そうか




僕は変わってはいけなかったのか




そうだ




僕は

過去の自分と

今の自分

同じ自分であることに怖れていた




変わらなくてはいけない

こんな自分は嫌だ



考えた末に見つけたことは

そのことから逃げること

自分をみつめることを

やめること




だけどそれではだめだ


自分から逃げること

それは

その人を忘れてしまうこと




僕は忘れていました

自分のことを



どこかに置いてきてしまいました


拾い集めていく作業は

苦労するかもしれないけど


あの時感じた言葉や想いを

また感じることができるかもしれない




感傷を恐るな

それで良いのだ