チーズ作りの視点では「夏真っ盛り」です。
実際の季節はまだ春なのですけれど、
極端なことを言えば我々の仕事には”夏”と”冬”しかないんです。
このBlog上で同じ話をすでにしたかもしれません、
だとしたら繰り返しでスミマセン。
年中ウシの乳を搾って年中同じようにチーズを作っているのに、
なぜ夏と冬とを意識するのか。
それは↓↓↓↓
これが理由です。
この塩漬けから脱出したばかりの製造後2日のAbondance、
皮もまだない状態なのにしっかり黄色いのがわかると思います。
夏のチーズは牛乳の影響で黄色く仕上がるんです。
この黄色がチーズの風味や食感を高める為、
作る我々もお客さんも夏のチーズには特別な思い入れがあるわけです。
我々にとって
”夏”はウシが放牧されている時期、
”冬”はウシが牛舎で過ごす時期のことです。
ウシの食べるものはいつも牧草、
でもそれがフレッシュか干したものかによって
成分に変化が出てチーズ作りにもこうして大きく関与してくるんですね。
この餌の違いのせいで
夏のチーズ作りは冬よりちょっと難しくなります。
それも”夏”を意識する理由の一つですが、
なんといっても1年を通じて一番美味いチーズを作れる時期となれば
当然モチベーションが上がりますよね。
水曜日の夜、知り合いと外食をしました。
オフシーズンでまったく活気のないウチの村、
営業しているレストランも一つか二つ…。
ですので私たちは毎回同じレストランに行く羽目になるのですが、
選択肢がないのが幸いしてここは行くたびに満席です。
その水曜の晩餐でのできごと。
食後のコーヒーまでまったく気づかなかったのですが、
隣のテーブルには近隣の村のレストランオーナーが食事をしていたよう。
で、我々がコーヒーを飲みながら話していたら、
そのオーナーがこちらのテーブルに。
「君はこの村のチーズ職人だよな」と話しかけてきたと思ったら、
私の作るチーズを自分のレストランで扱いたいという。
ありがたいお話、
でも産地直売100%が方針のウチの工房なので前例がない。
この件は職場に持ち帰り社長に伝えました。
この辺りでは結構大きめのレストランで
定評もあるところからのラブコール、
とりあえず一度ウチのチーズを試して貰うことになりました。
それで今日昼前に3種類のチーズをお届けしたのですが、
気に入ってもらえたかしら…。
産直ばかりなので業者さんにおさめるのはほぼ初めてのこと。
せっかくの縁だから長く関係を保ちたいので、
外食産業の方ならではの厳しい意見もありがたい。
普段とは違った緊張感が生まれるかしら。
オフシーズンでまったく活気のないウチの村、
営業しているレストランも一つか二つ…。
ですので私たちは毎回同じレストランに行く羽目になるのですが、
選択肢がないのが幸いしてここは行くたびに満席です。
その水曜の晩餐でのできごと。
食後のコーヒーまでまったく気づかなかったのですが、
隣のテーブルには近隣の村のレストランオーナーが食事をしていたよう。
で、我々がコーヒーを飲みながら話していたら、
そのオーナーがこちらのテーブルに。
「君はこの村のチーズ職人だよな」と話しかけてきたと思ったら、
私の作るチーズを自分のレストランで扱いたいという。
ありがたいお話、
でも産地直売100%が方針のウチの工房なので前例がない。
この件は職場に持ち帰り社長に伝えました。
この辺りでは結構大きめのレストランで
定評もあるところからのラブコール、
とりあえず一度ウチのチーズを試して貰うことになりました。
それで今日昼前に3種類のチーズをお届けしたのですが、
気に入ってもらえたかしら…。
産直ばかりなので業者さんにおさめるのはほぼ初めてのこと。
せっかくの縁だから長く関係を保ちたいので、
外食産業の方ならではの厳しい意見もありがたい。
普段とは違った緊張感が生まれるかしら。