事前のリハーサルに、何か差し入れを持って行きたいと思ったのですが、日曜日でほとんどお店も閉まっていたので、家にあった米粉、黒ごま、きな粉を使って、
週末から週初めにかけて雪が降り、地面がとても滑って怖かったですが、街のあちこちで芸術作品にも出会えました
こちらはカフェの前の木、
スプーンで雪を掻きながら作っているところをレッスンの前に目撃し、レッスンが終わってから通ってみたら完成していました
さて、1/27当日の朝は、演奏曲目であるメンデルスゾーンのVnとPfと弦楽のための協奏曲に因んで、メンデルスゾーンの生まれたドイツ、ハンブルク名物のLabskausを作りました。
コーンビーフではなく、普通の牛挽き肉を使ってしまいましたが、とても簡単で豪快なメニューでした。
ハンブルクの船乗りさんたちはこれで栄養を摂ったとか
お天気も悪くなかったので、思い切って会場のMüpaまで歩いて行くことに
メンデルスゾーンは後半だったので、幾分ゆったりとした時間を過ごし、出番を迎えました。
私が知る限り、Müpaのサイトでしか宣伝されていないこのコンサートですが、会場はびっくりする程いっぱいのお客さまで埋まっており、とても嬉しかったです
ずっと憧れだったメンデルスゾーンのダブルコンチェルト、今回は弦楽五重奏との共演で、少人数ならではの音楽作りもリハーサル時からとても充実しており、初の舞台はとてもエキサイティングで印象的なものとなりました。
私の描いているイメージはEszter先生のご指導で一層ダイナミックなものになり、本番は特に、Pf向田さんの音、そして弦楽の各パートと反応し合っていくのが本当に楽しかったです。
若干14歳の若さでメンデルスゾーンが書いたこの曲、単純で最も美しい『音階』を、これだけの魅せる作品にした彼の凄さを改めて実感しました。
アンコールには、260回目のお誕生日を迎えたモーツァルトのVnソナタK.304より第2楽章を演奏させて頂きました。
朝食のLabskausのサイドにœuf à la coqueもあったのは、作曲当時パリにいたモーツァルトのことを思って作ったもので、モーツァルトもうまくいきますように…という願いも込めたものでした。
トリオの部分では、モーツァルトと天国のお母さまが会えているような、お母さまが語りかけてくれるような感動が、どっと込み上げてきました。
Mozartさん、お誕生日おめでとうございます
ヨーロッパ特有の、良いと思った時に自然と拍手が合ってくる嬉しい喝采に包まれ、感謝
ありがとうございました
メンデルスゾーンのダブルコンチェルトは、またBudapestで2/17に、今度はMedveczky Ádám先生指揮で演奏させて頂けるので、とてもとても楽しみです
今週の指揮科のレッスンでメンデルスゾーンのVn協奏曲のソリストとしてお伺いしたのですが、たまたまMedveczky先生のレッスンで、先生の指揮より先に、先生のPfとご一緒させて頂きました
本当に温かくて真摯な先生で、ダブルコンチェルトについても色々お話できて幸せでした。
Hangulatkoncert
メンデルスゾーン:VnとPfと弦楽のための協奏曲
モーツァルト:Vnソナタ K.304 第2楽章