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1バンド目は、
オーストラリアの「HIATUS KAIYOTE 」
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これは初めて聞いたけど、超おすすめ。
なんかおいしいところ全部乗せというか、
ゲーム音・フレーズ(マリオ?)を入れたりで会場大笑いが沸いたり、
それ以外でもいろんなジャンルのさまざまなテイストのおいしいところ
面白いところばかりを集めてぎゅっと曲に固めた感じの
全く新しいスタイルではないでしょうか。
JAZZ界もごたぶに漏れず商業主義にはしってるとしても
まさに、なんでもアリな、このバンドは面白い。
最後の方でもまたシンセがゲーム風の音だして、
ちょっとモジュレーション利かせすぎな感じの部分ありましたが。
CD買おうかと思うほど楽しかったです。
技量もすごい。
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2バンド目が、
パットメセニー with BLUE NOTE AL-STAR TOKYO JAZZ ORCHESTRA
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一曲目、大好きな「Have You Heard」でいきなり始まりました!
VIDEO ;
前も書きましたが、昔テレ東深夜の日立サウンドブレイクというのでこれ見て
さび付いた私の耳に突き刺さりまくり、鳥肌がカナリ久っ々に走った曲。
もろジャズというよりフュージョンよりでしょうか。(メセニー自体?)
が、今日の演奏は緊張か、主題メロディーの弾きはじめを一小節くらい早くはじめちゃってた気がします。アララ
そのせいか、ちょっと序盤は集中力が今一つに聞こえましたが、
そして最も好きな曲
「First circle」 (Pat Metheny Group - First circle -live in japan )
(↑この演奏の日、五反田ユーポートのその場に私居たんです!!!)
のっけの11拍子のハンドクラップから始まるこの曲は、
何年か前、五反田ユーポートで初めて聞いた時は、この世の天国を感じさてくれた当方の聞いた中かで唯一の曲。
人が求めるべき理想郷のようで、あまりにも幸せな世界でした。
但し、今回はスキャットボーカルが居なく、
ブルーノートジャパンのブラス隊がボーカルパートなどを担当。。。
そして面白い試みがありました。
ドイツ政府から功労賞か何かが与えられ、
脳梗塞かで今は演奏できなくなったベーシスト、
エバーハルト・ウェーバーの
”演奏ビデオとの生コラボ” が本当に素晴らしかった!!!
この人天才的で素晴らしいメロディーメーカーというか
新しい音楽性 を作る人ですね。
すごく悲しい世界観などや情感たっぷりのSF映画の音楽にしたいような
場面があちこちにありました。
この曲だけの為にでもBLU-RAYでたら買わなければ!
ここで苦言。
私は子供のころジャズを分刈りませんでした。(オイ
分からないから否定していたんですが(愚か者め!)
そんな私にジャズのスイングを教えてくれたのは、
なんと、美空ひばりさんです。
本当です。
(民謡好きの子供だった当方が嫌いだった演歌のいり口もひばりさんでした)
ひばりさんがジャズナンバー歌ってたのを聞いて、
初めてスイングというのの意味が分かったんです。
(そんな気がしたんです)
私の理解での”スウィング”とは、
例えば昔の地下鉄丸の内線電車の横の波のように交差する曲線あるでしょ?
あれみたいに、
音量が曲のリズムに合わせて波打つように減衰(エンベロープ)する様をイメージします。
スーッワッ、スーッワッって感じ。
それが今日のブラスセクションは出来てるように聞こえなかった。
スイングしてなかった感じがします。
でミストーンが多かった。
但し、メセニーとの競演なら無理もないのかもですね。
しかし!
アンコール二つ前の曲での
ブラス陣が、あれこれ別々のフレーズを、組織的に組み合わせてたところはマジ凄かった!圧巻でした。
何はともあれ、
やっぱメセニーは良いです。
フレーズを優しく置きに行っているところとか、
(お笑いでいう無難な選択とかでなく、お絵かきのキャンバスに色を筆で、ポン、ポンっと置いていく感じと申しましょうか・・・)
そして彼のソロフレーズは手癖的フレーズが多いのだけれど
今回はまた進化している感じがしました。
もう、歯ブラシギターは弾かないでしょうかね。
(唯見たいだけ)
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3バンド目が、
ロバートグラスパートリオ
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発想が極めて自由で生み出される音楽性が実に多彩。
それを可能にしてる技術も凄い。
ある場面で曲のベースのリズムとは別個に、短いサイクルの別の拍子で且つ倍速いいや4倍速的スピードで
フレーズを繰り返すあたり超絶でした。
因みに外人ミュージシャン全般にいえる事だけど、みなさん日本語の発音がやたら良いよね。
そう、耳がいいからでしょうけど。
笑いを取って客との距離を縮めてました。
ドラムさんが
後乗り な感じの人が多いです。この人も多分それでしょうか。
で、ここになんとメセニーが参加しました!!!!!
やっぱ好きです、メセニーのブラス系のギタシンの音!
なんか、ちょっと熱い空気感、疲労感があって、都会的で退廃的というか、
鳥かイルカかクジラなどのような動物の鳴き声的装飾音を時たま出すし、
良いです。
(私もギターシンセ二台も持っているのに、
もう何年も弾いてない。。。)
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4バンド目が、
インコダニート
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ポップでオーソドックスさをちゃんと残し
それぞれの技量が極めて高く、素晴らし演奏でした!
のはわかるのですが、
当方的には体力的に既にお腹いっぱいで。。。
ギターレジェンド、ジェフベックをひたすら待つって状態でした。
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トリが
ジェフベック
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一ヶ月くらい前のTV宣伝で、このメセニーがベックと来日ライブスルフェスを知り、
その際は、行こうか迷っている状態でした。
しかし今日の一週間以内くらいでしょうか、映画「セッション」を見て、
その後日にネット見てたら、たまたまチケットぴあでこのライブの販売バナーがあり、
やはり行かねば!っと、チケット即購入したんですが、
座りのA席買えて(今日のは野外です)、
あれ?とはよぎったんですが、
会場着いたらPA卓真横のD5でした!
そのPA前のステージ真正面奥のD4の席のブロックがほとんど空席で、
そのエリアを販売する筋に何かあったのか?立ち見で芝生に座っている人多数なのに。。。
どの程度宣伝してたんでしょう。
チケットの売り方、配分って難しいのでしょうね。
その空席はステージの演者たちからも目立って見えたと思います。
だからでしょうか、
ベックはやる気なさそうに、演奏に集中力がなかったです。
しかし!!
なななんと、
ギターベースドラムの3ピースなのに、
ビートルズのオーケストラと録音技術(当時4トラ)を駆使した歴史的曲
「A DAY IN THE LIFE」 をやったんです!
ギターの3ピースで、こんな曲できるのか?
え?
と当然過ります。
ボーカルパートをベックがギターで弾いてたりするのですが、
あの、オーケストラがぐわー~~~~っと押し寄せるようなところとか
オケだからできる世界を
ベックはギターで見事に表現して見せました!
驚いた。
ちなみのPAで気になったことが何箇所かありました。
最初のバンドのとき、
ベースの音の中でひとつの音程だけ、
ぶーんと音がステージとかが共振しているよう
その音程で塗りつぶされる感じに必ずなりました。
これってPAがハウリングの次にもっとも避けることでしょう。
なぜあのままでやったのか。オレンジのステージの方です。
さもそもこのステージこのバンドのベースラインがもこもこで殆どフレーズ聞き取れない感じでした。
これって演者が意図した音でしょうか。
青いステージでは、いくつも気になるところがありました。
メセニーの演奏では、全体の音のバランスがなんか一体感がない。
ブラスセクションが大きすぎたりとか。
で、まさかジャズのステージでラインでなく、トランスミッターなんぞ使わないと思いますが、
トランスミッター(無線電波で音を楽器からPAまで届ける類です)の電池切れ気味のときにでる
ざざざっというノイズが二度くらいありました。
あれなんだろう?ほかのお客さんもPAの方そのとき見てましたし。
あと、
ロバートグラスパートリオのときのピアノが薄っぺらい。
木の香りがするほどにしてほしいとは申しませんが、
せっかくのトリオなのに、もしかして大構成のメセニーのときと同じ設定のままだったんでしょうか。
トリオのピアノなんだから、もっとふくよかな音つまり中低音を拾って客に届けないと
と思いました。
話し戻しまして、ジェフ・ベック。
以前の10CCほどの現役バリバリって感じではなかったかもですが、
ア デイ イン ザ ライフとは、凄い試みです。
親指奏法健在!
流石はギターレジェンド、ジェフ・ベック。
不機嫌のまま日本を離れてほしくないし、この凄い挑戦を見事に表現した
ベックに快く帰って欲しい。っと精一杯の拍手、声援を送りました。
大阪でもがんばってね。
(長く取りとめのない散文ご容赦のほど。m(_ _)m)
うぉっと!
ジェフ・ベックはベジタリアンで有名です!!