占星術というものを、
単に雑誌や新聞などの星占いと理解している方には分からないと思うけれども、
人生を歩んでいく上で非常に有用なものであることは間違いない。
大海を独りで行くようなものが人生だとしたら、占星術は海図となる。
それを手にして活用できれば、例え困難な道を行くとしても覚悟ができる。

私は自分自身と自分の人生について、占星術の説明がなければ
きっと耐えることは出来なかったであろう経験をした。
現在でも、耐え難き苦痛を胸に抱いているけれども、
これを乗り越える力を星は与えてくれるということに疑いが無いからこそ、
なんとか人生の航海を続ける気になれているというものだ。
占星術によって助けられていると感じている。
私が信頼している占星術家に鑑定をお願いしたところ、次のような説明がなされた。

以下、鑑定結果 抜粋引用
「サヨコさんは相当に厄介な運勢の持ち主です。 
まあ、厄介というと悪い印象しかありませんが、ハードな人生だろうなというのは、
出生図を見たらすぐに想像できます。 
主に四つの部分から、それは感じ取れます。 
①太陽と水星が合。それが冥王星と厳しいハードアスペクト。 
②太陽と水星の合が、木星と海王星の合とハードアスペクト。 
③月が火星と厳しいハードアスペクト。
④土星が木星と海王星の合とハードアスペクト。  

太陽と冥王星のシビアなスクエアでは、この冥王星の破壊と創造ということが、
あなたの運勢には強く関わってきます。 
性格に出れば、それこそ犯罪的に傾くケースもあるでしょうし、
そうでなければ人生に幾度か、完全にリセット、刷新が生じます。 

また、太陽と海王星のハードアスペクトが4ハウスに絡んで発生するというのは、
「家を消す」という意味合いも含んでいます。 
二度目の結婚については、私は絶対にやめておいたら? 
といったに違いないようなアスペクトで結婚が生じています。 
海王星は物事の解消に働く星で、
これで結婚して人生の最後まで添い遂げることができたら、かなり奇跡的です。
 その後の進行運の中では、土星の影響などもあり、
経済的にも厳しいものだったのでしょう。 
よく2011年まで続いたと思います。 
個人的にはもっと早くに終わってもおかしくないものに思えます。  

④の土星と、木星と海王星のハードアスペクトですが、
これは10ハウスと4ハウスで生じています。 
家庭環境や社会生活上、非常にハードなアスペクトです。 
これは簡単にはうまく行かないぞ、という表示なのですが、
ある意味、有効利用もしやすいものです。 
じつは10ハウスの土星の人というのは、野心的に上り詰めようとする人も多く存在します。
またそこまで行かなくても、社会の中である種の責任を負って生きることになります。 
ほとんどの場合、この責任とは仕事です。 
努力し、忍耐を積み重ねれば積み重ねるほど、この土星は輝きを増し、
思いもかけない高見へ連れて行ってくれる可能性があります。  
この土星はヴィーガン料理にも関わっていて、日本的なイメージだと精進料理なども、
この土星が関わってきます。 
つまり縁のないようなことはしていないということなのです。 
やるべきことをやっている。

あなたにとって子供は木星なのですが、この木星も海王星と合で、
じつは家庭や子供についても、すべて海王星の持つ
「解消」という効果にさらされ続けているわけです。 お子さんと別れたのもこのためです。 
 家庭の座にある海王星は、あなた自身である太陽ともハードアスペクトを持っており、
「自分がわからない」という人の多くは、この海王星や魚座の影響を強く持っています。 
それが家庭に結びついているのですから、あなたご自身の生まれ育った家庭に、
この根源があると思われます。 
この海王星のコンディションを見れば、普通の平穏な家ではなかったろうな、
ということは最低限指摘できます。 
あなたの中にある家庭、家族、この喪失感というのか、「無」の海王星の影が、
あなたの性格にも人生観にも、そして結婚後に解消されていく家族にも、
すべて影響を及ぼしているはずです。 
 報われぬ努力というのも、結局、海王星が物事の成果を「消して」しまうから。

しかし、海王星は悪いやつではありません。
あまりにも広すぎて、あまりにも受け入れすぎるので、
ぐちゃぐちゃになってわけがわからなくなるだけ。 
実際には無になるのではなく、本当は消えてなどいない。 
形を変えて、そこに存在している。
あなたの中にも。
このようにご自分の生まれ育った家庭や、
これまで解消されてきたかのように思われる
家族との関係を捉え直してみてください。

あなたは運勢的に幾度も人間関係や仕事を、
破壊されては再構築してこなければならないような、魂の計画を持っていました。
これはかならず必要なプロセスで、避けては通れなかったと思われます。 
そう思えば、あなたは必要な経験を十分に通過してこられています。 ご立派です。 
とくにこれだけのものが表示され得る生まれの家庭。 
これをご自分で選んでおられる。親は必ず自分が選びますから。  
だとすれば、意味もなくそれは選ばれたのでしょうか? 違うはずです。
 この喪失や解消を通じてしか得られない体験があり、
それがあなたに大事なものを気づかせてくれたり、あなた自身を成長させるからこそ、
このような計画になっているはずです。 
それを示唆するのが、あなたのホロスコープで唯一、
ハードアスペクトを持たない金星です。
あなたの金星と天王星のソフトアスペクトでは、
自分の才能を生かした収入、職を持つことが多く、
創意工夫ということにたけています。 
そればかりではなく、型にはまらない変わった形での恋愛、
刺激を求める恋愛傾向が強まります。
 月のノードは前世的な因縁も示す星ですが、
どうも今回の人生でのあなたの愛情に関する動きは、
前世に起因する何かの解消や整理といったことにつながっているのかも知れません。  
金星はグランド・トラインの中で強く輝いています。 愛情の星です。 

                           引用終わり


以上の鑑定を受けて、残酷な宣告と捉える気持ちと
本当の事を知ることで救われた安堵の気持ちが交差していたけれど、
これにより人生に対して覚悟ができてからは、救われているという感謝の気持ちしかない。
私の人生で起きる出来事は、極端な表現をもつ破壊と再生の繰り返しで、
そのことは太陽と冥王星のスクエアというもので理解している。
形あるものを創る努力を促されながら、その形が足元から崩れていくのだという。
これは相当ヘビーなわけだけど、これを体験するために生まれてきたことを思い出せば、
深いところから不思議な力が湧いてくる。

目の前で展開する一切は幻。
諸行無常。

この三次元世界にだけ存在しているのではないのだから、
胸の中に常に情熱を燃やしておくことを絶やさずにいよう。
宇宙の完璧さに一切の疑いをもたず、
一瞬に生ききることができれば、苦痛は消え失せる。
それができるようになるのが、目下の目標なんだ。