GOE+2(修正版) | cf. about figure skating

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フィギュアスケートについて、
気づいたことや考えたこと&調べたことあれこれを書いていきたいと思います。そして、一日も早く、公平公正なジャッジがなされるように願っております。

これは、8月16日にupした「GOE+2」の修正版です。

数字を一箇所修正しました。


既存の記事に(修正)とするより、

新しい記事としてupしたほうが、皆さんに見ていただけるかな、

と思いましたので。


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ジャンプでGOE+2以上が獲得できた選手って

どのくらいいると思いますか?


これは、

2007/08シーズン終了時点までのデータ※ですが、


※8月16日の記事ではGPシリーズ終了時点でしたが、

 2007/08シーズンのChampionshipシリーズのデータを追加しました。


その時点までで、

ジャンプが成功するだけでGOE+2以上が獲得できた選手、というのは、


高橋大輔選手

織田信成選手

Yu-Na Kim選手


の3選手のみなのです。


その他1度でもGOE+2以上が獲得できた選手は


・荒川静香さん

・エフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)

・Vaughn CHIPEUR選手(カナダ)


の3選手しかいません。


上記の6選手以外の選手が跳んだ全種類の全ジャンプは、

16066回(2007/08GPシリーズ終了時点)に上るのですが、

GOE+2以上獲得できたジャンプはなんです。



/16066 !!!


です。


ブライアン・ジュベール選手もトマシュ・ベルネル選手も

ステファン・ランビエール選手もジェフリー・バトル選手も

ジョニー・ウィアー選手もチェンジャン・リー選手も

カロリーナ・コストナー選手も浅田真央選手も


2007/08シーズンまで

GOE+2以上を獲得したことはなかったんです。


しかも、

ベルネル選手やランビエール/ランビエル選手などは、

上達するほどGOEが下降するという怪現象が起こってます……。


2008/09シーズン以降は、


浅田真央選手や小塚崇彦選手や

パトリック・チャン選手やジョアニー・ロシェット選手、

ブライアン・ジュベール選手などにも


時々GOE+2以上が出るようになりましたが、


トマシュ・ベルネル選手やカロリーナ・コストナー選手などは

いまだにGOE+2以上が出ません。


(Yu-Na Kim選手のように、長く助走をとってジャンプしても

GOE+2なら、男子選手のジャンプの大半はGOE+2以上

出してあげていいと思うのですが……)


特にジャンプは、

どの選手でも「会心の出来」ということがあるはずですし、

そのようなジャンプには、

どの選手にも公平に高い評価を与えるべきだと思うのです。


ジャンプのGOEだけ取り上げても、

優遇されている選手と、点を出してもらえない選手が

これだけはっきりしているのです。


このような「特定選手優遇採点」は

いいかげんに止めていただきたいです。