水が流れている | ストーン磐座

ストーン磐座

磐座、褌、天然石笛(磐笛、岩笛、いわぶえ)販売、海上タクシー

10/16

朝9:30過ぎ、立岩神社に参詣者が三々五々集まってきた。
今回の「天岩戸開元祭」 は阿波古事記研究会が主催したものだが立岩神社、上一ノ宮大粟神社の宮司 等による御神事とヒサ&マリさんの愛娘「愛」ちゃんの巫女舞、「えま&慧奏」 さんによる奉納演奏という企画だった。
徳島バスのツアー客も参拝に訪れ総勢80名ほどだが、参道は崖が崩れかかっているし遥拝所前は狭く手摺も無い。
無謀といえば無謀な企画だがプログラムは極めて滞り無く進行していった。
神事の始め修祓(しゅうばつ)の儀で慧奏さんのディジュリドゥ、かにちゃんの法螺貝、と供に石笛を奉納させていただいた。
最初の一音を入れた時「ぷっつん」という音が聞こえた。何かがが少し開いた様だ、それ以上でも以下でもないが今回は何故かそれで十分という様な感覚があったので短めに終わった。
磐座の前に僅かに平らな部分があって、そこで巫女舞と演奏が行われるという幻想的な光景だ。
何度見てもこの立岩 は素晴しい、高さ約20mほどの立岩が真中からパカーンと割れて圧倒的な迫力だ。
初めて見たたけし君もしばし唖然としている。
磐座の前には清らかな谷川が流れていて水の音が気持良い。
全てのプログラムが終わり散会となった後、人気の少ない何時もの磐座の雰囲気に戻った。
水の音に誘われる様に流れの方へと向かった。
ほぼ源流に近い流れは清らかで生命力に溢れている、手ですくって水を飲んだ。
うまい!、冷たい水が体一杯に広がった。対岸にも石組があるということなのでそのまましばらく上に上ると2体の巨石が姿を現した。
ぐるっと回り込むとサークル状の石組みとなっていて楽しい雰囲気だ。
これはひょっとして「カムザ」なのではなかろうかと思った。精霊達の遊び場とでもいおうか全く明るい雰囲気に包まれている。
石笛を取り出して音を入れると対岸の立岩に呼びかける様に谷間に音が渡って行った。
そんなこんなで時間が過ぎて、本来なら12:00に出発して香川稽古研究会 へと向かう予定だったが諦めて神山でゆっくりすることにした。
楽音落日に戻ってゆるゆるタイムである。
素敵な奉納演奏をしてくれた「えま&慧奏」さん達と初めて話して楽しい時を過す。
居候を越えたスーパー居候さくらちゃんと陽大君達が作ってくれたご飯をいただくとあっともう出発の時間だ、今日は法林寺の観月祭でさっちん達と演奏する予定になっているのだ。
名残を惜しみながら皆と別れて高松へと車を走らせる。法林寺に着いたのは開演直前の5:00、さっそく控え室でいる香川ジャンベクラブの三人と打合せしながら日本酒をグビリと入れる。
打合せといっても引出しにはなにも入っていないので全くのりだけの演奏となるのである。
当日インディアンフルートでジョイントする予定のERI さんを探すがまだ来ていない様だ(後でメールをいただいて道が判らず車でうろうろしていたそうです、あ~前回のヘンプギャザリングのAKIRA氏に続いてまた不手際ですERIさん御免なさい)。
国分寺太鼓の演奏の後いよいよ出演だ、最初に香川ジャンベクラブの皆さんがジャンベの説明をした後石笛を一吹きして演奏に突入、香川ジャンベクラブの皆さんは基本が出来てるので気分的に楽、適当な所で適当に叩いて15分の時間はあっというまに過ぎてしまった。
楽しい~!さっちんどうもありがとう、お疲れ様でした。
演奏が終ると名物の打ち込みうどんが振舞われる、このうどんがうまいのなんの、これぞ正調讃岐うどんの最もディープな部分なのである。
岩戸1

前から慧奏さん(ディジュ)、変者(石笛)、かにちゃん(法螺貝)

岩戸2

急な階段を渡る「愛ちゃん」上に巨岩がある