母の脊髄小脳変性症で、長い期間お世話になった病院では

6人部屋に入れてもらいました。


お金を出せば一人部屋も選べます。

広いし、プライバシーも保たれます。。。との事ですがあえて選択しませんでした。

寝たきりの老人ばかりの病室でも、6人部屋なら6家族がそれぞれ見舞いに来ます。

他の患者さんを見に来た看護婦さんがついでに様子を見てくれたり、という期待もできます。

人の出入りが個人部屋より格段に増えます。

こうした小さな「活気」も寝たきりには必要なのではと思いました。

特に、母の場合意識ははっきりしていましたから、人の出入りの少ないのはより辛いだろうと考えました。


同じ部屋に痴呆の人がいると、騒いでしまったりして迷惑かも。。。と考える事もあるでしょうが、

何もないよりはまだ良いと思うんです。

痴呆の人が騒いで看護婦さんを呼んで、呼ばれた看護婦さんがついでに母の様子も気にかけてくれるならそのほうが良いです。

それに、生きているうちは少しでも人と関わるべきだと思います。

誰かの声を聞く、気配を感じる、それだけでも動けない母の毎日の生活には良い刺激となったはずです。