磐座、くらくら、クラクラ、クララ~ | ストーン磐座

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磐座、褌、天然石笛(磐笛、岩笛、いわぶえ)販売、海上タクシー

7/9(日)
朝10時に吉備の吉彦さんと駅で落ち合う。
今日は一日磐座巡りにお付き合い下さる事になった。
吉彦さんとは今回が二度目、前回は小林美元先生がまだご存命の時に講演会に誘っていただいたことがあり一晩お世話になった。
まず最初は金光町にある磐岩(いわむら)神社の磐座、本殿裏山に累々と巨石群が点在するシンプルな佇まい。
実家が金光教の分教会だったので金光町は小さい時から何度も通っているが一番最初の磐座が金光町だったというのも面白い。
吉彦さんにお任せコースで特に場所の指定はしていなかったけれど、一度は行きたいと思っていた磐座だった。
コンビニでお弁当とビールを買って次の磐座地蔵岩へ、星と太陽の会の佐藤光範氏が岡山で一番大きいと言われた磐座だ。
とにかくでかいとしか言い様の無い火成岩系流紋岩の露出岩盤だ、お参りの後岩のすぐ下の休憩所で昼食を頂きながらビールをひかっける。
色々と話をしながら、石好き同士でいい時間を過した。
地蔵岩から下る道の途中にある清流で見事に2人で引っかかった、褌一丁になってプチ禊。
湿気でべとべとになっていた体がきゅっと引き締まって気持ち良い。
次の目的地は「水の精霊」に出てくる美星町の竜王山とその麓にある国司神社、吉彦さんCOCOさんから話を聞いていたそうでわざわざコースに入れていただいた様だ。
頂上部には忠魂塔があるだけで聖跡らしいものは見受けられなかったが、雲が無ければ剣山と瓶ケ森が見えたのかもしれない。
続いては日差山毘沙門の磐座だ、日差山の地名からも何かを感じさせるがこの山の近くは古代吉備の中心部分だけに遺跡が多い。
東には楯築遺跡と岩倉神社その先には吉備津神社と吉備の中山、北には建設当時は日本最大だったと考えられる有名な造山古墳がある。
頂上部に露出岩盤と巨石が点在していて岩盤には特徴ある杯状穴がうがたれていてかなりの祭祀スポットであったことをうかがわせる。
この辺りからいわゆる岩あたりしてきたのか頭がぐるんぐるんしてきた、さすがに一気にこれだけのクオリティーの磐座と禊を経験すると体にくる。
まあこんな機会はなかなかないのでフラフラしながらもさらに次の磐座へご案内いただいた。
日差山から東に見えた岩倉神社磐座だ、平地の田んぼのまん中に突如巨石群が出現している。
平地でこれだけの巨石があるというのも珍しい、すぐ近くにある楯築遺跡遺跡と共にミステリアスな磐座だ。
帰りはわざわざ吉備の中山を横断するコースを取っていただいたが吉備津神社を少し登った所でまたまた引っ掛かるお社が、、、吉彦さんが岩山宮ですと説明してくれた。
御神体が岩だということなのでご参拝して本日の予定を終了することになった。
その後吉彦さんのお家の近くの焼き鳥屋で御馳走になって部屋に帰って二次会。
ありとあらゆる話題が飛び出して夜が更けた。
刺激的な本がいくつかあったので珍しくメモをした。
磐座はできうれば地元の方に案内していただくのが一番だ、特に岡山は黒住秀夫氏以降連綿と続くフィールドワーク重視の古代史研究の系譜があってレベルが高い。
吉彦さん本当にお世話になりました、麻褌一丁オーダーしときますね。


jizou  hisasi
iwayama



写真左より地蔵岩、日差山の杯状穴、岩山宮