脳血管撮影 | 母は脳腫瘍

脳血管撮影

今日母は脳血管撮影をしました。
入院前の説明では(外来診察時)、危険もあるのでそこを踏まえた上で検査を受けることを承諾して下さい、と同意書を書かされました。
心筋梗塞・感染症・脳出血・・・などと恐ろしい症状を聞かされたそうです。
外来には私と妹は間に合わず、父と母だけが入ったので、詳しいことは分かりませんが、両親はいくつかある厳しいハードルの第一歩ととらえていたようです。

その後私と妹で脳血管撮影(カテーテル)を調べたところ、確かに100%安全と言えないがそれほど危険でもないということが分かりましたので、両親には私たちなりに調べたことををきちんと説明しました。
病院のHPなどで詳細に説明されたものをプリントして見せられたのでよかったです。

担当医が検査前に一度くらいは会いに来てくれるだろう・・・と思ったのですが、とんでもないっ。
全部看護婦さん。
何も知識のない人が検査を受けるとしたら、とても不安だったと思います。

脅かすだけ脅かして・・・と、病院に対する不信感は高まるばかり。
命を預ける手術を受けるのですから、先生や病院を信頼するのは最低条件ですよね。
父からは、自分のことだけ考えていちゃだめだ、と叱られましたが、やはり私は納得できませんむかっ

検査室までは自分で歩いていきました。
お部屋の前まで見送り、待つこと一時間ほど。
ストレッチャーに乗せられて母が出てきました。
局部麻酔なので、意識はしっかりしています。
太ももの付け根を切ってカテーテルを入れるので、しばらく足は動かしてはいけないとのこと。
看護婦さんは検査後ずっとつきっきりでいられないとのことで、父と妹で母の足を押さえていました。

「痛みはない?」と聞くと、特に何も感じないとのこと。少しほっとしました。
それよりも体を動かせないほうがつらいと言っています。
おトイレにも行けないので、ベッドの上でおまるを使います。
とても嫌がったのですが、水分はタップリとって、体内に入った薬をなるべく早く、たくさんだしてね、と看護婦さんから言われたので、頑張ってお茶を飲んでもらいました。

検査から6時間ほどして、お医者様(担当医ではありませんでした。若いインターンの先生)が来て下さって、傷口の処理をしてくれました。
以後は歩行可能とのことで、早速歩いてトイレに行こうとしたのですが、まっすぐ立てない!
足の痛みのせいなのか、脳腫瘍が悪さをしているのか?
日に日に悪くなっていくような気がします。

今日は母の状態にとてもショックを受けて帰宅。
子供達にご飯が少し遅くなるから先にお風呂に入っていて、とお願いしていたのですが、お菓子を食べたらしく、ごみ箱に袋が幾つか捨ててありました。
ご飯が食べられなくなるのに、ダメだなぁ・・と思ったら泣けてきました。
ごみ箱の前に座り込み泣きじゃくる私を見て、娘も一緒に泣きだし、大変な夜になってしまいました。
父がたまたまこの修羅場の最中に電話をかけてきて、「まだまだ先が長いんだから。そうカッカするな」と諭してくれましたが、これがいつまで続くのかと思うとまた悲しくて・・・。