2月1日 印旛新川 釣行 | 初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ

初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ

バス釣りド初心者の中年バサーがベイトオンリーで印旛新川に挑みます。

前回、柏ブンブンの5000円福袋をゲットして、ホクホクと家路についた僕だったのでした。





一年の計というものは元旦にあり、

2015年の僕のバス釣り、その計の第一歩がこの福袋というわけなのでした。



もっとも、普通に考えて福袋というものの性質として、

入っている商品をそのまま買うよりお得ですよ、というのがそのアイデンティティなのでして、

損をすることがない、というのが大前提にあるわけなのですが、

しかし、タックルをベイトで縛っている僕である。




…昨今の、なんとかフィネスとか、どうとかフィネスとか、

そういった流行りにあわせたルアーばかり入っていたとしたら、

せっかく良い物が入っていたとしても、使い道なく結局は損で終わってしまった、

そんな可能性も充分に考えられたのでした。






自宅に戻り、福袋を前に目を閉じて深呼吸します。









…カッ!!







―いでよ!アクションカメラー!!!!!!











…バリバリバリバリ!!!









―ちぃ、やはりアクションカメラは入っていないか。


いや、しかし、これは…?











スタッガー


あ、スタッガーだ。


使ったことないけど、これはなかなか評判の良い…、




…って、3インチか!

くはー!4インチだったら春先から早速使ったものを。






…まぁ、ライトテキサスかなにかで使い道を探してみよう。

次だ、次。
















エグジグ


…スモラバ。

これ。

この系統を恐れていた。





…まぁ、いい。

スモラバは1000個あっても足りないというWestさんにでも売りつけよう。















ブリッツ


…あ、ブリッツ入ってた。

これは良いね。

早速タックルボックスに入れておこう。




















ナベ


…お、スピナベ!

一番使う3/8オンス!

これもタックルボックス行き。
















活虫


…あー、これかぁ…。



これね、知ってる。

釣れるんだ。

すっごい釣れるんだよね、これ。




…でも投げられないっしょ。

これベイトじゃ投げられないんだよ。





…まぁ、いい。

6ポンドのタックルでストロングスタイルと言い張るWestさんにでも売りつけよう。












チャター


あ、チャターベイト。

1/4オンスか、でも全然OKだよね。

3/8はもう持ってるし。


これもイタダキ。





…結局3勝3敗?

がんばって4勝2敗かな。


最終的な勝ち負けはWestさんの買取額次第ということか…。






…ということで、2015年初釣行となる新川です。


2月1日。





年末の喧騒と、新年のどこか凛とした雰囲気も一段落して2月です。

やれやれ、ようやく2015年という響きも慣れてきたかなといった今日この頃。



最近、新川に行っていないことに気がついた僕である。

もとい、そもそもバス釣りに行っていないことに気がついた僕である。



この、なんとか「である」という言い方がちょっと気に入ってきている僕である。




釣り始めどころか、ここ何ヶ月バスを触っていないだろうか。

なんとか「始め」というものは、普通1月の間に済ませてしまうものではないだろうか。


そういった諸所の事情から僕は釣りに行こうと思い立ったわけですが、

その狙いは当然、初バスということになるわけです。




初バスというものは、釣りを始めて毎年毎年、

やはり、サイズや状況に関わらず印象深いものになるわけでして、

2011年のあの一本も、2012年のあの一本も、

僕は今でも、そのときの感動を鮮明に覚えているわけです。



私の初めてのバス、それは新川で私は31歳でした。

その匂いは刺激的でアンモニア的で、

こんな素晴らしいバスを獲れる私はきっと特別な存在なのだと感じました。







…そんな初バスを2月の新川で釣り上げられたら、それはなおのこと記念の一本ということになるのがわかりきっているわけでして、

次の日曜は釣りに行くよ、と、僕は早々に嫁さんに宣言をしていたのでした。




当日。

天気は晴れのようです。



日が昇り、気温が最も高くなる時間帯から、夕まずめまでをやろうと決めていた僕はゆるゆると布団から起きだし、

久しぶりに釣りカバンを整理し、タックルを吟味して昼食を摂っていたのでした。




―んじゃ、食べ終わったらボチボチ行ってくるわい。



嫁「釣れないと思うけどねー」


―釣れる釣れないじゃないんだよ。釣り始めだから。セレモニーみたいなもんだからさ。



嫁「ま、いいけどさ」



―じゃ、行ってくる。6時までには帰ってくるよ。













嫁「風、強いよ」






…ゴォォォォォォオオオオオオウウウウウウ!!!!











…。




玄関を開けた瞬間に、体が揺れるかと思うほどの強風が吹きすさんでいます。














…バタン。


ドアを閉じて…、







―風強すぎるだろこれ!





嫁さんに文句を言いに行きます。






嫁「風強いって言ったじゃん」



―限度があるわ!行けるかこんなもん!






嫁「あたしのせいじゃないでしょうが。でも、案外いいかもよ」





―…なにがよ。





嫁「どうせ釣れないんだからさ、これくらい普通の状況じゃないほうが何か起こるかもよ」






…。






…一理あるかも。








確かに一理あるかもしれない。

冬の新川バスなんて、普段どんなところにいるかなんて見当もつかないけど、

風が強いというだけで、除外できるポイントがあるんじゃないか。


つまり消去法で、可能性が高いポイントがわかるんじゃないか。






…。







―じゃあ行ってきます。





嫁「いってらっさい」







…なんだかうまいこと乗せられたような、

その気にさせるのが上手なやつだわい。







ハンドルを城橋に切ります。







到着すると、狙っているポイントに先行者はいないようですが、

川岸のサイクリングロードを歩くバサーの姿が見受けられます。




…この寒い中、ようやるなぁ、みんな。



時間も時間ですから、ポイントも既に撃たれた後かもしれません。




川岸に降り立ちます。







…ゴウゥ!!!









…寒い。


到着時の気温は7度だった。

で、たしか風速1mごとに体感温度はマイナス1度だったか。



この風速、5mは超えているはず。

てことは、体感では0度くらい…。




…ゴウゥッ!!!







…さぶいさぶい。


さっさと始めましょう。





まずはピンを丁寧に直リグで探っていきます。

一投に時間をかけて、繊細に、ときに大胆にリアクションも狙って…、






…ゴォォォォゥ!!







―さぶい。




水は茶濁り。

この強風のせいでしょうか。


普通、冬は水が澄んでくるものと思ってましたが…。




強烈な北風のせいで、川は上流から下流に向けて流れています。

別に大和田の配水場を開けているというわけではないのでしょう。



5gの直リグでは、放置しておくとジワジワ流されていってしまいます。

水の表面だけでなく、水中もそれなりの流れがあるようです。




…撃ちじゃダメだ。

釣れる釣れない以前に、僕が凍えてしまう。




…巻き用のタックルを手にします。

冬の定番と言われる、メタルバイブ。

これで釣り上げたことは一度もありませんが、有効と言うなら試してみましょう。



底を取り、リフトフォール。





…ブルルル!…ストン。

…ブルルル!…ストン。






…はぁぁぁぁぁ、さっむぅ。

このベイトがねぇ、冬はキツイ。



両手に息を吐きかけながら、底を取り続けます。





金属製のリールは、手のひらで温まったと思った次の瞬間には、

強風のひと吹きでキンキンに冷却されてしまいます。



…冬用にプラスチック製のリールを買おうかしら。








城橋で考えていたピンでは反応無く、移動することにします。





やっぱり、風が避けられるということと、

今日は天気自体は晴れてるわけだから、日当たりがいいところ…。





…道の駅に向かいます。




西側の岸、ジャカゴが重なったところ。


風上にカバーが濃く、シャローの日当たりがいい場所。

そういった場所を探して降り立ちます。





直リグをズル引いてみます。






ズルズル…。

ズルズル…。





水深は殆ど無いはずですが、茶濁りのせいで水中の状況は全くわかりません。





ズルズル…。

ズルズル…。





…真冬に釣る人ってのは、凄いもんだよなぁ。

何が凄いって、その精神力が凄い。




ただでさえ、一年で一番釣りづらい時期で、

そこに魚がいるかどうかもわからない状況で、

信じて釣りを続けられるというその心理が本当に凄い。



釣り自体のスキルと、経験と、知識と、

それだけなら冬にバスを釣ることは難しい。


もちろん運もあるでしょうが、それを引き寄せる精神、

これでしょうね、やっぱり一番大事なのは。













…いそいそと帰り支度をして、車の暖房でヌクヌク温まってる僕とは違うわい。







早々に諦めて車中でそんなことを考えながら、

かじかんだ指の感覚が戻ってきたところで、自宅に向け車を発進させた僕だったのでした。







2015/2/1(日)

強風
気温:7度
水温:?度
アタリ:0
バラシ:0
ゲット:0






…まぁ、釣り始めはね、セレモニーみたいなもんですから!

次は本気出す!





…まずはこの軟弱な精神をどうにかしなければ、

1月2月に新川でバスを釣ることなど、夢のまた夢、ということになりそうです。