今回はコチラ。
只今話題沸騰中(?)
Catching Teller Crow
Ambelin and Ezekiel Kwaymullina作
 

 
 
率直に言いますと、私にはざざーーーーっと読まないとしんどかった作品でした。
じゃあ勧め無いほうが良いかしら?爆笑
 
いえいえ。これは私個人の感想ですので、賞を受賞しているぐらいなんですからね。(ビクトリアプレミア文学賞
特にこの二人の作者はアボリジナルの文化をもとにした作品を書いています。
 
前回紹介したCrow Countryに同様オーストラリアのアボリジナルの人々、文化が入り混じっ他作品です。前回はその土地と人々とそこに宿る精霊たち/カラスそして、全ては巡り巡り廻り続けるという考えをもとに繰り広げられたお話でした。
今回この作品は死そして迫害の歴史(盗まれた時代)などがベスと少女が語り手となってストーリーが書かれています。
 
小さな町で起こった事件。それを調査する父と共にアボリジナルの血を受け継ぐ幽霊になった娘のベスが少しずつ事件の真相を暴いていきます。父親の娘を失った悲しみと葛藤、死んだことが受け入れないでいるベス。そしてもう一人のアボリジナルの血を受け継ぐ少女。彼女は誰なのか何者なのか。
閉ざされた小さなオーストラリアの田舎町で起きた続けていた事件が、苦しみと憎しみ悲しみと共に解き明かされていきます。
 
こちらも中学生推薦図書ですので、読んでいてはいかがでしょうか?