執事の仕事を勘違いしてそうな拳正にバトラー・オブ・ザ・フォーの一人、遠矢が「執事の仕事とはどう捉えているか」と聞きます。

その問いに


「もっとも効率よく敵を抹殺するための極意なのではないかと思っている」

それはもう執事ではない。(本文から抜粋)


そりゃ、そうだショック!あせる

こんなやり取りはほんの一例。


お茶の淹れ方指導の際に温度について注意を受け、「お湯はお湯だろう?」とそんなに気にするのはおかしいと反論する拳正に遠矢が「沸騰したお湯で紅茶を淹れて飲めますか?」と聞くと熱い紅茶を飲む訓練をしたり、「執事の心がけは?」と聞かれて「不意打ちに備えることか?」と答えたり、都度、教育係の遠矢の心のツッコミが笑えるにひひ


人気少女漫画家の衣麻お嬢様と拳正は本当は話が噛み合ってないのですが、表面、話が弾みます。

執事たちは衣麻お嬢様をなんとか落そうとしますが、それには訳があります。

どこをとっても設定が斬新でした星


電車の中で読むときは注意が必要です。

拳正のあまりのズレっぷりに笑いを堪えるのが大変でした得意げ


鴨川貴族邸宅の茶飯事―恋する乙女、先斗町通二条上ル (メディアワークス文庫)/範乃 秋晴

   著者:範乃秋晴
   出版社:アスキー・メディアワークス(メディアワークス文庫)

   2012年6月23日