今日は、ユーチューブの公式baduk TVから、2013 / 10 / 08 の対局を見てました。
http://youtu.be/wrHGdYmcbHk?t=2h52m5s

 2時間 52分頃、黒のイ・セドル九段が何気ない普通に見える「ハネ出し」を打つのですが、よくよく後の展開を見てみると実に ( 白にとって ) 厄介なハネ出しで、白は挽回の手が浮かばず、かなり困った事になった様です。( コウの展開になりました。 ) これも、上辺、右辺、左辺の黒の中側が厚いゆえに成立する手なのかも知れません。

 ふと思うに、他のセドル九段の碁でも、中盤頃の ハネ出しから二子に立ってみるとか逃げ出してみるとか、ハネ出しから確実に勝ちきる碁が多い様な気がします。

 ちなみに、井山九段の場合は「キリ」が決まる事が多い気がします。師匠の石井九段のそのまた師匠である、細川九段の影響もあるのでしょうか。ちなみに、細川千仞 ( ほそかわ・ちひろ ) 九段は、「碁は断にあり」「コウの細川」として乱戦の雄として知られていました。





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