VAIO Sシリーズ13P(SVS13A1AJ) 分解レビュー | VAIO専門店からバイオ情報配信 ~アメーババージョン~

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今回、久々にVAIO分解レビューを行いました。
2012年夏モデルでは今回が最初の分解レビューとなる訳なんですけど、
どのシリーズからと考えたときに、VAIOの中でもスタイリッシュな
オールインワンで人気の高いSシリーズからまずは分解してみようかと。

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※※※※※※※※※※※ 注意事項 ※※※※※※※※※※※
・自身の分解による故障やトラブルはソニーストア保証、メーカー保証は対象外になります。
当方の責任も負いません。
・全て自己責任ですのでご理解の上、ご参考にしてください。
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前作モデルから筐体の変更が若干ありましたが、
分解しようと思うと、やはり前作同様に裏面のバッテリー部分からバラしていく感じです。

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バッテリーカバーを外すと、これも前作と同様に
バッテリー、メモリー、SSD、無線LANモジュールが設置してあります。
分解するにあたっては、メモリーや無線モジュールはそのままで、
左下のSSDだけは、取り外すことになるので、
筐体全体のビスを外していくよりもまずはSSDから外していきます。

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各角がビスで固定してありますが、3箇所はダイレクトに外せますが
1箇所がコードに邪魔されて外せないのでコードを外します。
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メモリーの横の部分に2つのビスが存在しています。
まずは、このビスを外してコネクター接続部分の固定を解除。
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ビスで止めてあった部分が若干出っ張っているので
その部分をマイナスドライバーやピンセットで、はめ込まれている部分を外します。
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そうやって外したコードの裏側にSSDを固定しているビスがあるので
そのビスを外してSSDは完全に取り外す事ができます。
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取り外したSSDはそのまま置いときます。
ここから、ようやく分解する工程に移行しますが、SSDを取り外した下部分の
黒いフィルムをめくって、2箇所のコードを外します。
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ここは前作と同様にキーボードから本体のマザーボードへ繋がっている部分ですので
絶対に外さないといけないポイントです。ここを外さすに分解行為を行おうとすると
確実に本体とキーボードが分離できなくてコード接続部分の破損に繋がりますので
重要なポイントです。注意しましょう。

キーボードとマザーボードの接続コードを外したら本体裏面に見えているビスを
全てはずします。SSDが取り付けてあった部分にも2箇所あるので外しましょう。

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ビスを全て取ると若干ではありますが、前方の接地面が浮き上がるので
前面 ⇒ サイド ⇒ 後面 という感じに噛み合っている部分を外していきます。
前面は結構ゆるい感じでスグに外すことができますが、
両サイド、特にドライブ側の部分がかなりがっちりと噛み合っています。
無理やり外そうとすれば壊れてしまいそうな感じで、10分くらい状態を確認すると、
2段構造で噛み合っていましたので、上記画像のようにマイナスドライバーを
縦に入れてキーボード面を横にズラすように動かすと、取り外すことができました。

反対側は各種インターフェース類が搭載されていますのが、
インターフェース類はキーボード側には付いてないのでそのまま外してOKです。
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まぁSD/MSスロットの裏側にテープで固定されているので、バッテリー部分横の黒フィルムの
所からテープを剥がせば、前面部分と両サイドは分離させることができます。
あとは後面ですが、前面と両サイドが外れるとヘッドホン端子部分は完全にフリーな状態に
なるはずなので、ヘッドホン部分は横にスライドさせる感じで外すことができます。

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Sシリーズ13P(SVS13A1AJ)
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SAシリーズ(VPCSA*)
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基本レイアウトは前作(SAシリーズ)と同じ感じで、SAシリーズの場合は
ドライブがビスで簡単に外れる仕様だったので、外してありますが
冷却ファンの横に本来は搭載されています。

では、もうちょっとSシリーズ13Pの方を詳しく見ていくと、
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冷却ファンはNidec製で前作同様のメーカーです。
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今作の注目ポイントであります、スロットインドライブですが、
ファンの左下部分にビスで固定されているので、そのビスを
外せば脱着できると思いましたが、よくみるとファンの上を通るコードがあって
カチカチに固定されているので、取り外しを断念。
ドライブ自体は、スロットイン部分などは固定されていないと思います。
CPUはファンの場所から推測するに、ファン右側に装備されているかと。
マザーボードをはずしてみないと、拝めないようになってます。

Sシリーズはその薄さとオールインワンタイプの実現をしているモデルですから
専用設計による無駄無く詰まっているのと、非常にばらし難い構造で、
いたるところが、取り外ししづらいようになっていると感じました。まぁそれは前作でも然り・・・。
そうなると、例えば購入後の換装などに関しては、メモリーとSSD以外が結構キツイ。
ご存知のとおり、Sシリーズ13Pはソニーストア限定ですので
シミュレーションを通ることになりますが、換装などがしづらいので
最初の構成時にある程度のスペックは搭載させておきたいモデルですね。

では、キーボード側も少し見ていきます。
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SD/MSスロット部分ですが、SSDの丁度裏側で
この部分が本体のマザーボードとキーボードを接続している大事な部分です。
ちなみに両スロットにまたがるように張ってあるテープが本体を開けるときに
固定しているテープです。

それから、スピーカー部分やアシストボタン、指紋認証部分は前作同様に
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DSC05055.jpg
割とシンプルな構造でスピーカーも前作と同じ感じですね。
まぁ仮に分解をして構造が分かっても、何か変えるとか出来ないので
こんな感じですって紹介しか出来ないんですけどね。

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まぁ、前作に比べるとやっぱりスロットインドライブの部分に注目ですね。
剛性が上がっているとオフィシャルHPに記載されていましたが、
確かにトレイがない分、剛性がありそうな印象を受けました。
それにドライブ部分はしっかりと本体とかみ合わせてあるところも
今までのトレイ部分の弱いところをカバーできているポイントでしょうね。

↓ VAIO Sシリーズ13P SVS13A1AJ 商品詳細 ↓
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前モデルの分解レビュー
VAIO 分解レビュー(S(SA)シリーズ VPCSA*)