シリコンじゃなくてシリコーンだよ3 | 『Vicke』のツキヤマが書くブログ

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 渋谷にあるトリートメントがお客様から大変好評なオシャレなヘアサロンVickeのブログです。

どもツキヤマです。

続きです。


そうです。
このノンシリコン&オーガニック戦争を僕も終わらせにきましたw


僕ツキヤマが

シリコンオーガニックシャンプー問題

なんかより、もっと気にして欲しいのは

界面活性剤です。
本当の意識高い系の方は最近は
「どんな界面活性剤を使用しているか」を
気にされてます。本当にすごい事ですよ、これは。

そのいわゆる界面活性剤。
原料が
石油由来なのか植物由来なのかで
洗浄力に大きく差が出来ます。
石油系界面活性剤の代表格が


(※写真の人物は全く関係ありません。あくまでイメージ)

ラウレス硫酸ナトリウム(ラウレス硫酸Na)
ラウリル
硫酸ナトリウム(ラウリル硫酸Na)
その次に洗浄力が強いのが
オレフィンスルホン酸ナトリウム
これはC12-14やC14-16などの表記があり
数が大きい程低刺激になります。


植物系界面活性剤は


(※写真のバケモノは全く関係ありません。あくまでイメージ)

ヤシの実原料:コカミドプロピルベタイン
安心して使える素晴らしい両性界面活性剤◎
ベビーオイルなんかにも使用される程低刺激。
アミノ酸系:ココアンホ~グルタミングリシンココイル~などなど。
こちらはソフトな洗浄力と低刺激の代わりに、しっかりすすぎをしないと、かゆみやフケの原因に。ちょいぬるっとします。

でも実は、界面活性剤を石油系と植物系を混ぜている
シャンプーもあるので気をつけて選んで下さい。
以下がその組み合わせで界面活性剤を使用している一例。
<TSUBAKI エクストラモイスト シャンプー>



<モイストダイアン エクストラダメージリペア シャンプー>


<LUX スパーリッチ シャイン シャンプー>


<クリア シャンプー>



余談ですが、自動車の整備場で働く方の手
みた事ありますか?油で真っ黒に汚れてしまいます。
石鹸やハンドソープで洗っても簡単には落ちません。
では何で落とすか?
ガソリンなんです(本来は禁止されている模様)。
綺麗に落ちるそうです。
メイクを落とすとき、オイルでクレンジングしますよね?
油を油で落とす。これ常識なんですよ。

さて、
シャンプーも同じで、皮脂や埃など頭皮に付着した
汚れを落とすのが目的。


ん?




頭皮?
そうなんです!!

実はシャンプーって髪を洗うものではないんです。本来のシャンプーの目的から外れて、髪の毛への効果効能を求め始めた辺りからシャンプーっておかしな方向へ向かってしまったんです。
今は複雑な髪のコンディションの方が多く、頭皮だけ問題では片付けられなくなって来ている事も事実です。

結論
シャンプーとは本来、頭皮を洗うもの。髪のコンディションが良くない方は界面活性剤が植物由来の物を使用すると髪の絡まりや、油分を過剰に取り去らずに済む。
髪の毛を扱い易くしたいのならば、そこはトリートメントの領域なので、シャンプーにそこを求めすぎない。

以上です。

Vickeではお客様のご希望にあわせた低刺激で優秀なシャンプーを取り揃えております。
サロンで買うヘアケア剤はちょっと割高なイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、担当の美容師が責任を持ってお客様一人一人のお悩みや、髪質に合った商品を選ばせて頂きます。髪の事やお肌の事を勉強してきた美容師が自分に合った物を選んでくれる。
そんな価値をお客様に感じて頂けると、私達美容師も幸せです。



美容院Vicke 
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