なぜ2をPSPで出したか
みなさん、ヴァルキュリわ!
2日前のブログで、ヴァルキュリア2に死亡フラグを立ててしまったシュンターです。
今日会社にいったら「勝手に願をかけないでくださいよ!」と多くの人に怒られました。
あれ……意外にみんな読んでるのね。このブログの存在、黙ってたのに。
さて今日は、よく聞かれる「なぜヴァルキュリア2をPS3ではなくPSPで出したのか」について書いてみたいと思います。
まずはとにかく、1と間隔をあけずに2を出したかったということです。
1はですね……ぶっちゃけ、作るのに3年くらいかかってるんですよ。試行錯誤も含めてですが。
もし2を作るとしたら、前作のノウハウや資産で期間も縮まるでしょうが、パワーアップもさせないといけません。そのぶん期間が増える可能性もあります。
TVアニメも放送されましたし、やはりどうしても新作を、忘れ去られないうちに出したかった。
「同じSEGAの龍が如くは毎年出してるぞ!」と言われると、言葉がないのですが……
ふたつめは、ヴァルキュリアをもっと多くのユーザーに知ってもらいたかったから。
1のお客様のアンケート回答や、ユーザープロフィール調査の分析を通して、われわれが驚いたのは想定以上に、ユーザーの年齢層が高めで、かつ男性が多かったこと。
もちろんそこが主要ターゲット層ではあるのですが「男性が95%」とまで偏ってたので、やはり「うーむ」と思わざるを得ませんでした。
シリーズを続け、大きくしていくには、前作のファンを大事にしながら、新しいユーザーを新規開拓していかなければなりません。
PSPというハードを選んだのは、PS3版とは違う新しいユーザーのかたに手にとってもらうことで、ヴァルキュリアの魅力を多くの人に知ってもらいたかったからです。
なお誤解なきようにいっておきますが、われわれの大事なユーザーはやはり前作を楽しんでくれた、ゲームに目の肥えた人たちだと思っています。
PSP版は、そうした方々にも必ず満足いただける内容になっています。ご安心ください。
私個人の理想のビジョンは、戦場のヴァルキュリアをPSPとPS3、両軸で展開していくことです。
そりゃー、我々だってハイエンドなPS3でもゲームを作りたいに決まってます!
2を作っている間にも、PS3でダウンロードコンテンツを作って配信したのは、そうした思いの一端です。
次世代機のタイトルを作るには莫大なお金がかかります。
お客様の幅と数が広がっていないと、投資にみあったリターンを得ることはできません。
PS3のヒット作、龍が如くやメタルギアなど、PS2のときに培われた巨大なファン層が広がっています。
ヴァルキュリアの裾野をもっと広げなければ。そうすることで、山は高くなると思います。
もちろんSEGAという会社の全体方針もありますから何ともいえません。
またこんなこと勝手に書いて、怒られるのかもしれん……うーむ。
ですがその理想の両軸展開めざして、がんばりたいと思っています。
皆様、ぜひPS3版「戦場のヴァルキュリア」を、そしてPSP版「戦場のヴァルキュリア2」をよろしくお願いします!
あれ……シンディがまじめな話して、俺がバカ話するって役割設定じゃなかったっけ?
今日のブログの展開、どう考えてもおかしいんだけど!