ぜいたくな気分で美しい毎日を!・・・ヴェーネレ美容法
(写真はイメージです)


フランスの合気道人口は

世界一。

日本は3位です。


フランス滞在中、

合気道クラブにいて、

何度その名を聞いただろう。


阿部正


1927(昭和2)年頃

~1984(昭和59)年11月23日。

1942年頃合気道を始める。


戦時中、岩間道場に内弟子として入門。

1952年に渡仏、

ソルボンヌ大学で法律を学ぶと共に

合気道を教えた。


以後数年間滞仏し、

フランスにおける合気道の

先駆者の1人となる。


氏の何百枚にわたる技写真は、

1950年代後期、

ジョン・ザン執筆の

フランス語の本(3冊)に掲載された。

1984年11月23日、日本にて死去 。


合気道の快男児と称される反面で

"無頼"の一言の元に

黙殺されてきた

毀誉褒貶な合気道家、

阿部正の逸話を

紹介しようと思います。

17,8歳の頃。

阿部は日々をケンカに明け暮れる

乱暴な青年でした。


両親はほとほと困り果て、

阿部を良師につけて

教育してもらうべく、

合気道開祖の植芝盛平に

阿部を入門させました。


植芝は自分が直接

指導するまでもないとし、

子息の植芝吉祥丸に

阿部の指導を一任しました。


阿部は吉祥丸に対して

敵意をむき出しにしていました。


そして二人はとりあえず

立ち会うことになったのです。


柔道の心得があった阿部は

組み付こうとしましたが、

相手は体を転換したり

手刀で阿部の腕を振りはらって、

次々と技を決めていきました。


スタミナや受け身に自信のある阿部も、

投げる角度や固める位置によって

いかようにも変化する

合気道の関節技は防ぎようがなく、

「参りました・・・・・」

と遂に根を上げ、

道場の畳にへばってしまい、

息も絶え絶えながらに問いかけました。

「僕も強くなれるでしょうか?」

吉祥丸は薄く笑うと、

阿部に手をさしのべて

立たせてやりました。

当時、地獄道場と呼ばれていた

植芝の道場において、

阿部は"稽古の虫"や

"修行者の誉れ"と

称されるほどに鍛錬を積み

合気道を習得していきました。


終戦後、日本文化として

合気道を世界に知らしめるべく、

昭和27年、阿部は単身、

ヨーロッパに旅立ちました。

そしてパリにおいて、

阿部は有段者のフランス人柔道家と

立ち会っています。


既に柔道は

ヨーロッパに知られていました。


フランス人の方から

阿部の襟を掴みに来ました。


が、次の瞬間には

大きな音と共に

男はしゃがみこんでしまいました。


阿部は右手をフランス人の右手に

柔らかく添えている以外は、

元の場所に立っているだけでした。


右手の激痛にフランス人は

思わず悲鳴を上げました。


阿部はニヤリと笑い、

手を離しつつつぶやきました。
「柔道三段が泣くぜ」

フランスのプロレスラーを

投げ飛ばした事もある阿部は、

そのプロレスラーの紹介で

フランス陸軍の教官達に

稽古をつけることになりました


といっても当初は教官達は

稽古をする気は無かったようで、

阿部に対してファイティングポーズを取り

ケンカを仕掛けてきました。
(フン、何をいまさら・・・・)

阿部は別段あわてる様子もなく、

相手の教官をジリジリと

体育館の壁に追いつめていきます。


相手は気合いと共に、

唸るように速い

右ストレートを放ってきました。


阿部は体を半歩だけ後方にさばくと、

左の手刀で相手のパンチを

スゥっと受けました。


次の瞬間、相手は

阿部が左手首に打ち込んだ手刀を軸に、

大きく弧を描いて

吹っ飛んでいきました。

一種の呼吸投げでしたが、

受け身を知らないボクサーには

一瞬でカタがつきました。

阿部はその後、

ボクサー・レスラー・サンボ、

変わったところでは

フェンシングの使い手と立ち会い、

ことごとくうち負かしたといいます。


その阿部の実力もあり、

合気道は急速にヨーロッパに

浸透していったのでした。


何せ強かったようです。

力道山の用心棒もつとめ、

あるヤクザの親分をして

「あんなおそろしい男とは

関わりたくない」といわしめたそうです。


マルティニックから来た黒人も

阿部の名を挙げていました。

カリブ海まで行ったんですね



 
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