それゆけネッピー
- それゆけネッピー!―プロ野球マスコットにかけたゆめ (おはなしノンフィクション)/花木 聡
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小学校低学年用の本です。
自分が小学生の時に読んだ本。
今読んだら30分で読めました。
なぜ読もうと思ったのか。
5月8日にね、1998年までネッピーに入ってた島野修さんが亡くなりました。
新聞見てて知ってんけど、めっちゃビックリしてな。
自分的には今も現役で頑張ってると思ってた。
野球チームの熱狂的なオリックスファンの監督さんもしらんかった。
つーか、島野さんという人も知ってなかった・・・
島野さんは元プロ野球選手です。
巨人、阪急とプレーしてました。
島野さんと同期入団がすごくて、
阪急は山田久志
中日は星野仙一
西鉄は東尾修
阪神は田淵幸一
広島は山本浩二
すごい人ばっかです。
でも、みんな60越え(笑)
そりゃぁ、人形かぶって踊れんよね。
で、新聞で知って、この本の事を思い出しました。
で、久しぶりに読んでみよーと。
今読んだら泣けてきてな。
こんな感動できるとは。
簡単にですが、島野さんの半生を綴った低学年用の本。
そこには、プロ野球選手になるまでの栄光だけじゃなく、
なかなか活躍できない、あせる気持ち。
引退までの挫折。
などなど。
「オレって昔からいい本読んでたなー」って思ってもたよ。
低学年用でも、努力すれば成功する、とかそんな甘ったるい言葉はなかったです。
努力してもダメなときはダメなんよ。
神様って、ホンマに気まぐれやからさ。
努力した人全員を見てくれへん。
でも、島野さんみたいに、違う形で戻れるねんな。
別に、だから最後まで諦めるな、とかを言いたいんじゃなくて。
プロ野球のマスコット界では、島野さんは有名でな。
日本のマスコットキャラクター演技者の草分けみたいな存在でな。
他球団のマスコット担当者から「島野さんのネッピーのようになりたい」っていう人もいるほど。
夢をかなえた人も、
あかんかった人も、
一生懸命頑張ろうぜって事ですよ。