ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

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いよいよ帰国まであと10日。
ばたばたと日々を過ごしていますが
昨日、どうしても買いたかったものを
ようやく買ってきました。


ドイツ語のグリム童話集です。
本屋さんに行くといろいろなグリム童話の本が売られていて
そのなかで一番挿絵がかわいく、読みごたえのありそうなものを
選びました。
選ぶのに10分以上も本棚の前で開いては閉じ、開いては閉じ
していたので、店員さんに怪しまれたかもしれません。笑



見返しのイラストもとってもかわいくて、かなり好みのテイスト。
実はこの見返しのイラストに一目ぼれしたのですけどね。


赤ずきんちゃん(Rotkäppchen)


ブレーメンの音楽隊(Die Bremer Stadtmusikanten)


などなど有名な40のお話が収録されています。
(残酷なもの、エグいものは入っていません)


このレベルの本がスラスラ読めるの?と
驚かれそうですが、もちろん辞書なしには
まだ読めません。
ボキャブラリーが圧倒的にまだ足りないので。
でも時々、スラスラ読める個所も
あったりして、「お、読める読める」と調子にのったりも
します。
子供向けの本なのでそれほど難しい文法は使われていないようです。


カラーの挿絵があると、モチベーションがあがるので
モノクロの本よりはやる気になれます。 笑


ただ、ドイツ語の本を読むとき苦労するのが
「文語」(書き言葉)の問題です。


ドイツ語では「口語」(話し言葉)で過去のことを話すとき
ほとんど過去形を使わず、現在完了形で話します。
たとえば
Ich habe zu viel gegessen. (私は食べすぎた)
というのが現在完了形を使った過去表現で、
普段の会話はほぼこれで済みます。


でも、物語のなかなどでは正しく過去形を書き、
Ich aß zu viel. (私は食べすぎた)
という風になります。

現在完了形なら、英語のhaveにあたるhabenを
人称変化させるだけで、過去分詞は変化しないため
わりと楽に覚えられます。
Ich habe gegessen.
Du hast gegessen.
Er hat gegessen.
といった感じ。


が、過去形は不規則変化もあったりして
いまいち覚えられません。
語学学校では「過去形は文語だけなので
ほとんど使わない」という理由であまり重要視されて
おらず、ほとんど教わりません。

とりあえず過去形知らなくても会話には困らないし
日常生活にあまり支障もないので・・・


そのため、いざ、勉強のために本を読もう!と思うと
見慣れぬ過去形の変化に戸惑います。
でも、ただ動詞の変化表を見て覚えるよりも
文章の中に出てきた過去形をその都度覚える方が
私は覚えやすいかなと思います。


読破するまでにはまだまだ時間がかかりそうですが
「ただのインテリア」にならないように、
大切に読んでいきたいと思います。


在独中、日本にいた時と変わらずLIVEには
たくさん行きました。

とくに、ヨーロッパのバンド(UK、北欧など)は
ツアーでドイツにまわってくることも多く
ツアー費用もかからないためかチケットも安い。

日本で来日公演を見に行ったら6000円以上する
アーティストも、こちらでは20ユーロほどで
見れたりしてかなりお得です。

残念ながらデュッセルドルフは
欧州ツアーの際の拠点となるような
有名なライブハウスがないため、
たいていのアーティストはケルンに
やってきます。

ドイツに来たころはよく
Live Music Hallというケルンの
ライブハウスに行っていましたが
1年くらい前でしょうか、
天井が崩落する事故があり
その後も修復して使っているようですが
新しくてキャパも多めの
Palladiumというライブハウスに
シフトするアーティストが多くなった気がします。
(気のせいかな?)


Palladiumは私のオススメのライブハウスで
広くて2階の立ち見もあり、観やすい作りです。
地下のトイレとクロークが混みすぎなのが
ちょっとイヤなのですが、
Live Music Hallのボロボロのトイレが
キライなので、(笑)こちらのほうが快適です。
それと、Palladium周辺はトルコ人の多い地域で
おいしいトルコ料理のレストランがあるので
そんなところもオススメです。


PalladiumでFranz Ferdinandを観たとき。


ドイツでは整理番号に関係なく、並んだ順に入場できるため
早めにいけば最前をGETできます。
アーティストを撮影するのもOK。
一眼レフなどの本気カメラは入り口で止められると
思いますが、携帯・コンデジで撮影している人は
たくさんいます。
日本と同じく飲み物の持ち込みは禁止ですので、
ペットボトルなどは入り口で没収されます。


Palladiumは女の子同士で行ってもギリ大丈夫かな、
ドイツの子たちも女の子同士で来ています。
が、Live Music Hallはかなりダウンタウンにあって、
酔っ払いも多く、夜は灯りもないので、
街の雰囲気は危険な感じになりますので
男性と一緒に行きましょう。


女の子同士でも行けるライブハウスのおすすめは
もう1か所、ケルンのノイマルクトにある
Gloria Theater。

(こんな写真しか手元になかった。。。)
ここは、日本人アーティストがよくヨーロッパツアーに
使うところで、私もアジカンとPerfumeを観にいきました。
ちなみに先月行われた、きゃりーぱみゅぱみゅのLIVEには
(私は行かなかったのですが)、内田・清武・長澤選手が
観に来ていたそうですよ。
Perfumeの時も誰か来てたかもしれませんね。

ケルンの街なかにあるので、夜になっても人通りが多く
安全です。
フロアの真ん中に段差があるので、
小さい日本人でも埋もれずにLIVEを見ることができる
ところもオススメポイントです。
(ドイツ人は大きいので、段差のないスタンディングだと
かなり見づらいです)


ドイツ流にライブを楽しむならとにかくビール。
ライブハウスでも両サイドや後ろにカウンターが
あり、何杯もビールを飲みながら、まったり
ライブをみるのがドイツ流です。
前の方には飛んだり拳を振り上げたりしている
若者もいますが、日本ほどの熱気はありません。
日本のライブに慣れているとちょっと拍子抜け
してしまいますが、ビールを飲みながら観るライブも
またいいものです。


ちなみに! ドイツにも「地蔵」はいますよ。
※地蔵とは・・・ 大型フェスなどで、お目当ての
アーティストが登場するまでずっと最前で
ほかのアーティストの演奏中も地蔵のように
微動だにせず、待ち続けるファン。
例)ミスチル地蔵、B'z地蔵 など。


去年行ったハンブルクのメタルフェスでは
SLAYERが大トリだったのですが、
その直前のBFMV(Bullet for my valentine)のとき
前の方はかなりノリが悪く、完全に
スレイヤー地蔵ばかりでした。

こいつらみんなスレイヤー地蔵。


たしかにね、BFMVはかなりメロディックで、
Voはイケメンだし、女子人気が高いので
(私も大好きですが)
スレイヤー好きの男性陣にはウケないのは
わかります。
それにしてもここまで人気ないかぁ~と
ガッカリしたものでした。
TRIVIUMも「女子供の聴くメタル」という感じで
まったく盛り上がってなかったなぁ。笑


海外でのLIVEはちょっと怖いんじゃないか?と
構えてしまいがちですが、
行ってみるとまた日本とは違った雰囲気でおもしろいです。
どうしても心配な人はまずはホールやアリーナなど
大きいところに出かけてみましょう。
デュッセルドルフなら、エスプリアリーナや、
ミツビシエレクトリックホールなどで
有名アーティストのライブが観られます。


洋楽好きの人はせっかくのチャンスなので
ドイツにいる間にたくさんライブに出かけてみてくださいね。


Live Music Hall Koeln
http://www.livemusichall.de/

Palladium Koeln
http://www.palladium-koeln.de/

Gloria Theater Koeln
http://gloria-theater.com/

ESPRIT ARENA
http://www.espritarena.de/

MITSUBISHI Electric Hall
http://www.mitsubishi-electric-halle.de/


ライブチケットを探すのはこちらで
Eventim
http://www.eventim.de/

帰国までちょうど1か月となりました。

この時期ドイツは生の白アスパラ、
ドイツ語でシュパーゲルが旬を迎えます。
日本ではなかなか新鮮な白アスパラを食べられる
機会がないので、ドイツ生活の最後にまた
この季節を迎えられてうれしいです。

ドイツ人にとってシュパーゲルは
日本のタケノコやフキノトウのように
春を告げる大切な食べ物です。
普段財布のひもの固いドイツ人でも
この時期、シュパーゲルにはお金を
惜しみません。

旬の時期で、質によっても差はありますが
だいたい1キロ7~9ユーロくらい。
1キロというと中太のものが15本ほどなので
1本換算すると50セント(日本円で70円)と
考えるとドイツ人にとってはかなりのぜいたく品。
(ちなみに小型パン1こ20セントくらい、
ビール1本50セントくらい。)

ドイツ料理のレストランではシュパーゲルのプレートが
20ユーロ(2800円)くらいしたりします。

私は家の近所にある野菜の直売所で毎年
シュパーゲルを買います。
新鮮なシュパーゲルは手で持つとひんやり
冷たく、皮をむけば中から水分がジュワっと
溢れるほどみずみずしいものです。
シュパーゲルはなによりも鮮度が命。
スーパーの野菜売り場で束になって売られて
いるものは乾燥して割れていたりして、
まったくおいしくありませんので、
あまりおすすめしません。
(※旬の時期以外に売られている束のシュパーゲルは
南米産などで、味も全く違います。)

旬の時期ならば、大き目のスーパーの
外にシュパーゲルを売る屋台が出ていたり
駅やマルクト(市場)などに農家の人が
売りに来ていたりと、新鮮なものを手に入れる
ことは難しくありません。
出来ればドイツ人が列を作っている屋台で
買ってみてください。
ドイツ人はシュパーゲルに捧げる情熱が
本当にすごいので、どこのシュパーゲルが
新鮮でおいしいかも知っているはず。

シュパーゲルは皮が固いので
しっかりとピーラーで皮をむき、
根元のかたい部分を1cmくらいおとして
大きなお鍋で水からゆでていきます。
ドイツのレシピでは塩・さとう・バターを
一緒に入れてゆでるというものもありますが
私は、旬のシュパーゲルは少量の塩だけで
十分うまみが出ると思うので、
塩を一つまみ入れるだけです。


自己流なのですが、5分ほどポコポコ煮立たせたら
そのあとは蓋をしてIHの上で10~15分ほど
放置。白から透き通った色に変わって
箸で持った感じがしんなりしていればOK。
シャキっとした固めが好きなひとは短めに。


また、切らずに長いままゆでるのが
おいしくゆでるコツだそうです。
さらに、剥いた皮と根元も一緒に
鍋に入れて、ゆで汁をシュパーゲルの
おいしいブイヨンにしてしまいましょう。



ゆでた後に残ったゆで汁は、
クリームスープやリゾットにすることが
多いようですが、
毎回それでは飽きてしまいます。


シュパーゲルの甘みたっぷりの
いいお味が出ていますので
鶏がらスープを少し加えて
中華風スープにしてもいいし、
カレーや煮物のお水の代わりに
使ってもおいしくなります。
(少しお塩が入っているのでお料理の塩分は調整してください)


絶対に茹で汁は捨てずに再利用してみてください。



ちなみに、シュパーゲルをたくさん買ってきて
すぐに食べない場合は、皮をむいて
根元を落とした生の状態のものを
冷凍しておいて、解凍せずにそのまま
お鍋に入れてゆでれば、おいしく食べられます。


我が家は1キロ買ってきたら、一気に茹でて
その日のうちか翌日までに食べきってしまいます。笑
最初からどうやって食べるかは決めずに茹で、
半分はオカカポン酢、半分はドイツ風に
バターレモンソースやオランデーズソースで
食べる、というような感じです。
グラタンや、フライにするのもとてもおいしいのですが
旬のシュパーゲルはやっぱり、ただ茹でただけのものが
いちばんおいしいと私は思っています。


※市場で、折れてしまったクズシュパーゲルを
安く売っているときがあります。
グラタンやポタージュにするにはそれでも十分かも。



ここからどうやって食べようか考えるのも楽しみ。



ちなみに、
オランデーズソースは卵黄やバターを使った
濃厚なソースで、シュパーゲルには定番ですが、
私はたまにしか食べないし、作るのも面倒なので
インスタントのものを使ってしまいます。


私が好きなのはクノールのもので、
3回分が箱に入ったタイプ。
お鍋で分量の水で溶いて温めるだけ。
シュパーゲル以外のゆで野菜にかけても
おいしいです。




シュパーゲルの最終出荷日は毎年
聖ヨハネの日6月24日と決められていて
それ以降は食べられなくなります。


それまで思う存分ドイツの春の味覚を
お楽しみください。