大本山成田山

江戸風俗研究家の杉浦日向子さんが、
「着物を着ると秘伝のツボを押された感覚になる」
とおっしゃっていましたが、まさにその感じなのです。

着物でお出かけの旅、始まりです。

ここは、千葉県にございます『大本山成田山』です。
大晦日の日には大変な賑わいを見せるかなり広い境内は、
ただ散策するだけでも楽しいものです。

着物は、昔の母のものです。
素敵な柄に、今日はこれと決め、着てみました。
着付け終り、襟が少々浮いてしまっているのに気づきましたが、
時既に遅し……
この後、一日中気にするハメになり、きっちり着付ける事の大切さを
痛感した日でした。

こちらは、文久元年（1861年）建立の額堂です。
国指定重要文化財に指定されております。

沢山の絵馬や信徒から奉納された額などがぎっしりと
貼り付けられており、大変興味深いです。

公明堂です。
こちらも国指定重要文化財で、元禄14年（1701年）建立の
江戸中期の旧本堂です。

こちらは、昭和59年（1984年）建立の平和大塔です。

中に入ってみましたが、大変素晴らしかったです
６ｍにも及ぶ御本尊不動明王は圧巻で、数々の如来さまがおりました。

様々な展示物も一階にあり、是非訪れて頂きたいです。

平和大塔の前には、西洋庭園が広がります。
和と洋の調和が良く、静かで素敵な場所です。

菊のコンテストもやっておりました。
姉の背に届きそうな大きさです。
素敵な着物と菊…絵になります

そして、昭和43年（1968年）建立の大本堂です。
成田山には初めて行ったのですが、沢山見学する所があり、
とても楽しかったです。

和装にぴったりな境内のスポットです。

昭和50年（1975年）に建立の、大きな光輪閣の前で、
美しい五重の菊段飾りと。
（帯揚げが上がっている～）

天保2年（1831年）再建された仁王門で
大提灯は、寺門の守護をしているそうです。

その仁王門の手前の仁王池では、「不殺生」を教えております。

住職さんがナイスタイミング。

姉の葡萄模様の着物と、桜色の帯締めがすごく素敵です

正徳2年（1712年）建立の、こちらも国指定重要文化財の三重塔です。
素晴らしい彫刻がなされております。

そして、境内を出た通りも、情緒溢れる和のお店が沢山連なっております。

鰻やさんが沢山あり、私も姉もうな重を食べました。

昔ながらの薬局も面白いです。

和の建物は良いですね～

境内はまだまだ見学する場所がございます。
着物での成田山散策、とてもオススメですので、是非試してみてください♪