在日米陸軍のワーシンスキー司令官(少将)は13日、キャンプ座間(相模原市、神奈川県座間市)からインターネットを通じネット利用者からの質問に答え、「過去50年間、日米はこの地域の戦争抑止に成功した」と力説した。やりとりは生でネットに流された。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設を巡り日米関係が揺らぐ中、米軍駐留の意義を市民に訴える狙いがあったようだ。

 司令官は、執務室にある2年前の就任時に陸上自衛隊からもらっただるまなどを紹介した後、ネット利用者からの質問に答え、「イラク戦争は誤りだったのでは」との問いに、「(イラク人は)我々と同様、自由を求めている」と述べ、フセイン体制崩壊の意義を強調した。また「普天間」については、「両政府が交渉中で、政治が解決すべき問題」と述べるにとどまった。

 在日米軍によると、同司令官は、「日本の動画サイトに直接訴えたい」と希望し昨年11月、「ニコニコ動画」に在日米陸軍専用のチャンネルを無料で設置してもらった。ネット会見は在日米軍の中でも今回が初めて。【杉尾直哉】

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