ドラマ化しましたね
私はドラマはまだ見たことないのですが、櫻井翔さんは毒舌執事には似合わないのではないかとか否似合うとか、ネットでは評判になってましたが、私としては、まぁ、櫻井さん結構好きなので見てみたい気はしました。（まだ見てないけど
）
宝生麗子は警察庁国立署の新米刑事です。
上司の風祭刑事は風祭モータースの御曹司で殺人現場にもシルバーメタリックで乗り付ける非常識さと見当違いな推理をする気障な上司です。
麗子は本当は一度署から出れば、世界的な大企業、宝生グループの総帥の一人娘なので、風祭刑事よりももっと格上のお嬢様です
そんな上司と共に犯人も殺人方法も分からない殺人事件に遭遇して、大きなお屋敷でのディナーの際に傍に控える執事の景山に「お前には分からないだろうけど」と事件の内容・状況をぼやくと、景山に「お嬢様の目は節穴ですか
」と馬鹿にされてしまいます
景山はお屋敷に来てから1ヶ月ほどの新参者ですが、麗子の話を聞いただけで、犯人、方法共に当ててしまうのです
面白いんですけどねぇ・・・すこ～し、物足りないのです
景山は麗子の話だけで全て解決できてしまってすごいのですが（全ての状況を漏れなく話せる麗子もすごい
）、本当に犯人と方法だけなんですよね
ミステリー好きとしては、勿論、犯人、方法は重要ですが、その事件に至るまでの背景、事情が知りたくないですか
？
また、事件の真相を景山から聞いた麗子が署で風祭刑事に推理を披露して、犯人逮捕等の後日談も知りたいじゃないですか～
・・・一切ないんですよぅ
なので、話も設定も麗子と景山の掛け合いも面白いのに消化不良なのです
と思っているうちに「２」が出ていて、「景山と麗子の関係は進展するのか」的なオビが付いていたので、もう少しストーリー性出てくるのかも、と期待して「２」を読みたいと思います
著者：東川篤哉
出版社：小学館
2010年9月
