「睡眠負債」という言葉を最近耳にします。
「がんや認知症の原因にも? 睡眠負債を知っているか」
という記事からです。
http://diamond.jp/articles/-/134474
睡眠負債とは、睡眠不足により体に疲れが蓄積されることです。睡眠不足を負債(借金)に例えたものです。借金も積もればやがて返済不能になり自己破産します。
毎日、1時間ずつの睡眠不足が2週間続くと、2日間徹夜した時のように生産性が低下するそうです。さらに、がんや認知症の原因になるといいます。
アメリカのシンクタンク・ランド研究所は、「日本の睡眠不足による経済損失は15兆円(日本のGDPの2.9%)に上る」と発表しました。ちなみに、アメリカではGDPの2.3%、イギリス1.9%、ドイツ1.6%の損失。
睡眠不足により、眠気や集中力不足で、仕事上の能率低下、ミスも増えます。病欠や労働意欲の低下、そして死亡リスクなど。一定量を超えると、免疫細胞や代謝システムをの機能停止を生み、がん、認知症、糖尿病、脳梗塞といった深刻な健康破綻につながるといいます。
NHKの番組では、睡眠負債の簡単な測り方を紹介していました。「時間と明るさを気にせずに寝られる環境で眠ると、普段よりも何時間以上長く眠れるか?」を測定し、その差が2時間以上の場合には睡眠負債の疑いがあるといいます。
「寝だめ」や「短い昼寝」も睡眠負債の解消にはならないようです。寝つきをよくするための寝酒も、健康にはよくありません。睡眠不足は解消されても、睡眠負債は返済されないといいます。
「急がば回れ」で毎日1時間多めに睡眠をとることが重要だといいます。
瞑想は睡眠と比べても劣らない脳と体の休息をもたらし、ため込んでいる疲労を効果的に解消することが分かっています。
睡眠後の朝の瞑想の後は、睡眠後よりも頭がすっきりします。
ヨーガや呼吸法を行い肉体をほぐし酸素を十分に取り入れ、ガスを排出した後で、瞑想すれば一層効果的です。
睡眠負債を抱えていませんか?
このNHKのサイトでチェックできます。
http://www.nhk.or.jp/special/sleep/