いやはや今日も昼間は真夏並みの暑さ。
こうも日差しが強いと外出する気にもなれません。
稽古場となっている集会室も、換気のために窓を開けるとモワ~ッとした暑い空気が入り込むのでクーラーがほとんど効かず。
開けるのはせいぜい20分が限度です。

さて本日は棒術、トンファー、ヌンチャクの稽古で、実質2時間15分間の鍛錬でした。


<準備運動>~特に腰回りや関節部位を入念に
・一通りの準備体操
・腰回りと股関節のほぐしとストレッチ


<棒術>75分(1時間15分)
〇補助運動
 棒の持ち替え、取り回し、オール漕ぎ、振り、突き

〇基本技法1~14(片手最低限10回以上繰り返し)
 基本技法1:正面打ち
 基本技法2:中段突き
 基本技法3:正面打ち→中段突き
 基本技法4:下段受け→下段貫き→下段払い→正面打ち
 基本技法5:上段貫き→中段突き
 基本技法6:左中段裏打ち→右中段横打ち
 基本技法7:右中段逆横打ち→左中段逆横ち
 基本技法8:左四攻→右四攻
 基本技法9:左逆持ち中段受け→中段突き→返り中段縦受け→廻し払い→中段突き
 基本技法10:左上段受け→上段貫き→右上段廻し受け→返し打ち
 基本技法11:右上段受け→左上段受け
 基本技法12:連続正面打ち
 基本技法13:連続中段横打ち
 基本技法14:中段受け

〇型(形)
・「佐久川の棍(大)」×2
・「周氏の棍(大)」×2
・「佐久川の棍(小)」×2

〇基本の復習
・正面打ち
・中段突き
・下段受け→下段貫き→下段払い


<トンファー>30分
〇基本技法(中段突き、打ちおろし、打ち挙げ、振りおろし、振り挙げ、上段受け、中段受け、下段払い、捌き等)
〇型(形)
・「浜比嘉(はまひじゃ)のトンファー」×3
・「屋良小(やらぐぁ)のトンファー」×3


<ヌンチャク>30分
〇基本技法(振り、打ち、返し、キャッチ、構え、捌き等)
〇型(形)
・「前里(めーざと)のヌンチャク」×3
・「赤嶺のヌンチャク」×3


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本日の稽古も無事完遂。
夕食に晩酌で飲むキンキンに冷やした350ml缶ビールの美味いこと!!
この美味さを実感したいがために稽古やってるようなもん爆  笑(爆)。

暑い中の稽古でかなり水分が抜けているでしょうから、夕食と晩酌のあともオレンジの果汁ジュースとか緑茶とかをガブガブ飲んで補給してます。
特にオレンジ100%果汁は、まさに生き返るような感じに元気が回復しますね、おススメですウインク

へんてこなタイトルですが、9月10日の琉球古武道稽古で感じた事を書いてみます。
記事にするほど御大層な事ではなく、ただ単に感じただけで僕限定の特殊事例かもしれませんが・・・。


閑話休題。
4か月の間稽古を全くやらないでいたので、特に琉球古武道の型に関して、その長く複雑な手順を失念してしまう可能性を恐れていました。
とはいえ、4か月程度の休みで手順を忘れたり腕が落ちるようであれば、その程度の実力しかないということ。

ということで、ちょうど良い機会なので実験してみることにしました。
4か月の間、YouTubeの映像などを一切観ないで、そして身体も一切動かさず、武器も手にせず、果たして稽古再開の日に忘れていないか?、腕が鈍ってはいないか?
もしも否定的な結果となったら今後の稽古内容を見直さないといけないので、そのための材料にしなければなりません。

で、一応忘れないための対策として、寝る前に脳内でのイメージトレーニングだけは行って、手順を繰り返しおさらいしました。
毎晩5分、手術後1か月ぐらい続けたでしょうか。

しかし細部に関して、例えば「あれ、振り返る場面は前屈立ちだったか四股立ちだったか?」とか「ここは受けだったか振り打ちだったか?」とか、分からなくなってしまうことが多々ありまして、混乱して止まってしまうことしばし。
間違った手順やあいまいな手順を記憶に上書きしてしまう可能性が出てきたわけです。
こりゃちとマズイ。
そんなわけで脳内イメージトレーニングは1か月ほどでやめました。
そのあとは、空手も琉球古武道も情報を一切シャットアウトし、当アメブロで相互に「いいね」をやり取りさせていただいている空手家さん達のブログを拝見するぐらいにとどめました。


さて復帰第1回目の稽古にて、長く複雑な手順を忘れていたかどうか?
驚いたことに、まず最初から手順どうこうという意識は全く生じませんでした。
いつの間にか身体が無意識に動いているのです。
振り返る瞬間正しく前屈立ちになっています。
受けでなく振り打ちで相手を制します。
ここはどうだっけな?という意識はなく、そういう意識が生じる前にすでに身体が勝手に動いてくれる。
心配は杞憂でしたね。


自転車に乗るコツは、一度覚えたら生涯忘れません。
それと同じように、型(形)の手順を身体操作として自転車のコツのように昇華出来れば、もう一生モノといえます。
その際、意識で覚えるのではなく、無意識に身体に馴染ませるということがキーポイントなのでしょう。
無意識にやれるようになるには、僕個人はそれまでのたゆまない『数稽古』こそが唯一絶対的に通らなければならない道であると考えています。

4か月ぶりに空手の稽古です。
ようやく稽古出来るようになりましたウインク
が、しかし。
今日も暑かったですねぇ、稽古場に入って支度を始めた途端、滝汗でした。
こんな状態じゃ身体への負担が半端なく、熱中症大丈夫かいな・・・と心配しちゃいましたチュー
去年までは、よくもこんな状態の時でも平気でハード稽古していたもんですびっくり


<準備運動>~特に腰回りや関節部位を入念に
・一通りの準備体操
・腰回りと股関節のほぐしとストレッチ


<基本>70分(1時間10分)
・正拳逆突き(組手立ち)右30×4、左30×4
・正拳順突き(組手立ち)右30×4、左30×4
・前蹴り(槍突き蹴り、その場立ち) 右20×5、左20×5
・上段受け 右30×2、左30×2
・中段内受け 右30×2、左30×2
・中段外受け 右30×2、左30×2
そして基本のラストは
・前蹴り 右20×5、左20×5


<コンビネーション(シャドー)>30分
・上段受け→顔面突き
・中段内受け→中段突き
・中段外受け→中段突き
・三才歩からの躱し、打ち
・特定場面を想定した肘打ち、反撃


<形(型)>30分
・普及形一 ×5
・普及形二(撃砕第一)×3
・平安(ピンアン)初段 ×3
・平安(ピンアン)二段 ×3
・王冠(ワンカン)×4


通常密度の70%程度にセーブしつつ、実質2時間10分間の稽古となりました。
稽古の要諦は「首里手・泊手の基本要訣(改訂版)」(http://ameblo.jp/vanguard-factory/entry-12271416365.html)参照のこと。


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本日は4か月ぶりの稽古なので、基本をじっくり復習し練り直すことを目的に、身体への負担と疲労をを勘案して中庸をわきまえた稽古を意図しました。
形(型)では、4~5年ぶりに
「普及形一」
「普及形二(撃砕第一)」
「平安(ピンアン)二段」
を行なったのですが、久しぶりにやったのでなんだか懐かしい気がしましたね照れ

さすがに2時間ぶっ通しはラストの方でやや疲労を感じましたが、なんとか復活稽古を完遂です。
稽古後もバテバテにならず疲労感も少なめで、2時間程度の稽古ならば上記内容ぐらいが質・量ともに適正な感じがしています。

へたばっていないと、夕食後も有効に時間を活用出来ますね♪口笛
これまでがやり過ぎだったのかも・・・。
稽古するたびにへたばって疲労を蓄積してたんじゃ、本末転倒ですもんね(苦笑)チュー

稽古復帰2回目で本日は釵、エーク、二丁鎌。
それにしても残暑が厳しいですね。
稽古場である集会室に入っただけで滝汗、そして水をひっきりなしに飲みます。

さて稽古の中身は・・・というと。
3つのアイテムとも、今日は基本技法を正確にじっくりと反復することに時間を割きました。
型は全て完璧に覚えているかどうかちょっと不安でしたが、エークと二丁鎌の型はそれぞれ1つしかないので、しっかり身体に叩き込まれていて特に問題無し。
一方、釵の型は多くあってそれぞれが長いため取りこぼしがあり、「湖城(くぐすく)の釵」と「浜比嘉(はまひじゃ)の釵」は途中で止まってしまい、都合4~5回やり直すハメになりましたチュー
でもまあ大部分は身体の中に叩き込まれていたので、安堵しました。
次回からは不安なくやれそうです。


<釵術>70分(1時間10分)
〇基本技法(振り、打ち、回し打ち、払い、突き、上段受け、中段受け、下段受け、交差受け、構え等)
〇型(形)
・「多和田(たーだ)の釵」×2
・「湖城(くぐすく)の釵」×2
・「浜比嘉(はまひじゃ)の釵」×2
・「北谷屋良(ちゃたんやら)の釵」×2

<エーク>30分
〇基本技法(振り、打ち、突き、砂掛け、受け、捌き等)
〇「津堅砂掛け(ちきんしなかち)のエーク」×5

<二丁鎌>30分
〇基本技法(振り、斬り、受け、打ち、突き等、シャドー)
〇「鐘川(かにがー)の二丁鎌」×5








ニコニコした写真だけでなく、ちょっと真剣な顔もパチリ↓。


本日から稽古再開しました。
沖縄武器術(琉球古武道)の方からスタートです。
5月中旬から稽古を中断してましたので、ほぼ4か月ぶりとなりますね。

4か月も身体を動かさないでいたので(部屋に籠ってドイツ軍戦車の精密模型ばっかり作ってた)、
・型の手順をすっかり忘れてしまったのではないか?
・これまでの激しく厳しい稽古に身体も気力も耐えられなくなっているのではないか?

といった懸念がありまして、再開するのは正直不安でした。
しかも今年の夏は異常なほど高温で、最近こそ朝晩は幾分涼しくなって来ているとはいえ昼間はまだまだ33℃もあって暑く、熱中症が心配ですから無理も出来ません。

そこら辺を勘案して最初からいきなり通常モードで飛ばすわけにはいかないので、焦らずゆっくり稽古を始めることにしました。
出力は質・量ともに通常モードの60%をメドに。
しかしやっているうちに、気分的にヒートアップ
結局通常モードとあまり変わらないペースと出力で行ってしまい、終わってみたらややグッタリ(大爆)爆  笑
夕食はアッサリ系の日本食でご飯2杯お代わり。
そして、稽古のあとのキンキンに冷やした350ml缶ビールの美味しかったこと。
1分ぐらいで瞬殺でしたね照れ

とはいえ、次回からもこのペースでやることは考えておりませんで、ゆったりやったり丁寧にやったりして調整し、これまでと同等レベルに戻すのは、早くても10月以降にしようと考えています。


<棒術>60分(1時間)
〇補助運動
 棒の持ち替え、取り回し、オール漕ぎ、振り、突き

〇基本技法1~7(片手最低限10回以上繰り返し)
 基本技法1:正面打ち
 基本技法2:中段突き
 基本技法3:正面打ち→中段突き
 基本技法4:下段受け→下段貫き→下段払い→正面打ち
 基本技法5:上段貫き→中段突き
 基本技法6:左中段裏打ち→右中段横打ち
 基本技法7:右中段逆横打ち→左中段逆横ち

〇型(形)
・「白樽(しらたる)の棍」×2
・「米川(ゆにがー)の棍(左棒)×2
・「佐久川の棍(大)」×2


<トンファー>30分
〇基本技法(中段突き、打ちおろし、打ち挙げ、振りおろし、振り挙げ、上段受け、中段受け、下段払い、捌き等)
〇型(形)
・「浜比嘉(はまひじゃ)のトンファー」×2
・「屋良小(やらぐぁ)のトンファー」×2


<ヌンチャク>30分
〇基本技法(振り、打ち、返し、キャッチ、構え、捌き等)
〇型(形)
・「前里(めーざと)のヌンチャク」×2
・「赤嶺のヌンチャク」×2


ということでクーラーをオンにしつつ、噴き出て止まらない汗を頻繁に拭いたり水分補給に留意したことで、熱中症に罹らず2時間の稽古を無事に終えました。

4か月もサボっていたので型の手順を忘れてしまったのではないかという懸念ですが、やっているうちに自然と身体の方が先に動き、意識はあとからついていく状態になれましたので、杞憂(きゆう)でした。
ここで非常に興味深い気づきを実感。
身体の赴くままに『無意識に』動く方が、脳内イメージトレーニングで補完するより全然有効であるという実感。
この気づきはこの後の記事で詳しく書こうと思います。

また気力の萎えについては、4か月ぶりに棒を握りヌンチャクを振りトンファーで突くことによって払拭(ふっしょく)されまして、いやが応にも気力が復活するのを感じました。
沖縄の武器術、相変わらず味わい深く奥の深さを再認識していますウインク










8月下旬は、ゆっくり迷走している台風(今現在は熱帯低気圧となって消失)のせいで晴れていたかと思えばあっという間にゲリラ豪雨になったりして、不安定で天気の良くない日々が続きました。
今回の台風10号で被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
今日から9月。
これから少しは秋の気配が感じられるでしょうか。
台風が猛暑と熱帯夜を運び去ってくれていればよいのですが・・・。

さて僕は、8月の中旬から下旬にかけて室内に居たにもかかわらず熱中症になりかけました。
その原因は、扇風機しかない作業部屋に閉じこもってやっていた模型製作で、蒸し暑かったのと精密作業のため精魂(せいこん)詰め過ぎたために酸欠状態になってしまったこと。
作業を4時間ほどやっていて、酷い頭痛に襲われ外出する気力もなくなり、4日ほど体調が悪かったです。
そのうち2日間は念のため寝て安静にしてました。
台風が去ったらまた暑さが戻って来そうですから、皆さんも熱中症には十分お気を付けください。
クーラーかけないと室内でも熱中症になっちゃいますね。


ということで、本日9月1日日曜日から稽古再開の予定でしたが、熱中症になりかけたこともあり(今は回復してます)、ここは僕も十分気を付けることにして焦らず無茶せず、稽古再開を延期しますチュー
9月も上旬だとまだまだ暑いでしょうから、もう少しだけ養生します。

9月10日ぐらいには復活する予定です。
そうなったらまた稽古日誌を再開することにしましょうニコニコ

今回の手術の直後、ウチのカミさんが掛かりつけの整形外科の主治医との会話でこういうやり取りがあったそうです。

主治医:
「今日は付き添いのご主人(僕)が珍しくもいらっしゃっていないんですね。」
カミさん:
「つい先日鼠経ヘルニアを手術しまして、現在休養中なんです」
「実は主人は琉球古武道の全国大会で優勝したこともあるバリバリの空手家・琉球古武道家でして、稽古のやりすぎが鼠経ヘルニアの一因みたいですよ(苦笑)。」
主治医:
「え~~~!!、ご主人空手やってるんですか、こりゃビックリした。全くそうは見えませんですね~」

毎日多くの患者の体格や骨格を診察してこられた整形外科の専門家ですら、見破ることは出来なかったようです(爆)。
ま、素人相手にこっちも所作にせよ言動にせよ、空手などの話は一切匂わせませんからねぇ(匂わす必要は全くないし)。


いかにも武術家らしい目つきと物腰そして一芸に通じたような独特の雰囲気・・・、ではなく目つきも物腰も柔らかく控え目で、いかにもな雰囲気などみじんも漂わせない、ごく普通げな人。
ま、一人ぐらいそういう”らしくない”『空手家』『琉球古武道家』がいてもよろしいのではないでしょうか爆  笑(爆)。

実を言うと僕は、殴られるのは当然嫌いですが殴ることも大嫌いです。
だから格闘スポーツの類(たぐい)はその暴力的雰囲気が生理的に受け付けず、ここ30年ほどは全く(ほぼすべて)観ていません。
当ブログは空手のブログとしてもう15年以上続けていますが、格闘スポーツや選手の話題はこれまで1度も書いていないはず。


殴られるのが嫌いだから、それに対処すべく殴られないよう空手を修練しています。
僕が空手をやる目的の一つですね。
この考えは、前に書いた僕の信条である『艦隊保全主義(フリートインビーイング)』としての抑止力空手につながります。
空手鍛錬はあくまで『嗜み(たしなみ)』の一つとしてであり、人生を生き抜いていく上での『精神的作法』の一つとして捉えています。


で、本題。
殴ることが嫌いだった(嫌いというよりは正確には気が進まない)ので自由組手をやっても中々エンジンがかからず一発もらわないと火がつかなかったりしました。
何の憎しみも争いもない人に対し、「お互いに礼、始め!」で殴りに行き「やめ!」の合図で何事もなかったように元に戻るようなシステムがいまだに理解しかねます。

空手の本来の自由組手とはそのような格闘技的スタイルではなく、もっと違うスタイルなのではないか?
例えば、街中を歩いていてすれ違う際に相手が突然殴りかかってきたりナイフで刺そうとした時にとっさに対応するような組手。
殴りかかろうとする相手の無意識の意思を感じて、『先の先』もしくは『後の先』で制圧する組手。
・・・といったイメージです。

僕も自分なりに頭働かせて、当時は散々考えましたよ。
空手家にとってもっとも有意で有効で実践性の高い自由組手とはどのようなものか?
この頃が空手の稽古がうまく進捗し一番面白かったような・・・。

今から10年近く前に、『後の先』を鍛えるために試行し研究したことがありました。
相手が攻撃を仕掛けてくるその気配を感じ取って、相手に『後の先』を仕掛けて倒すやり方です。
20回に4~5回の確率で見事に掛かり、相手をものの見事に吹っ飛ばせました。
また10回のうち半分ぐらいは背後の気配を察知出来るまでになりました。

その試行錯誤の過程は、当ブログの古い稽古日誌にも詳しく書いていますが、小さい頃いじめられっ子だった僕が達人のように『後の先』を使え相手の気配を多少は読めるようになったんだと、心の中で狂喜乱舞しましたね。
またこのやり方こそ、僕の志向する自由組手のひな型になり得るんだと確信出来ました。
機会あるごとに書いてますが、試行錯誤して創意工夫すれば、僕のような非力で武才に乏しい者ですらこのようなことが可能になるんです。


ところが相対してくれる人が、1人は思うところあって柔術に転向して音信不通、もう一人は会社が猛烈に忙しく精神的に不調になって辞めてしまいました。
せっかく『後の先』と気配の察知が分かりかけて来て、ようやくこれから実践的かつ面白い組手が鍛錬出来ると思ったのに、全く当てが外れてしまいました。

それ以降は相対稽古が出来なくなって現在に至ります。
今では『後の先』も気配の察知も錆びつきまくってしまい、ほとんど役には立たないでしょうね。
今の僕は全く弱いです爆  笑(爆)。

つい先日夢を見たのですが、これがなんと武器操作を鍛錬している夢。
普段起きている時もたえず武器操作の事ばかり考えているからなんでしょうか(苦笑)、夢にまで出て来てしまいました(爆)爆  笑

その夢の中で、棒などの長物を操作する際のやりにくさが改善されしかも威力も増すという、有意なヒントをいただけました。
まるで天からの啓示で『秘伝』を授かったような感触に満たされまして、起きてしばらくはこのヒントを忘れないように必死に夢の内容を反芻(はんすう)してました。

そういえば、夢想権之助が宮本武蔵と再度戦う時に開眼した『夢想流杖術』の話に似ているなぁと一人合点しています。
稽古再開したら、夢からのヒントをもとに改めて武器の稽古に励みたいですね。
9月からの稽古が楽しみです照れ

『老化』というものは、年齢とともに線形(1次関数的)に増加するのではなく、44歳と60歳の時にステップ函数的にジャンプして進むらしいです。

このデータは米国スタンフォード大学医学部の調査チームが最近発見したそうで、44歳で脂質・アルコール代謝が低下し、60歳で糖質代謝が低下するのだとか。
詳細は以下の記事から(https://news.livedoor.com/article/detail/26995937/)、そして元文献は以下(https://www.nature.com/articles/s43587-024-00692-2)を参照。
調査規模は米国人25~75歳の108名の生体サンプルを1.7年間(中央値)追跡した結果らしいので、規模的にはかなり少なめでありしかも米国人に限っているので、日本人にもそのまま適用出来るのかどうかは分かりませんが。

それでも、
・老化は時間とともに1次関数的に増加するのではない
・老化の大きなジャンプは44歳と60歳の2回ある
というデータは注目すべき点かもしれません。


僕個人は44歳の時は特に何も自覚しませんで、ちょうど転職したころだったですが仕事的には全盛期ですから、脂質もアルコールも旺盛に飲み食いしていました。
僕が稽古中に左足踵粉砕骨折という大ケガをして4か月寝たきりだったのもちょうどこのころでしたが、僕本人は『男の大厄』だったと認識しています。
前の記事にも書きましたが、僕が老化を本格的に認識し始めたのは61歳の時でして、今思うと61歳がピークでした。
大怪我してから10年近くを経て53歳の時に今現在のような本格的稽古を再開しましたので、50歳代は身体の衰えなどは全く念頭にありませんでした。

で、そこでふと頭に浮かんだのですが、東洋の古い言い伝えでは44歳ころは(正確には42歳)『男の大厄』ですし、60歳は『還暦』です。
なお女性の大厄が33歳なのは、妊娠・出産で身体を酷使するので男より早めなのでしょう。
古(いにしえ)の人々は、無意識のうちに42歳と60歳が人生の一つの区切りであることを実感していたのだと思います。
西洋人が21世紀になってようやくデータ化出来たことを、我々東洋人は数千年前から実感していたのでしょう。
素晴らしき東洋の叡智に改めて感動します。