ATU、MFJ-994BRTを使って実際にQSOしてみました。

設置状況

見にくいですが、このように設置しています。


導線は4線です。
ローバンド用にロングワイヤー化できるようギボシで取り外しできるようにしてあります。

ATU


先端はかなり、しなっています。エレメントが曲がってしまわないか、ちょっと不安ですが、このエレメント長が試した中で一番良いので、これで頑張って貰います。。。

しなる


JT1DA   24M   RTTY  
JA2RL/2  7M   RTTY  
WL7BDO  21M   RTTY
UN1L    21M   PSK
OH6GAZ  21M   PSK
T88XG   24M   RTTY


いろいろチェックしつつの交信でしたので見苦しいプリントになっていたかも知れませんが、ようやく安定して使えるレベルになってきたようです。


まともな交信に至るまで、最も苦しんだのはBiasTee周りの回りこみの酷さでした。
ケーブルの配置を見るからに、これは絶対、回り込むであろうと思ってはいましたが、想像を絶する状況であったため、ちょっとビビリました。

バイアスティー

控えめにコアをはめた状態では傍に置いてあるスピーカーはウンウン言うはパソコンは制御不能になるは、ほとんどお化け屋敷のような状況でした。ケーブルルートを変えたり、ケーブルを抜き差しするうちに、結局BiasTeeのDCケーブルに乗ってしまうコモンモードが諸悪の根源であろうと判断できたので徹底的にパッチンコアで押さえ込みました。これでコモンモードループからは解放され、出力もすっきり上がるようになりました。

当たり前の事ですが、ATUはアンテナを換える事無くQSYできるので便利です。アパマンのベランダアンテナでは送受ともたかが知れているので、軽快にいろいろなバンドに顔を出せる方が効率の良い交信が望めます。そういう意味で、ATUを使ったアンテナというのは、やはりアパマンハムにとって試してみる価値のあるものだと思います。