先程、何気なく、ケーブルテレビを見ていたら、

「マイケル・ジョーダン」の映像が流れていた。


しばらく見ていたら、

NBA92/93シーズンのファイナル第3戦だと分かった。

過去の名勝負集として1試合フルに放映していたのだ。



トリプルオーバータイムの熱戦を見ながら、

当時を思い出した。



スリーピート(三連覇)を果たした

当時のブルズは正に絶頂期。

ジョーダン以外にもピッペン以下、

凄いメンバーが揃っていた。



TVを見れば必ず期待通りの極上の

エンターテインメントを見ることができた。


そして、その強さが、

あたりまえに感じるようになったころ、

突然、ジョーダンが(最初の)引退。


その後ブルズはメンバーを若干入替え、

再度優勝を果たすも、私が個人的に

思い入れがあったのはスリーピートのブルズ。

ジョーダンの2度目の引退後は、

跡形も無い別のチームになり、

表舞台から消えてしまった。



どんなに憎たらしい程、強かろうと、

いくら多くの人達から愛されようと、

永遠に続くチームなどない。



その時は、

「もしかしたら、このままずっと続くんじゃないか。」

なんて気がしても。


スリーピートのブルズも、

1978年のヤンキースも、

マラドーナがいたナポリも、

オランダトリオのミランも、

クライフ監督のバルセロナも。



メンバーが去って、

その時代が終わってから気付く。

もう見ることはできないんだな、と。




同じチームでも、思い入れは人それぞれ。


「あの年の、あのメンバーが最高だった。」

「あの年の、あの逆転勝ちは忘れられない。」
「あの頃のユニフォームが一番カッコよかった。」


永遠に続くチームなど無い。


メンバーも、取り巻く環境も、必ず変わる。

ただ、人々の記憶には残る。


それが、思い入れ。


メンバーや、環境や、

フロントや、オーナーが変わっても、

チームは生き続ける。

そしてファン(サポーター)は、

愛するチームを変えることは無い。


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と、感傷に浸っている場合では無い。

マジで。