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東日本大震災から4年、犠牲になられた方々のご冥福と被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。

東北地方の比では全くありませんが、我が家のある浦安市新浦安地区は液状化現象の被害を受けました。

当時表参道にあったオフィスから7時間かけて都内を抜け、深夜になって浦安市の旧市街地から埋め立て地の新浦安地区に入った途端に目の前の景色が一変。

液状化現象による地盤の陥没、隆起、水と砂の路面への湧き出しによりまともに歩けない状態で、イトーヨーカドーの周囲に1m以上の段差が出来たり、セヴンイレブンが半分地中に埋まったり、マンホールが人間の背ほどの高さに隆起するなどの影響が出ました。



断水が1週間、下水が使えるまで1ヶ月、ディズニーランドの営業再開に1ヶ月半かかるなど、普通の日常がいかにありがたいかを生まれて初めて思い知らされました。

今でも市内のあちこちで復旧工事が続いていて、復興には長い時間を要することを改めて感じています。


今日は東京都健康長寿医療センターに「切除不能膵癌に対する新薬STNM01の超音波内視鏡投与」の臨床研究の適応対象となるかどうかの病理検査の結果を聞きに行きました。


その結果、膵頭部膵臓線がんであることの確定診断が出ました。

これによって臨床研究の条件を満たしたのですが、倫理委員会に提出するための確認事項をチェックする段階になって「他の臨床試験に参加中の者、あるいは臨床研究期間中に参加予定のある者」という条項が出て来ました。

もちろん最初の受診の際に、担当医には昨年12月に東京医科大学病院でハイフ治療(HIFU 強力集束超音波治療)の臨床研究を受けたことを伝えていたのですが、2回目の治療が決まったことは間違い無くこの条項に抵触すると思いその旨を自己申告しました。

黙っていることも一瞬頭をよぎったのですが、いずれわかってしまうのではないかと心配するよりは気が楽だし、どちらの病院の臨床研究の効果測定も正しい判断が出来なくなってしまうので正直に話すことを選択しました。

ありがたいことに担当医は「ハイフ治療が終わったらいつでも相談に来て下さいね」と言って下さいました。

結果的にはハイフ治療の効果が期待出来なくなった時のオプション、選択肢を残すことが出来て良かったと思っています。

当面はアブラキサン治療、ハイフ治療、新たに受診する千葉大の和漢診療を頑張ろう♪

今日はジョージ・ハリスンが1979年にリリースしたシングル、Love Comes To Everyone(愛はすべての人に)。


イントロのギターはエリック・クラプトン、間奏のシンセサイザーはスティーヴ・ウィンウッドです。

被災地の方たちの心が少しでも早く癒されますように。

For you who it always seems blue
It all comes, it never rains
But it pours,
Still it only takes time . . .
'Til love comes to everyone.

いつも憂鬱に感じてしまうんだね
雨は優しくすべてを洗い清める
もう少し時間がかかるだけ
愛はすべてのひとにやって来る

George Harrison - Love Comes To Everyone


George Harrison/George Harrison