干潟観察日記080701 | ストーン磐座

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今日は干潮が早めの時間帯だったので、今年初カヤックで島を半周した。
日曜日には旧與島地区の合同競技大会があって、アララトはソフトボールで出場した。
旧與島村は坂出市に属する塩飽諸島の沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島の5島で構成されていたが、現在は沙弥島、瀬居島が四国本土と陸続きになっている。
参加者の主体となるオジサン達はまだ島だった時の雰囲気を色濃く残しているが、いかんせん高齢化が進んで往時の元気は無い。
一頃は漁師の数が圧倒的に多く、底引き網漁も始まったばかりで、一晩に100万の水揚げなどという話がザラにあってやたら漁師が元気だった。
最近は地元の企業に勤める人が増えたので、サラリーマン特有の雰囲気が主流を占めている。
試合中はあいにくの雨模様で体を冷やした上に、打ち上げでビールを散々飲んで酔っ払ってしまった。
その日は早めにダウンしたが、褌一丁で窓を開けっ放して寝ていたようで、夏風邪をひいてしまった。
暑いのにブルブル震えながら(もちろん筋肉痛も)、昨日1日ダウンしてようやく今日回復したのである。
手製の、のぞき眼鏡と法螺貝を持って勇んで出かけたが、大雨の影響で透明度が悪く、観察を断念してプチツーリングに予定変更した。
島は埋め立てられているので、全周の6割くらいの距離だが、最後のコーナーで激流に揉まれた。
流れがかなり速かったのでそこから先は断念したが、このポイントは波がホッピングしてえらく楽しい。
しばらく三角波で遊んだ後、法螺貝を一吹きすると爽快そのもの。
海面すれすれで吹く音は、ほとんど波と同じ波長だ。
途中の潮目で根のついたアマモを拾ったので、持って帰って移植することにした。
移植場所は4ブロックに区切った内で、定床の見られなかったDブロックの北端にした。
http://www10.ocn.ne.jp/~veeten//slo/amamo/kansatu.htm
恒例の定点観測は時間的に無理だったので明日以降のタイミングで行うことにする。
カヤックを着岸しようとしたら、漂着しているホソジュズモの間からかすかに揺れるコアマモの新しい群生(2平米ほど)を発見した。
そんなに広くない干潟だが毎回新しい発見があるのが面白い!
ふと見るとかなり繁殖しているアマモの横で、しゃかりきに岩虫を掘っているおじさんがいた。
アマモだけは掘らないでね~、とお願いをする。
里海はパブリックな場である所が、むずかしいところである。

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amamo1

amamo2

amamo3

写真定植した流れアマモ2株、かすかに水中でゆれるコアマモ、間一髪だったアマモの群生(これは自然定床したもの)