家に帰ると、オットという人宛に荷物が届いていた。
「かあちゃん、それなに?」
「パパ宛。何か頼んだんでしょ。」
「あーあ。大人はずるいよねー。
子どもは何か欲しくても必ず大人に『いいよ』って言ってもらわないと買えないのに、大人は誰にも『いいよ』とか言われなくても自分だけで自由に買えちゃうもんねー。」
「そりゃあ、あなたね。お金を稼ぐということはタイヘンなことなのよ。だから、自分が稼いだお金を少し自分の為に使うこともありますよ。大人はね。」
「でもさ。子どももおこづかいがあっても、かあちゃんは好きなように買い物させてくれないじゃん?」
「それはつまり、お金の使い方を一緒に覚えようということですよ。」
「ふーん。。。」
ぷんすかしてる。
ヨシタケシンスケさんの『ふまんがあります』そのまんま
「あーあ。みやぴんも早く大人になって好きなように買えるようになりたいなー」
子どもなら、一度はそう思うよね
誰もが来た道、通る道。
だな。