行きの道。
萌乃ちゃんがTwitterで言ってたとこ。



チケットとフライヤー。


KAKU KAFEで手紙を書いていた初日。
珈琲飲めたのはアイロニーの時だけでしたとさ(やること終わらせてから来ると毎回到着ギリギリ)。



黒板にセットリスト


雪山デーの時の黒板。


セットリスト別ver.


スタンドフラワーその1



スタンドフラワーその2
ガーベラ!


チロル。
萌乃ちゃんのは、セットに入ってたのと、つかみどりを1回やった時のぶん。
ペコちゃん感いとしい。


R&RのTシャツとフリサトさんのサバセットと歌詞カード(ポストカードになってる)。


割と毎日のように観ていたスカイツリー。


おわり。
“志乃ちゃんは平くんが好き、平くんは(どうやら)リサちゃんが好き、リサちゃんは…?”


萌乃ちゃんの役であるリサ。
最初から、リサだけは自分の感情を表に出さないキャラ。
萌乃ちゃんも言ってたけど、“一歩引いて見てる”。
平は思ったこと何でも言いそうだしw、志乃は顔や態度にそのまま出るし、明幸も別に秘密主義ってわけではない。
でもリサは、志乃の言うように“秘密主義”的なところがあって、自分のことを人に話されるのも得意じゃないし、「ホントの部分って、自分でも見るの怖くない?」とも言っていた。


そんなリサが愛しかったシーンをまず箇条書きでいくつか。
勝手に書いてるだけなので、“演じていた萌乃ちゃんの感じてるリサ”と“私が観てただけのリサ”はまた色々全然違うだろうけど…。


・平がバイト先に初めて来た時、「どら…」って立ち上がる姿が謎の貫録。
たまにジャージの左右の長さ違う、みたいな些細なことでも可愛いと思ってしまう。


・(終わった今だから書くけど、上手でリサと志乃がひそひそ話してるシーン、観れば観るほど「あの人たちまた来てるよ」「なんかこわいねー(クスクス」って雰囲気に見えて、私は見えない敵と戦って凹んでた(謎))
でも、この時の表情かわいい。手作りミサンガを2人ともつけてるの、良いなぁ。
色々あった後も、最後まで志乃はつけてくれてるし。


・“たゆまぬ努力と向上心”“勤勉かつ真摯な心”“焼いてもしめてもいいからと慎ましやかなサバだけど、ほんとは同じ夢同じ未来を描いて愛を込め煮てほしい”の後にベンチを降りる時の姿勢愛しい。


・生(という名のホッピーらしい)を注文した後にちっちゃく「ごめん」って言うとこ。
ヘビロテは最初観た時笑ったw


・海で1人待ってる時の、洗濯物たたんでる姿になんか癒される。泣きそうになる。
あと、ちょっと後ろに手をついて、上を見つめるような姿が綺麗。


・歌ってる時。何を言える立場でもないけど、ホント上手くなったなぁ…。表情も良かったなぁ。2回目以降は、完全にリサの気持ちを知った上で、この歌詞を聞いてるわけだから、切なかった。


…とまぁ色々愛しいんですけれども…


最初に書いたことに話を戻すと、やっぱり志乃との場面が印象的。
手を引いたり寄り添ったりする感じが保護者っぽくてw
リサが志乃のこと好きになるのわかる。志乃の、そばにいなきゃあぶなっかしい感じ。
そりゃ、しっかり者っぽいリサからすれば、ほっとけないと思う。謎の母性出てた。
酔っ払ってる志乃に「変な夜だったね」って言われて「うん」と返す時の声のトーンが凄く好きでした。
元々しっかり者なのか、志乃を支えるために、そばにいるためにしっかり者でいるのかは分からないけど…。
自分がリサだったら、夢のためとはいえ、好きな子から遠くの街に行くことをすすめられたら、不安というか、あぁ自分必要じゃないのかな?寂しくないのかな?と思ってちょっと凹むかも。
「(自分が東京に行ったら)志乃は寂しくない?」と聞いたのもそういう気持ちかなぁ、
うーん、切ない。気付かないって残酷。

辛いだろうけど好きな子の告白に付き合って、好きな子の好きな人(平)に対しても嫉妬するのではなくその人自身の人間性をちゃんと見て付き合うことが自然とできてるリサって、良い子だなと思います。
通学路っぽいとこで、志乃を追いかける時にリサが見せる切ない表情に何度心を奪われたことか。
台詞はない場面だけど、ぎゅっと胸が締め付けられる。(上手の時によく見える)


リサが雨に濡れた志乃を拭いてあげてるとこなんて、幸せそうに優しく微笑むリサが愛しくてしょうがなかった。
拭き方だけでも、愛情滲み出すぎてて。リサって不器用だなぁって。
リサが志乃にちゅーする前の会話、聞いてるだけで切なくて、回を重ねるほどに泣きそうになりました。
好きな子に(平が好きだと)誤解されてるのも辛かったろうなぁ。
最後にちゅーするほどの行動に出ちゃうって、よっぽど積もり積もってもう限界だったのかな。
志乃に対する「志乃モテないし、色気ないし、脚太いし、目ちっちゃいし、顔丸いし、色気ないし、色気ないし、色気ないし!」、とても好きな台詞。
この台詞の後に“でもそういうところが好き”っていう心の声が聞こえてきそう。
一般的な意味では欠点のことさえかわいく思えてくるもんだ…。


ちゅーしてるとこは、初日は普通にびっくりはしたけど(好きなのは気付いてたけど、こうくるとは予想してなかったのでw)、良いシーンだったなぁ。
だって、感情を抑え込んでたリサがあれだけ全力なのだもの。
抵抗する相手を押さえつけてでも、何度も何度も、これまでどこにも向けられず溜め込んでた好意を溢れさせてる。
萌乃ちゃんを応援してる身としても、感情爆発させてるような萌乃ちゃんが見られたことは新鮮で、なんだか嬉しくなっちゃった。
(ここだけの話、ちょろっとだけ、ホントちょっとだけ嫉妬もしたよ、きもちわるいけどw)
でも、綺麗だった。本当に。観られて良かった。


あと、引き剥がされた時の表情。
ここが、今回1番好きな表情だった。
切ない。切なすぎる。
ピタパン時も思ったけど、萌乃ちゃん、切ない表情ホント上手いな…。

突き飛ばされて倒れた時の萌乃ちゃんの手を掴んで抱きしめたい気持ちを何度ぐっとこらえたことか…!(さらに、きもちわるい)

それから立ち上がってのひとこと、こらえつつの笑顔で志乃に向かって、「やっぱ色気ない」。
台詞だとこれが1番好きです。精一杯。
その笑顔からの、泣きだすシーン…。
顔を手で覆う前の表情と、泣いてるその姿全体に本当にぞくっとした。
永遠に見ていたいくらいに。


実は、(これまでにもあったのはあったけど)萌乃ちゃんと傘っていう組み合わせをちゃんと見たいとずっと思っていて。
本に載ってたせきしろさんの文章の影響もあるのかな。
いや、でも多分それより前から。
雨の日に濡れてる萌乃ちゃん。でもその手には傘がある。っていう。
その、ずっと思ってたことが、まさか目の前で…とは…。
こう、しっかりしてそうに見えて実は抱えてる儚さと脆さと、でも、強さと、いろんなものがごっちゃになった、綺麗な泣き姿だった。
こんなに綺麗に泣く人を見たことがなかった。


…とまぁ、こんだけ切ない気持ちにさせられたのに、最後には「明日には雑談まで持ってくから」と志乃落とす気満々なリサ見たら、おいwと思わず笑いそうになったけど、表に出したことでひとつ成長して前に進みだした姿はかっこいいですね。
(これは志乃が落とされるのも時間の問題だわ…(遠い目))

リサに関してはこんな感じ。


思い出すは、R&Rのアカウントでの萌乃ちゃん。
千秋楽前日に「あたし、そういうの全然大丈夫」と言っちゃう、萌乃ちゃん。
実際のところどうあれ、そう言っちゃう萌乃ちゃん。
小道具作りお手伝いする萌乃ちゃん、自販機の前で雨に降られる萌乃ちゃん、劇場の外の隅っこに座ってる萌乃ちゃん、明幸くんの眼鏡をかけたがる萌乃ちゃん、三波春夫をくちずさむ萌乃ちゃん。
なんだろ、どれも愛しい。

ブログに“私がいただいた橘リサという役は、多分私を知った上で観た方からしたら私に近いと思うかもしれないし、そうかもしれないけど、全然そうじゃなくて。”って書いてたなぁ。
自分のことさえ100%分かってない自分には、萌乃ちゃんについてなんて1%くらいしか知らないんだろうけど、でも、とにかく言えるのは、萌乃ちゃんも好きだし、リサも好きだった。
今回また、新しい萌乃ちゃんの表情を知ることができたのは、嬉しかったです。
楽しい時間をありがとう。
さて、12月2日~15日まですみだパークスタジオで上演されていたKAKUTAの『ショッキングなほど煮えたぎれ美しく』観てきました。
ショッキング全11回、アイロニー千秋楽を観劇。
仁藤さんファンということ抜きにしても、今年色々観た舞台の中で1,2位を争うくらい良かった。
KAKUTAの皆さんもフリサトさんも素敵なのですよ。
以下凄まじくネタバレですので、DVDとか出るまで内容知りたくない!って方はまわれ右でお願いします…!


まず今回の舞台、視覚的に楽しい。
とくにオープニング、スクリーンを上手く使って、主人公の高校生である平くん(竜史さん)が父親の自殺未遂や収賄問題やらの理由で、夏の間だけ親戚の甚平さん(成清さん)の家に預けられることになるまで…をスクリーンと実際の芝居を組み合わせて表現してるんですが、面白い。
それから、フリサトさんの音楽と共に、平くんがバッとスクリーンになってる布を取り払うところもかっこいい。
オープニングが楽しい舞台は大抵最後まで内容も楽しい気がしていて(個人的に)、実際テンポよくて全部楽しかったー!
(これまで、今年観た舞台のオープニングで最も印象的だったのはfeblabo produceの舞台でのボックスを使ったタイトル表示だったんですが、ここにきてあぁこういうのも痺れるなぁ!と)

舞台上は主に3つに分けられていて、フル活用。無駄のなさ。
演劇×バンドって元々気になってたため、萌乃ちゃんの次の舞台が演劇×ロックだと聞いてそわそわしてたのですが、これはテンション上がります。
フリサトさんが、うまーく舞台の内容と溶けあってるんですよね。
なんとも不思議なポジションです。聴覚も刺激されるー!


結構“青春”な舞台ですが、出てくるのは高校生たちだけではありません。
雀荘や工場の大人たちが本当に良い味。演じられているキャストの方々も、流石…!としか。
年代的には私はその間にいるので、共感しつつも、どこか客観的に見られました。

登場人物は、物凄くキャラがはっきりしているので、分かりやすい。
描かれてないバックグラウンドについて、つい考えたくなります。
どこかに実際に存在しているんじゃないかと思える。
だからこそ、舞台の前後についても思いを巡らせたくなる感じです。


さて、そんなわけで田舎に預けられた平くんが、サバ缶工場で働かされることになり、そこで萌乃ちゃん演じるリサちゃん、鈴木朝代ちゃん演じる志乃ちゃん(豆柴っぽい)、岡田一博さん演じる明幸くん(リーマンっぽいw)たちに出会うわけですが…
飲みに行くもスナックに入ってしまい大人たちにあっさり見つかったり、平くんが煙草をすすめてたり…
みんな、高校生に見えてくる。若い!(とはいえ私には上記のような思い出はありません!が!w)
最初何回か見た時、平くんは、個人的にはあまり内面的には成長してないように感じたんですが、そうじゃないなぁ。
とくに、バイトをして自分で稼ぐということを初めて知った、のは大きかったろうなぁ、と。
煙草吸うわお酒飲むわ敬語も最初はちゃんと使えないわチャラそうだわで生意気なところもあるけれど、自分で稼いだことに対してなんだかちょっと嬉しそうだったり、工場のバイト終わりにはちゃんと丁寧なお辞儀をして挨拶してたり、どうも憎めないキャラです。
工場の皆さんも魅力的。桑原さん演じる勝子さんのキャラ、何度見ても笑ってしまう。
萌乃ちゃんの顎やほっぺ触ったり、フリサトさんをいじったり、面白いです。エンターテイナー。
ハピネス3兄弟…うだつが上がらない和幸お兄ちゃんに、お見合いで結婚を控えているのに全然ときめかないどころかテンション落ちてく美幸お姉ちゃんに、1番下の明幸くん…もかなり愛しいw


そんなこんなで、話が進むうちに、美幸さんは結局色々あって結婚を止め、勝子さんが片方の目を隠している理由も明らかになり、怜央さんは甚平さんが平くんの父親だと勘違いして甚平さんと平くんの母親が一緒に写っている写真を机に置き…でクライマックスに。
ここで、ひとつ考えること。
志乃ちゃんは平くんが好き、平くんは(どうやら)リサちゃんが好き、じゃあ、リサちゃんは…?
志乃ちゃんはリサちゃんも平くんを好きだと思っていたし、そして平くんも志乃ちゃんとリサちゃんの会話を聞いて期待してたかもしれない…のだけど、実際は。


舞台の上手では甚平さんと平くんのシーン、下手では志乃ちゃんとリサちゃんのシーン。
どっちからも目が離せませんが、!??!??となるのは(というかなるような流れにされているのは)、リサちゃんが志乃ちゃんにキスするところ、かな、やっぱり。
初めて見た時にもなんとなく最初のほうからうっすらとは気付いてたんですが、リサちゃんが好きだったのは親友の志乃ちゃんだった、と。
この2人のシーンと、そして上手での甚平さんと平くんの激しい取っ組み合い倒し合いとで、凄く熱溢れる状態になって、毎回毎回このシーンではハッと息が止まりそうになったものでした。
ごちゃごちゃでカオスな感じなのですけど、ええい!叫びたい!私も飛び跳ねたい!という気持ちにさせられました。


アイロニーのほうは1回しか見ることができませんでしたが、個人的には『虎の肉球は消音機』が1番好きです。
不気味で、でもリアル。
ショッキングに出演してる鈴木さんもセーラー服姿でちらっと登場してる。
『炎上する君』も笑ったー!
岡田さん、ショッキングとはまた全く違う雰囲気で、男前。


そんなわけで、ショッキングとアイロニーの両方観劇できて良かったです。
KAKUTA、内容も素晴らしかったですが、とにかく皆さんあったかくて…
次の公演も楽しみです!