緑陰の雨 灼けた月 薬屋探偵妖綺談 | 闇鍋ハロウィーン

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「あぁ、分かる~」とか「へぇ」と思って読んで頂ければ。
腐思考(嗜好?)なので、ご注意ください(^ω^;)

『薬屋探偵妖綺談』シリーズの第5弾です満月

主人公の秋のことをもっと知りたくて、読み進めてしまいますニコニコ

口では人への無関心な冷たい言葉を吐くかと思えば、知らないうちに守ってくれたりと、リベザルが振り回される気持ちが分かるあせる


悪魔の零一に連れられて、野狐の柚之助が深山木薬店にやって来た。

リベザルと柚之助が仲良くなる一方で車谷エリカが「家に出るお化けを何とかして欲しい」と依頼に来る。

秋は自分たちで行く予定だった旅行に代わりにエリカに行ってもらい、その間に片づけることにする。

ボディーガードとしてリベザルと柚之助がお供に付き、福島へ出かける一方で、秋と座木は調査のためにまずはエリカの通う高校へと足を運ぶ。


子どもの頃によく聞いたような学校の七不思議とか怪談が出てきます。

エリカの家にどうしてお化けが出るのか相手が見えないだけに不気味な怖さがある一方で、秋たちが調べる怪談とか不思議の裏にある真実は何だろうと考えると実体を伴った怖さが急に出てきますあせる


このシリーズは色んな話が詰まっている感じ。

凄惨な事件だったり、推理物らしかったり、人の心が描かれていたり。

それがこのシリーズの魅力なんだと思いますニコニコ

今回のテーマは敢えて言うと「繋がり」なのかな。


それにしても、やっぱり、秋と零一は仲良しだと思います。

もっと二人の協力体制で事件を解決するところを見たい~にひひ


↓表紙はエリカと柚之助とリベザル

緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)/高里 椎奈


   著者:高里 椎菜

   出版社:講談社(講談社文庫)

   2000年9月(2007年1月文庫化)