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2012-02-15 23:24:15

本日の琉球古武道稽古(2012/2/15)

テーマ:琉球古武道
今日は琉球古武道の稽古の日。
しかし直前まで忙しくドタバタし、そして疲れが溜まってかヤル気が出ない(苦笑)。
こういう時は『心をどこかにおいてくる法』を使って、とにかく行くことに。
稽古開始直前に間に合いました。
もうあまり(1月下旬ほどには)寒くはないですね。

いつものように先生、師範代格、常連の高齢黒帯と中年黒帯、そして私の5名。
まずはヌンチャク術から。
基本技法(振り、8の字振り、キャッチ、構えと受け)をやってから全員で「前里のヌンチャク」「赤嶺のヌンチャク」を2回ずつ。
そのあと、一人ひとり先生の前でやってチェックを受けました。

注意点は
・全体的にまだまだ脱力が足らず、一連の動きがスムーズでない
・片足で立って払いながら斜め前を打つ動作で、振りに関して角度の修正
・斜め演武線で振ってから四股立ちになって前方に突く場面で、足と手の連動を効かせるように

次に久しぶりの鉄甲術で、「前里の鉄甲」を全員で2回やってから、一人ひとり先生の前でやってチェックを受けます。
ここでも、
・全体的に脱力が足りず動作が硬いので注意
・各動作を流れるようにスムーズに連動させること
・鉄甲を打ち合わせる動作に関して、打つ角度、力の入れ具合、鉄甲の握る角度などにつき細かく注意

さらに釵術に進み、全員で基本技法(振り、打ち、受け)をやってから「津堅志多伯の釵」を全員で1回。
そのあと各人が先生にチェックを受けました。

注意点は
・武器術の場合、力んだり目一杯振り回すのではなく、武器そのものの重さを利用して扱うこと
・上段受けの方向、手の角度、上げ方について細かく注意
・下段受けはコンパクトかつ柔軟に受けるように


先生の見立てでは、最近の私はヌンチャクや鉄甲より、釵の方が上手く出来ているとの評価でした。
このまましっかりやり続ければ、あと数年もせずに釵術の専門家になるのも夢ではないとまで言っていただけました(ヤッター!!、素直に嬉しいですね~(^∇^))。

実は棒術は、エモノが長いだけに振り回すにはどうしても力を込めてしがいがち。
一方、鉄甲は小さくて無手に近いだけに、不思議な事にかえって力んでしまいがち。
武器の中では、釵のあの長さが比較的早く身体に馴染みやすいのだそうです。
そういう理由でなのでしょうか、実は私も釵術が最近特に面白く、だんだんやりやすくなってきたと感じています。

今日は先生にチェックを受ける中で、ちょっとした細かい動作や操作に関して、いくつか貴重な口伝を教わりました。
腰の使い方、手と足の連動、攻撃を出すタイミングなどです。

このような口伝は、YouTubeや演武のビデオを見ただけでは絶対に分からない、独習不可能なものであり、先生から直接教わらないと絶対に分かりません。
釵と棒は奥が深く、やったらやっただけさらに開拓していく奥があるそうで、これからの展開がさらに楽しみになってきました(^O^)/。
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2012-02-12 22:18:06

本日の稽古(2012/2/12)

テーマ:稽古
昼間はずいぶん暖かく明るくなってきましたね。
おかげで汗の量も多いです。
さて本日は、超久しぶりにミット打ちをやりました(^∇^)。

<準備運動>5分
<基本>45分
・四股立ちで正拳中段突き 右50×2、左50×2
・前蹴り 右50×2、左50×2
・上げ受け、内受け、外受け、下段払い それぞれ右30×2、左30×2

<移動>(約20mの距離を往復移動)45分
・正拳中段突き 右20×3、左20×3  
・正拳中段逆突き 右20×3、左20×3
・前蹴り 右20×3、左20×3
・上段受け→上段突き 右20×3、左20×3
・中段外受け→中段突き 右20×3、左20×3
・猫足立ちで前足前蹴り 右30、左30

<形>45分
・ワンカン×13
・アーナンクー×8
・ナイハンチ初段×5

<研究>30分
・前腕脱力 → 前方向への腰入れ(ガマク掛け) → 正中線への激突による鞭のように振り出す突き
・前方向への腰入れ(ガマク掛け) → 倒地法による突き
・股関節の力を抜く → 蹴り足も脱力 → 大腰筋操作による足上げ → 前方向への腰入れ(ガマク掛け)→ 膝を正中線に向けて跳ね上げるように出す → 倒地法による前蹴り
・ナイハンチ立ちとそこからの鉤突き

<ミット打ち>25分
・正拳中段突き
・前蹴り
・下段回し蹴り

<武器術>25分
・ヌンチャク術基本技法(8の字振り、大振り、キャッチ、受け、構え)
・釵術基本技法(振り、打ち、中段突き、上段受け、下段受け)
・棒術基本技法1

本日は、いつもの定例メニューは<形>まで。
<研究>を少々端折って一通りやるにとどめ、長男に手伝ってもらって、約8カ月ぶりにミット打ちを行いました。
いつも突きと蹴りを『空打ち』していますので、実際にミットに当てて感触を確かめたかったのです。
武器術はあいかわらず今日も30分しか時間が取れず、練習不足気味。

ということで、ノンストップで3時間30分程度の稽古。

********** ********** **********

それにしても約8カ月ぶりのミット打ちは、最初ガタガタでした。
『空打ち』とは勝手が違いますので、当て方によっては中々うまく威力を伝えられず、当たった感覚も今一つ。
というか、直前までの『空打ち』による突きの稽古の影響か、ミットに当たった瞬間少々肩に違和感があり、全力出してミットを打つことが出来ない状態になってしまいました(情けない!!(>_<))。

それでもやっているうちに前蹴りと下段回し蹴りは以前の感覚が戻り、だんだん感触も良くなってきて手ごたえを感じ始めましたので、とりあえずホッとしました。
問題は肩の違和感が残った正拳突き。
たぶん蹴りは倒地法や仮想重心の前へのシフトなどを利用出来ているので、それほど感触も悪くないのだと思いますが、突きの方はまだまだのようです。

とにかく肩の違和感の原因を探って、早くなくすようにしないといけませんね。
ということで、ダメダメ状態のミットへの正拳突き。
今後は、ミット打ちを少しずつメニューに加えていこうと思います。
とはいえ、長男が遊びに行かず家にいて、用事がなく暇な時にしか手伝ってもらえませんが(爆)(^_^;)。
2012-02-11 20:59:03

気持ち良く酔っぱらっています

テーマ:日常
今、夕食とともに日本酒を少々やってます。
冷酒でキュッといくと、まあ…、なんともいえない馥郁たる良い気分(^O^)/。
肴はおでんに、ちらし寿司。

これで雪でも降ってくれれば、雪見酒と洒落て最高ですが、東京都心ではそうもいかず。
物事、何事につけ、ほどほど、腹八分目が良いということで…。
多くを望まないのが重畳(^∇^)。
2012-02-10 15:28:08

本来、流儀とは一人一流なもの(その4・最終回)

テーマ:武術全般
本当の意味で精神的に強い人間、本当に真理を探求したいと思っている人間は、他人や集団に依存しません。
ましてや帯の色や段位などという、他人が作った尺度(ものさし)で自分や相手を測ることはしません。
まず
・自分はどうなのか?
・きちんとあるレベルに到達出来ているか?
・出来ていないとしたら何がまだ足りないか?
・どうやったら進捗出来るのか
などを自分で思考するのです。
自分を自分で客観的に評価したいがゆえに、他人の尺度を使うという判断は入れないのです。
つまりブランド主義者やステータス依存人間ではないのです。

これはなにも空手という狭い世界に限ったことではなく、社会生活全てにあてはまることでもあります。
ま、そういう精神的に強い、一途で真摯な人間ほど社会に少ないですから、お目にかかることも中々ないのですが…。


さて、多くの流派では、伝統とか正当性をことさらのように打ち出してアピールします。
素人相手ならそういうアピールは効果的かもしれませんし、道場経営(ビジネス)とか金儲けにはそういうアピールも必要でしょう。
しかし、首里手の松村宗棍の手は、屋部憲通と花城長茂の代で伝承は途絶えたといいます。
安里安恒の手を伝えた船越義珍の手も、それ以降は西洋身体力学に染まった大学生たちの改変によって正しく伝わらなかったようです。
那覇手ですら、それまでの古い那覇手が首里手と同じく日本武術の身体操作をベースにしていたのに、東恩納寛量によって南派中国拳法的身体操作に改変され、さらに宮城長順によって改変されたといいます。

つまり、誰もが体格、体力、気質、性格などがそれぞれ異なるがゆえに、先人のやり方を不変のまま伝承するのは不可能に近いと言えるでしょう。
さらに、その時代時代の流れ(トレンド)や時代の息吹きも少なからぬ影響を与えます。
『行く川の水の流れ』のごとく流動的で、時代や人の手を経るごとにどんどん改変されていくのです。


結局この世界、要は効くか効かないか(倒せるか倒せないか)しか本質的な尺度はありません。
効くならより一層ガンガン励めば良いし、効かないなら、まだまだこれからだと思ってガンガン修練に励めば良い。
ただそれだけです。

流儀とは本来『一人一流』だと言われる所以でしょう。
たえざる切磋琢磨、試行錯誤を繰り返し、生涯を掛けて自分だけに最も適するやり方を追及していくことこそ、『武の道』を歩むということではないでしょうか。

(この項おしまい)
2012-02-09 22:33:19

本日の稽古(2012/2/9)

テーマ:稽古
今日はそれほど寒くなかったですね。
これから一日一日と暖かくなるのかもしれません。
稽古中も、だんだん飲む水の量が増えてきました。

<準備運動>5分
<基本>40分
・四股立ちで正拳中段突き 右50×2、左50×2
・前蹴り 右50×2、左50×2
・上げ受け、内受け、外受け、下段払い それぞれ右30×2、左30×2

<移動>(約20mの距離を往復移動)40分
・正拳中段突き 右60、左60  
・正拳中段逆突き 右60、左60
・前蹴り 右60、左60
・上段受け→上段突き 右60、左60
・中段外受け→中段突き 右60、左60
・猫足立ちで前足前蹴り 右30、左30

<形>40分
・ワンカン×12
・アーナンクー×8
・ナイハンチ初段×6

<研究>40分
・前腕脱力 → 前方向への腰入れ(ガマク掛け) → 正中線への激突による鞭のように振り出す突き
・前方向への腰入れ(ガマク掛け) → 倒地法による突き
・股関節の力を抜く → 蹴り足も脱力 → 大腰筋操作による足上げ → 前方向への腰入れ(ガマク掛け)→ 膝を正中線に向けて跳ね上げるように出す → 倒地法による前蹴り
・ナイハンチ立ちとそこからの鉤突き

<武器術>30分
・ヌンチャク術基本技法(8の字振り、大振り、キャッチ、受け、構え)
・釵術基本技法(振り、打ち、中段突き、上段受け、下段受け)
・棒術基本技法1、5、7

いつもの定例メニューをやって、ノンストップで3時間の稽古。
あいかわらず武器術まで十分な時間が取れませんので、今日は昨日先生に指摘を受けた注意点を思い出しながら、基本技法に絞って復習。

********** ********** **********

本日は、極力腰に負担を掛けないようにするため、形のローハイは休止しました。
ローハイの最初の立ち方や直後の右横移動において、これまでも袴腰が結構腰に負担となっていたのです。
袴腰を深く入れ過ぎていたのかもしれませんので、その辺は今後改良していかなければならないでしょう。
しばらくはローハイを休止して、ナイハンチ初段をやる事にします。

このナイハンチ、やっとナイハンチ立ちが掴めてきたというまだまだ初学者レベルなのですが、今後は形を練り込むことで立ち方や突き方も一緒に練ろうと思います。
ナイハンチ立ち、だんだん要領が分かってきました。
上手く出来るようになってくると、独特の安定感…つまり不安定の中の安定ともいえるような盤石の態勢そして攻撃性も迅速性も増すように感じます。
鉤突きも、以前よりは早くしっかり突けるようになってきました。

こういう感覚が、曰く「だんだん型にはまってくる」という言葉で表わされる、いわゆる『しっくり感』というものでしょうか(^O^)/。
ナイハンチ…、とても難しいですが、飽きない不思議な面白さがありますね。
2012-02-08 23:17:42

本日の琉球古武道稽古(2012/2/8)

テーマ:琉球古武道
本日は、先生、常連の高齢黒帯と中年黒帯と外人黒帯、私、そして入門したての新人さんの6人が集まり盛況でした。
寒いので、暖房を効かせ30℃にセットしたら、開始10分で汗だく(苦笑)。
24~25℃あたりが適温なんでしょうね(^_^;)。

まずは棒術で、全員基本技法1~5をおさらいして身体をほぐし、「周氏の棍(小)」を2回練習。
それから「佐久川の棍(小)」も一通り。

休憩後、先生から「佐久川の棍(小)」の緩急のつけ方と手順のタイミングを覚えるようにとの指示が来ました。
一人でやって先生にチェックを受け、それから先生と並んで一緒に練習して緩急のつけかたなどを学びました。
この辺は、貴重なコツをいくつか口伝で教わりました。
緩急をつけた突きや打ちは素晴らしく威力があり、棒の先が伸びますね(^O^)/。

そのあとの自由練習の時間に、先生から非常に興味深い話を聞く事が出来ました。
まずは、一人で反復稽古するときの効果的なやり方について。
反復練習において、いかに自分の頭で反芻して考え、身体操作を感覚で修正していくか、ためになる話でした。
今後の一人稽古にぜひ活用しようと思います。

それから、当流派で基本中の基本技法にして全ての技のベースといえる「正面打ち」を如何にやるかにつき、細かく指導を受けました。
とにかく、腰を捻じって揺り戻す感覚と手足腰の連動をマスターしなければならないのですが、先生に言わせるとこの「正面打ち」は完璧にやろうとすると高段者でも中々難しいらしく、習得に10年近くかかるのではないかとの話でした。
腰の使い方、動かし方、腰の落とし方と運足の連動など、かなり明瞭なイメージを教えてもらいました。
こういう口伝は、YouTubeや教範ビデオを見て覚えるだけでは、絶対に分からない身体操作です。

自由練習の後半は、先生からの貴重な口伝を思い出しながら「正面打ち」と「中段突き」に絞って練習し、また「佐久川の棍(小)」を先生にチェックしていただくという形態で進めました。

ということで、今日は珍しく2時間以上にわたり棒術のみの稽古に終始しました。
棒術、ホント奥が深く面白いですね、ますます楽しくなりました(^O^)/。
2012-02-08 17:40:55

本来、流儀とは一人一流なもの(その3)

テーマ:武術全般
あくまで私見ですが、今の段級認定制度は、少々ナンセンスだと感じます。
多すぎる階層(段位が10段階、級が8~10段階)と、そのつど支払わなければならない決して安くない検定料や登録料。
もしも金儲けを兼ねているとしたら、いつから空手(武術)は金儲け手段になったのでしょう?

多くの素晴らしい先人は、空手を決して生活の糧にはしませんでした。
宮城長順や長嶺将真先生は、自分の生きるよすが(仕事、生業)をしっかり確立してからやれという教えでした。
私の先生は自家の生業を持っていましたので、道場の経営は放置し放題、先生ご自身は全く意に介していませんでした。

色帯の段階を多くしないと、子供たちが発奮しないから、という言い訳を聞いたことがあります。
段階を作って競争させないと、親がうるさいから、という弁解には正直呆れました。
空手とは、いつから競争の発奮材料になったのでしょう?

そういえば、「いやあ…、やってるうちに色気が出てきましてね~。やっぱり黒帯締めたいんで、くれる道場に通います。」と捨て台詞を残して半年でやめた人もいました(大苦笑)。
そんなに黒帯が欲しければ、私が通った道場かそれとも沖縄の総本部まで同行して、昇級・昇段試験を受けられるように頼んでも良かったのに(大爆笑)。


さて、私が考える階層は、せいぜい5段階。
レベル1:まず初心の入門から一通り教わる段階、これが白帯。
レベル2:そしてある程度1人で出来るようになって、なんとなくわかってきたつもりのレベル、これが茶帯。
レベル3:初段から三段ぐらいまでの中級者、奥深い空手の入り口にようやく立てた者。
レベル4:そこからの中上級者で、他者も認める練達度が上がった者。
レベル5:ある奥義をつかめた達人クラス(但し歳に全く関係なく、また歳とともに名誉的なものではなく)。

大昔の日本武道も初伝、中伝、奥伝しかありませんでした。
初伝が私のいうレベル3、中伝がレベル4、奥伝がレベル5です。
初心者から達人まで、階層区分はこの5段階で充分だと思います。

第一、マジに殺されるかもしれない雰囲気で本気に生死を掛けてやりあったら、初段も四段もないと思います。
そういう切羽詰まった場面では、段位などという階級ステータスなど全く無用なものだということが、良く分かるのではないでしょうか。
それを初段ではなく二段、二段ではなく五段が欲しいと思うのは、人間のあさはかな欲望(煩悩)のなせるわざです。

また、初段より二段、二段より三段、五段より六段が立派だと思うとしたら、その人は段位というステータスをブランドのように盲信しているのです。
まさしく、自分で強さや進捗度を見分けられないために、便宜的に段位とか帯の色という他人が作った尺度に助けてもらって測っているのです。
つまりそういう人は、普段から『観の目』を鍛えていないことを図らずも露呈してしまっているのでしょうね(苦笑)。

(その4に続く)
2012-02-07 22:26:27

本来、流儀とは一人一流なもの(その2)

テーマ:武術全般
人間は基本的に集団で行動することを好み、その集団に属することに誇りを感じます。
同じ旗印のもとに集まり、同じ格好をして、同じマークをつける。
そうすることで団結力が強まり、さらにその集団に帰属することで自分自身の対人的ステータスが高まるように思いこみます(思わされます)。

素晴らしい開祖と素晴らしい教えを持つ伝統ある集団であればあるほど、そこに帰属することそのものがステータスを有することになります。
そのステータスの証が同じ格好であり、同じマークであり、家元から発行される段位であり免状なのです。

ところがこういう集団に埋没しますと、自分で思考しなくなる(出来なくなる)弊害に、だんだん気がつかなくなっていきます。
また所属する集団の価値観が何よりも優先され、その結果反社会的な行為も平気で行うようになります。

開祖(社長、リーダー、先生、先輩)の教えが絶対!
絶対に変わらない教えだから、長い伝統がある!
所作・形式・形(型)は先人の知恵の結晶ゆえ、絶対に変えてはいけない!

しかし、果たして変えてはいけないのでしょうか?
というか、そもそも開祖や中興の祖のやり方そして卑近なところでは先生のやり方も、絶対的なものなのでしょうか?(苦笑)
開祖や先生とは、思考能力、行動パターン、社会的経験、気質、性質、体格、体力など、属人的要因が自分とは異なるのではないでしょうか?


さて、他人に優越感を持ちたいという人間の煩悩に最も頻繁に働きかけてくる、このステータスの問題。
空手における最も端的なステータスの一つは、誰もが認め憧れる伝統ある流派の『黒帯』を締めることです。
黒帯を締めることでやっと一人前に認められるのですから、入門後の最大の憧れと言っていいでしょう。
ところが黒帯を取ってしばらくしたら、止めてしまう人がいます。
また、有名な流派をこれ見よがしに鼻に掛ける人もいます。
こういう人達は、空手がやりたかったのではなく、黒帯というステータスひいてはその流派の社会的ステータスが欲しかっただけなのです。

昔の沖縄空手では、段位や級という概念は希薄でした。
事実、私が道場で学んだ今から30~40年前ですら、入門から数年は白帯と茶帯しかありませんでした(ホントですよ!)。
それがあれよあれよという間に、今や9級とか10級などというナンセンスな級があったり、紫、オレンジ、黄色といった色とりどりの帯が溢れています。

そもそも2級と3級の違いとか、二段と三段の違いってなんでしょう?
自由組手の試合で、初段が三段を、二段が四段を倒す場面などいくらでもあります。
単に形や所作をどれだけ覚えたか、どの段階までの形や所作を先生から習ったか、でしょうか?
細かい段位の差にどのような違いがあるのか、それを明確に説明できる人はいないのではないでしょうか?
先生達もずっとそうやってきたから今もそうやっているし、他の事を考えたこともない、というのがほとんどなのでしょう。
これが思考停止の典型です。
先生といわれる人達ですら、自分で思考しなくなるのです。

長くなりましたので、ここでいったん切りましょう。

(その3に続く)
2012-02-06 20:46:17

稽古と食欲不振(後篇)

テーマ:稽古
さて、ウチのカミさん曰く。
「ご飯が食べられなくなるまで、そんなに稽古するなんて!、全くもう~、限度を知りなさい!」
「腰が痛くなってきたら、そこで止めるべきでしょう!」
「普通なら痛みは翌日か翌々日に出るものなのに、直後に出るなんてやり過ぎてるんじゃない?」
「いざという時のために鍛えていながら、鍛え過ぎていざという時動けないなんて、笑い話にもならないわね!」

キツイご指摘の波状攻撃が来ましたorz。
特にラストの言葉がキツイですねぇ~(^o^;)。
普段から、普通ではないと自分でも自覚しているんですけどね(苦笑)。
ここまで完膚無きまで言われると、中々反論出来ません。

大昔、無声映画だったか歌謡曲だったかで、「うちの女房には髭がある」(歌:杉狂児&美ち奴 作詞:星野貞志 作曲:古賀政男)というフレーズがありました。
それをもじって、
「うちのカミさんにはツノがある」
と、かろうじて反撃したところ、
「いえいえ、ツノではありません。『うちのカミさんには”常識”がある』と言い直すべきじゃない?」

そうですね、常識を超えて食欲不振になるまで稽古するなんて、非常識過ぎますね。
やり過ぎて疲れて、いざという時に動けなくなるのも本末転倒。
いやはや、昨夜は完全に一本取られて完敗した龍門です(^_^;)(苦笑)。

(この項おしまい)
2012-02-06 14:24:21

稽古と食欲不振(前篇)

テーマ:稽古
昨夜は夕食が進まず、ご飯を茶碗一杯食べるのがやっとで、ビールも500ml飲めなかったと稽古日誌に書きました。
腰痛が酷く、立って歩くのに前かがみにならないと動けない状態だったことが影響したようです。

この腰痛は、食後に長男に背中や腰を蹴って1時間ほどマッサージしてもらったらかなり改善し、屈曲や伸張や回旋が可能になりました。
痛みが治まったので少し元気になり、食欲も回復して、結局そのあとご飯を食べ直しして2杯おかわりしました(爆笑)。

実は稽古のあとは、普段でも肉類や脂っこいフライなどはあまり食べられないのです。
昨夜は特に駄目でした。
ところが、おかずを海苔、カツオの生節、ヒジキなどのあっさり系にしたところ、食欲が進むは進むは、結局2杯もおかわりしました(つまり合計3杯食べたことになります(^o^;))。

私ぐらいの年齢になると(もうアラカン(アラウンド還暦)ですからね…)、肉食は鼻についてあまりたくさん食べられません。
稽古でエネルギーを消耗し過ぎると、かえって食欲が減退してしまうのです。
そういう場合は、特に肉や脂っこいものは受け付けなくなりますね。

(その2に続く)

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