経堂のカルラホールでF井クンのヴァイオリンリサイタル、
肩肘はらずに楽しめる60人規模のホールでのリサイタルも
今回が3回目、今年は5月と11月にも予定しているとのこと。

彼はボクの顔を見るなり四文字熟語を口走る。
最初が「七転八倒」次が「阿鼻叫喚」
最初に思い浮かんだ四文字熟語は人生観、
二番目は恋愛観を意味しているということらしい。
つまり彼の人生は七転八倒で恋愛は阿鼻叫喚ということだ。

この前の立川志らくさんのときと同様、今回もやってしまった。
カール・ズスケのパルティータ第3番を車中で聞いてしまう。
F井クンには申し訳ないことをした。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1006

楽章の合間に席に着くお客もあってちょっとツラい第3番になるが、
それ以後のピアノが共演してからの楽曲は音が段違いに良くなる。

モーツァルト ヴァイオリンソナタ 第28番 ホ短調 K.304

ブラームス ヴァイオリン ソナタ 第1番 ト長調「雨の歌」

ブルッフ コル・ニドライ

サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ 

最後はF井クン入魂のロンド・カプリチオーソ、
このところの憂さをすべて忘れさせてくれる演奏だった。
本人曰く「阿鼻叫喚」にならなくて良かったとのこと。