ブルベとはフランス語で「認定」
を意味します。
定められた距離に設定されたコース上を辿り、これまた定められたチェックポイント間をポイントの制限内に通過し、スタートからゴール迄のタイムリミット内に走りきれた事を認定してもらう自転車の催しです。



※ 入門コースは200Km

制限時間は13時間半。ロードバイクに乗り始めて100Km走れるようになったら、しっかりとした補給を行えればこのコースの征服は目に見えたも同じです。

※ 300kmはその先のステップへの基準点

制限時間は20時間。流石に夜間装備が重要になると同時にその先にある400km、600Kmブルベのペース配分を組み立てる上で大変重要な距離です。

※ 400kmでは仮眠をどう摂るか

制限時間は27時間。夜間装備はかなり重要。と同時に仮眠をどう摂るかが課題となって来ます。
人によっては400kmでは寝ないで走り切ってしまう人もいます。

※ 600kmでは夜間装備はかなり重要。そして確実に仮眠の計画が必要です。

600kmのブルベでは経験上、330Km前後で仮眠を摂るのが良いようです。
4時間の貯金があれば仮眠に3時間をあて、リフレッシュした上で夜明けまでに出来るだけ進む。
あとはマイペースで20Km/hをキープしながら着実に距離を消化していけばいい。

そして一番忘れてはならないのは運動と食事の関係。
運動前には固形の炭水化物をしっかり摂ります。これが徐々に消化されていくので腹持ちが良い。

運動中は血液が筋肉に栄養を運ぶために集中するので、消化器には血流が少なくなり、消化器は満足に働けない状態になっています。
ここで脂質やマーガリン、ショートニングなどの消化器に負担のかかる食材が含まれたものを摂取すると、胃腸は確実にやられてしまいます。

ジェルはその意味では消化器系には優しいのですが、エネルギーとしては持続しません。
ましてエナジー飲料ではもっと持続しません。

消化の良いものを効率よく摂れるように考えねばなりません。
私は塩分補給も兼ねてシンプルな塩オニギリやぶっかけうどんの類をメインに、間を補給食で補うようにしています。
走る距離が長ければ長いほどこれはとても重要になるのです。

GARMIN edge1030サイコンの場合、常時ナビをさせていてもモバイルバッテリーは10,000mAあれば40時間キープできる事が確認できました。

ライトは明るいほど安心できる訳ですが、自ずと携行できる性能には限りがあります。
600Kmブルベの場合本格的なナイトライドとなるので灯りは重要です。
理想は400lmで点灯させ続けられれば良いのですがVOLT1700でもバッテリーが持ちません。これに比べ暗めではありますが、200lmでも通常困る事はありません。

漆黒の闇の中では目線の先の確認にヘッドライトは無くてはなりません。
私は軽量化を兼ねて14500式電池仕様の超小型ライト(最大500lm)を使用し、予備電池を数本携行しています。

長距離をどう走るか、は人それぞれという事でしょうが、何かの参考になって貰えれば、と思います。