FIAT 500 America
FIAT 500は北米にも進出していました。
その名も、FIAT 500 America。
その名のとおり、北米仕様に仕立てられたNuova 500で、
フロントのライトが出目金のように大きくなったり、
バンパーは本来はオプション設定であるタイプのものが
標準で装備されるなどしました。
しかし、アメリカでのFIAT 500はそれほど人気が上がりませんでした。
(この後の1972年にはFIATがアメリカへの輸出を断念してしまいますが)
また、このFIAT 500は、アメリカ兵のいるドイツ(主に北ヨーロッパ)でも売られ、軍兵たちの間では、なかなかの人気だったそうです。
このアメリカ仕様では、初期のNuovaの形だけでなく、SPORTカラーのTetto Apribileも存在していました。
日本では、かなりのプライスタグが付けられていますが、
アメリカではそれほどでもないみたい?
北米でFIATは、Fabbrica Italiana Automobili Torino(トリノ・イタリア自動車製造会社)ではなく、Fix It Again Tommy(クルマを直して、トミー) という略らしいです・・・Tは誰でもいいみたいですよ(汗)
北米でのFIATは、いまだに壊れるクルマとして名を馳せているみたいです・・・