漁獲されても、ほとんどが養殖魚や釣りの餌に使われてきたツノナシオキアミの「素干し」が登場。東京・築地市場(中央区)でも取引されるようになり、食材としての需要増に期待が高まっている。
 同市場で素干しを扱う卸会社「第一水産」によると、取引するオキアミは宮城県産。同県石巻市の水産加工会社「三興」が今年、大型の乾燥機を導入し量産化を図ったことで、2月下旬から築地で卸売りされてきた。
 日量の取引は2~3トンほどで、卸値は1キロ当たり900円前後。以前から入荷しているオキアミの煮干しに比べ2倍近くの値段。第一水産の担当者は、「煮干しより水分が少ないため保存性が高く、小エビのような素材感が味わえる」といい、人気は上々だ。
 香ばしい風味で、お好み焼きや焼きそばの具、せんべいの材料などとして、この先需要が伸びそうだ。小売店では、つくだ煮などの加工品のほか、素干しがそのままパック売りされることもあるという。
 漁期は終盤を迎え、築地市場での卸売りはほぼ終了したが、仲卸での販売や仕入れた市場外の業者が在庫を持っているため、しばらく小売店で手に入れることができそう。 

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