今夜の絵本読み聞かせ♪ | 羊毛フェルトの物語 ☆ベガのひつじ☆

羊毛フェルトの物語 ☆ベガのひつじ☆

羊毛フェルト作品、編み物♪

またまた久しぶりになってしまいましたが..

これはわたしが読みたかった絵本音譜
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「鹿おどりのはじまり」
宮沢賢治さく
たかし たかこ絵
偕成社

図書館から借りた絵本です。

私のふるさと、岩手の宮沢賢治の作品で、

岩手の人なら知らない人は無い、

ししおどりの由来を書いてあるはなしです。

じつは、わたしも由来をあまり知らなかったのですが、

宮沢賢治なりの考えや世界観が現れてる作品だなぁと思いました。

岩手の方言で書かれてあるこの話しは、

息子にはすこし難しかったのか、

途中で寝てしまいました(笑)

でも、わたしは最後まで読みましたよ。

ある青年が怪我をしたので、

湯治に出かける時に、粟のだんごを持って出かけて行き、

途中食べますが、あまり食べられなかったので、

鹿にでも..

と、すすきの野原に置いて行きます。

しばらく行ってから、

手ぬぐいを忘れたことを思い出した青年は取りに戻りますが、

そこには数匹の鹿が。

しばらく見てると、

鹿たちの話し声が聞こえ..

鹿たちは、青年が忘れた手ぬぐいの方を、だんごより気にしてる様子..

その会話が、みな岩手の言葉で、

通訳入り..確かに私でも読むのに苦労した箇所が何箇所かありました。

そのあたりで、息子は寝てました(笑)

鹿たちは手ぬぐいが生き物かどうか探りながら、

段々近づき..

しまいには、ナメクジが死んだものと勘違い(笑)

そしてホッとした鹿たちは、だんごをみんなで分けて食べ出します。

しばらくしたらお日様は沈みだし..

そのお日様にお辞儀をしながら、

鹿たちは、喜びや感謝の踊りを..


それは、風から聞いた話だと.

まさに賢治らしい終わり方だなぁとおもいました..

鹿踊の衣装はちょっと特徴があり、

鹿の角はかなり長く、

頭を下げる度に、地面に着くくらいです。

私の小学校の時のダンスの先生が、

それを舞台で踊られたことがあり、

何とも神秘的な踊りに見入りました。

鹿が飛びながら喜んでる様を表した郷土の踊り..


きっといまでも、

どこかで踊られてることでしょう..



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