東京都内にも、こんな風景が残っています。
これは、東京都日野市にある東光寺ダイコンの干し風景。
100年も前から種をつないで育てている東光寺ダイコンを
今もこのように沢庵の加工用に1本ずつ編み、干しているのです。
私も体験させていただきました。
親切丁寧な教えのおかげで、楽しく編むことはできましたが、
10本前後のダイコンを束ねたものを持ち上げるのは、とても重労働。
熟練の仕事とはいえ、ご夫妻二人での作業は大変なことです。
もちろん、畑での収穫作業も重労働。
今年は1日に500本ものダイコンを5回に分けて収穫するとのこと。
生産者の奥住さんの額の汗が印象的でした。
スラリと長いこのダイコンは形が美しいだけでなく
緻密な果肉と干すことでぐっと甘くなる味わいがとても美味しい。
1月半ばすぎからは、こちらの直売所でも漬物の販売があるそう!
運がよければ、出会えるかもしれません。
そんな貴重な干し大根をいただきました。
早速、我家では揚げダイコンに!
お出汁で煮込んだダイコンに片栗粉をつけてカラリと揚げました。
お箸を入れるとジュワッとダイコンの甘い煮汁がしみだします。
おいしいダイコンだからこそ!の一品です。
さらにいただきものの三河島菜で
干しエビと煮びたしに。
大蔵ダイコンはきのこ一緒にお鍋に
おなかも、気持ちもほっこり温まる夜でした。