皆さんこんばんは
内臓ヨガインストラクターのクマ臓こと中村です(*^ー^)ノ
今回は以前お伝えした腎臓のとこで出た【閉鎖膜】について
【閉鎖膜】
閉鎖孔の大部分を閉鎖する靭帯性のコラーゲンで構成された膜で、内閉鎖筋と外閉鎖筋の起始になっています。
↓赤丸のとこが閉鎖孔で、画像にはありませんがそこを覆っているの閉鎖膜です。
閉鎖膜は閉鎖孔の大部分を閉鎖しているのですが、上方に閉鎖管という穴があいており、そこを
閉鎖動脈
閉鎖静脈
閉鎖神経
が通っています。
動静脈と神経が通っているという事は、ここが絞扼されればそれらに関係する部位に何かしらの影響を与える事は明白ですよね。
ここでは閉鎖神経についておさらいします。
【閉鎖神経】
L2~4の腰神経の腹側から分布し、L2支配は非常に小さくL3支配が一番大きいです。
知覚としては大腿の内側面の領域です。
ここですね↓↓↓↓
しかも閉鎖神経は膝関節の関節包の上内側部も支配しています。
膝痛を訴える人でここら辺に痛みを訴える人もいますよね?
それはもしかしたら膝関節の問題ではなく、閉鎖神経の絞扼の問題なのかもしれません。
ここで症例報告
一昨日くらいに来た40代女性で、左の膝が曲げると痛くて正座やしゃがみ込み動作が出来ない。
正座やしゃがみ込み動作を確認すると8横指くらいあり、痛みも内側と後面にある状態でした。
また、足が浮腫んで浮腫んでしょうがないとの事。
評価をすると閉鎖膜の制限やそれに伴い膀胱の問題も。
閉鎖膜をリリースして、膀胱を治療すると・・・
多少痛いが正座としゃがみ込み動作OKに。
この時、評価以外で膝には触れていません。
動作はできるまでになったが、まだ膝が浮腫んでつまる感じがすると。
この後、リンパの流れをよくしてつまり感もなく正座やしゃがみ込み動作出来るようになりました。
まだ、右と同じ程度ではないのであと数回治療の必要があると思いますが、それまでに閉鎖膜と膀胱の内臓ヨガでのHome-exをお伝えして終了。
次回、浮腫みがどう変化しているのか。。。
と、今回は閉鎖膜とそこを通過している閉鎖神経の解剖でした。
膝の内側が痛いという人のなかには、こういう問題をもっている人もいるので膝だけにとらわれるのはよくないですし、逆に全体をみようと局所を疎かにもできません。
常に比較・検証・比較・検証・比較・検証の繰り返しですね。
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。