エリック・ボンパール杯の
GOEとPCSの項目別ランキングです。
スコアを見ていて、うんざりしてきたので、
項目ごとにベスト5だけ書きます。
……多分、皆様の予想通りのランキングです。
GPロシア大会の予想の前に、
一応こちらを整理しておきます。
選手の皆様、以下、敬称略で失礼いたします。
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<PCS:演技構成点>
*SS:スケート技術*
1:Yu-Na Kim(FS):8.30
2:Yu-Na Kim(SP):8.25
3:トマシュ・ベルネル(FS):7.80
織田信成(FS):7.80
4:浅田真央(FS):7.75
5:トマシュ・ベルネル(SP):7.70
実物を見た際の印象では、
ベルネル選手のSSは浅田選手や織田選手より、
はるかに「格上」というカンジでしたが……。
ちなみに、アイスダンスでのSSの1位は、
ヴァーチュー&モイア(FD)の8.30
ペアのSSの1位は、
サフチェンコ&ショルコーヴィ(SP)の8.05
*TR:要素間のつなぎ*
1:Yu-Na Kim(FS):8.00
2:Yu-Na Kim(SP):7.75
3:トマシュ・ベルネル(FS):7.40
4:浅田真央(FS):7.30
5:トマシュ・ベルネル(SP):7.10
*PE:演技の出来栄え*
1:Yu-Na Kim(FS):8.45
2:Yu-Na Kim(SP):8.10
3:織田信成(FS):7.80
4:浅田真央(FS):7.75
5:トマシュ・ベルネル(FS):7.55
……男子SP1位のベルネル選手のPEのスコアは、
7.40で、浅田選手のSPのPEのスコアと同じでした。
……ほぼクリーンな演技だったんですけどね。
「絶対にベルネル選手に高い点は出さないぞ」という、
ジャッジの意思が垣間見える採点でした。
*CH:プログラム構成/振付*
1:Yu-Na Kim(FS):8.35
2:Yu-Na Kim(SP):8.10
3:織田信成(FS):7.80
4:浅田真央(FS):7.70
トマシュ・ベルネル(FS):7.70
5:浅田真央(SP):7.35
トマシュ・ベルネル(SP):7.35
*IN:動作と音楽との調和*
1:Yu-Na Kim(FS):8.40
2:Yu-Na Kim(SP):8.15
3:織田信成(FS):7.80
4:浅田真央(FS):7.60
トマシュ・ベルネル(FS):7.60
5:トマシュ・ベルネル(SP):7.55
……PCSのこの順位を見ていて、
「ベルネル選手は相変わらず<爆下げ>採点なんですね」
と、思いました……( ̄∩ ̄#。
<+GOE>
*ジャンプ*
GOE+2
・Yu-Na Kim:3Lz+3T(SP&FS)
GOE+1.8
・Yu-Na Kim:2A+3T(FS)
GOE+1.6
・織田信成:3Lz+3T(SP)
・トマシュ・ベルネル:3T(FS)※
※ベルネル選手のGOEについては、SPもFSも
スコアを改竄した可能性があると思っているので、
私は、この数字はあまり信用していません。
GOE+1.4
・織田信成:3A+3T、3Lz+2T+2Lo、3F+2T(FS)
・トマシュ・ベルネル:4T+3T(FS)
・Yu-Na Kim:2A(SP)
GOE+1.2
・Yu-Na Kim:2A(FS)
*スピン*
GOE+3
・キャロライン・ジャン:LSp4(SP)
GOE+2.4
・キャロライン・ジャン:LSp4(FS)
GOE+2
・キャロライン・ジャン:CCoSp4(SP)
・中野友加里:FCSp4(SP)、FCSp3、CCoSp3(FS)
・Yu-Na Kim:CCoSp3(FS)
GOE+1.6
・Yu-Na Kim:CCoSp4(SP)
GOE+1.4
・浅田真央:CCoSp4(FS)
……Yu-Na Kim選手は昨シーズンより、スピンの回転速度が、
1秒間に1/4回転程度遅くなっているんですけど※……
何故かGOEは上がってるんですね……
スピンのGOE+2というのは、ジャパンオープン2009の
ランビエール選手のCCoSpと同程度の評価です。
ちょっと、いくらなんでも、有り得ない、と思います。
※スピンのレベルを取りこぼしたのは、これが原因だと思います。
回転速度が遅くなっているから、昨シーズンと同じ秒数だと、
必須回転数に満たなくなっているのでしょう。
*ステップ*
GOE+2
・Yu-Na Kim:SlSt(FS)
GOE+1.8
・浅田真央:SlSt(FS)
・ブライアン・ジュベール:CiSt(SP)、SlSt(FS)
GOE+1.6
・Yu-Na Kim:SlSt(SP)
・浅田真央:SlSt(SP)
・織田信成:CiSt(SP)、SlSt、CiSt(FS)
GOE+1.4
・ブライアン・ジュベール:CiSt(FS)
・トマシュ・ベルネル:CiSt(FS)
・カロリーナ・コストナー:SlSt(FS)
GOE+1.2
・トマシュ・ベルネル:SlSt、CiSt(SP)
……いくらなんでも、ベルネル選手とコストナー選手のGOEが
低すぎると思います……ジュベール選手より下って……。
*スパイラル*
GOE+2
・キャロライン・ジャン(SP)
GOE+1.8
・浅田真央(FS)
・キャロライン・ジャン(SP)
・中野友加里(FS)
GOE+1.6
・Yu-Na Kim(FS)
・浅田真央(SP)
・カロリーナ・コストナー(FS)
GOE+1.4
・Yu-Na Kim(SP)
GOE+1.2
・カロリーナ・コストナー(SP)
<GOE総計>
Yu-Na Kim選手のGOE総計は、
SPが8.9点、FSが12.6点。
織田信成選手のGOE総計は、
SPが6.1点、FSが12.5点。
ちなみに、ジャパンオープン2009のときの、
ジョアニー・ロシェット選手のGOE総計は5.64点
ステファン・ランビエール選手のGOE総計は1.67点。
ランビエール選手のFSのパーソナルベストのスコアの
GOE総計は4.00点。
2008年世界選手権(ヨーテボリ)のときのバトル選手の
FSのGOE総計は9.36点。
エリック・ボンパール杯は、
日本人男子選手(織田選手と高橋選手※)とYu-Na Kim選手への
優遇採点っぷりがよくわかる試合結果だったと思います。
※高橋選手はエリック杯には出ていませんが、
フィンランディア杯の結果で、優遇具合は皆様確認済みですよね。