アンケートの裏側を想像しましょう

　

▼女性タレント(%)
*1　DREAMS COME TRUE (48.9)
*2　仲間　由紀恵 (47.2)
*3　天海　祐希 (44.3)
*4　久本　雅美 (42.7)
*5　浅田　真央 (42.2)
*6　山口　智子 (41.6)
*7　ベッキー (40.0)
*8　松嶋　菜々子 (39.5)
*9　黒木　瞳 (38.7)
*9　松下　由樹 (38.7)
11　吉永　小百合 (38.1)
12　菅野　美穂 (37.9)
13　優香 (37.7)
13　竹内　結子 (37.7)
15　小西　真奈美 (37.5)
16　樹木　希林 (36.6)
16　篠原　涼子 (36.6)
18　深津　絵里 (36.4)
19　長澤　まさみ (35.4)
20　YOU (35.2)

▼男性タレント　(%)
*1　明石家　さんま (58.4)
*2　イチロー (55.5)
*3　石塚　英彦 (51.6)
*4　爆笑問題 (49.1)
*5　阿部　寛 (48.9)
*6　所　ジョ－ジ (47.4)
*7　Mr.Children (46.4)
*8　ビ－トたけし (45.7)
*9　関根　勤 (45.3)
10　桑田　佳祐 (44.1)
11　山口　智充 (43.2)
12　香取　慎吾 (43.0)
13　福山　雅治 (42.8)
14　竹中　直人 (42.4)
15　志村　けん (42.2)
16　岡村　隆史 (41.8)
17　松本　人志 (41.4)
18　松井　秀喜 (40.7)
19　木村　拓哉 (40.5)
19　唐沢　寿明 (40.5)

このランキングが何かわかりますか？

ビデオリサーチが今月27日発表した、年2回実施している「テレビタレントイメージ」調査の2007年2月度の結果です。

このランキングを見て疑問を思わない人は少ないんではないでしょうか？

特に女性部門の1位。

DREAMS COME TRUEって・・・

最近TVでも見ないし、歌は売れてはいるが爆発的ヒットって最近無くない？

ではなぜこんな調査結果が生まれるのでしょう？
今回はそこを考察したいと思います。

まず、この調査を行ったのがどこかというと、株式会社ビデオリサーチと言う会社です。
この会社は普段視聴率調査を行っている会社で、よくニュースで発表される視聴率は、注釈が無い限りこの会社が調査した関東の視聴率のことを言います。

で、この会社、電通や民放キー局が出資して設立した会社なんです。

単純に考えて、そんな会社がマスコミに都合の悪いデータを出せるでしょうか？
出せないと考えるのが普通です。

また、この調査の注釈として以下のようなことが記されています。

なお、16位の岡村隆史は、今回調査より個人が調査対象となりました（前回まではグループ「ナインティナイン」）。

これはつまりどういう事かと言うと、この調査は会社がリストを作ってそのリストの中から人を選んでると言う事です。
つまり自由にタレントの名前を書いてるわけではないんです。

タレントと一言に行ってもこのランキングを見る限り歌手もいればスポーツ選手もいます。
ここまで広範囲だとタレントって星の数ほどいませんか？
それなのに選択させる方式を取るってなんか不自然ですよね。

では何故選択方式なんて方法を取るのでしょうか？

普通に考えて選択方式は、曖昧な回答等を極力排除する為に行います。
たしかにタレントの名前は曖昧ですよね。
マイケルって書かれてれば、あの有名なマイケルジャクソンかもしれないし、お笑いタレントのマイケルかもしれません。
マイケル・ダグラスって意味で書いた可能性もあります。

そうその為に選択式にしてるんだって言い訳も確かに一見うなずけますが、じゃあこの高感度調査に回答した人はみんな膨大なタレントリストを見て投票してるのって疑問が生まれます。

タレント名鑑って見たことある人であればそれがどれほど膨大なリストか知ってると思います。
そんなリストを果たして回答者は見るでしょうか？

あなたがもしこのリストの中から選べって言われたらどうしますか？

私ならめんどくさいから適当に上の方から選びます。
嫌いな人が上の方にいたらその人は飛ばすと思いますが、リストの最後の方の人なんてまず選びません。
また、たまに天邪鬼な人はリストの最後から書いていくかもしれません。

そう考えるのが普通じゃないでしょうか？

だって自分に直接関係のある調査でも無い限り普通の人は、膨大なリストを見るようなめんどくさい事しませんよね。

これだと明らかにリストの中央ぐらいの人は誰も選ばないのではないでしょうか？

またこのリストがあるという前提で、この調査をした会社を考えてみてください。
まず、マスコミが嫌がる人間は書かれていないと思いませんか？
鳥肌実とかは絶対に載っていないと思います。

じゃあ、なぜビデオリサーチはこのような調査をするのでしょうか？

私はこの調査はタレントの価値を高める為に行っているのではないかと思います。

タレントの出演料とかは曖昧なものですが、業界の基準があります。

特に売れてるのかわからないタレントはこういったランキングでもなければ、値段を吊り上げる事が出来ないのではないでしょうか？

またもう一つの可能性としては裏金の可能性です。

こう言ったランキングに載ればタレントの知名度が向上しますよね。
と言う事は知名度を上げたい事務所はどうしますか？

まあ、裏金の存在については完全に私の推測です。
裏付ける資料はまったくありません。

しかし、私はこの会社については結構信頼している所もあります。
それは視聴率調査に関してです。

なぜかと言うと、以前日本テレビが視聴率買収というとんでもない事件を起こしました。
これは視聴率測定器を持つ家庭を調べ上げ、測定器を持ってる家庭に何時から日本テレビを見てくださいと金を渡していたのです。

この事件からわかった事は、この会社から直接視聴率を買うと言う事は相当難しいと言う事です。

ですが、この会社マスコミに対しては結構強いと思いますが、スポンサーに対しても強いのでしょうか？
私がDREAMS COME TRUEって聞いて最初に思い浮かべたのはロッテのCMです。
ロッテといえばTVCMに相当力を入れている会社です。また韓国企業ということもあり、在日の権力が強いマスコミにおいて非情に強い力を持つ会社です。

電通と言う会社はトヨタ、ロッテ、パチンコ、サラ金等の広告料に大金をつぎ込んでくれる所には弱いとマスコミ関係者は口をそろえて言います。

また、DREAMS COME TRUEは3月に新曲を出しています。
しかし、調査を行ったのは2月です。
タイミング良すぎませんか？

まるで新曲の発売に合わせたようなランキング発表です。

しかし、このランキングは非情に疑わしいですが、証拠はないです。

では、何故こんな妄想を長々と書いたかと言うと、「アンケートを信じるな！」という事を声を大にして言いたいからです。
アンケートなんて所詮、アンケートをとった人達に都合の良い結果しか出ないものなんです。
ましてマスコミが大々的に発表するアンケートなんてほぼ１００％そうだと思いましょう。