TechCranchという有名なブログで、「Googleがついに核兵器を使用, Appleに勝ち目なし」という記事を掲載しています。

記事によると、FCC(連邦通信委員会)の調査に対してAppleはGoogle Voiceアプリを拒否していない審査継続中であると返答したのに対し、Googleは拒否されたという書簡をFCCに公開したそうです。

これにより双方の意見が食い違うわけですから、
どちらかが嘘をついていることは間違いなく、しかもAppleが嘘をついている可能性が高いということです。

Google Voiceとは一つ電話番号でキャリアに関係なく着信できるというサービスで、現在はアメリカのみで展開されていますが、キャリアに関係なくなるのでキャリアにとっては価格競争に巻き込まれる可能性が高く、脅威となっているサービスです。

この書簡の公開により、近々AppleはGoogle Voiceを受け入れざるを得ない状況になると思います。
そこからAppleはどういう戦略を取るかということになるかですが・・・

自分の希望とすると、
・Skype社を買収し、通話に関するサービスを組み込み、次期iPhone OSで提供
・SkypeはiPhone標準搭載アプリとし、バックグラウンドでの動作も可能
・無線LANからのみ接続可能なものを3G、2Gでの接続可能へ

という感じで、通話、通信事業に踏み込んでくれると嬉しいなと。
でも、26億ドルでeBayに買収された経緯があるので、買収するには少なくとも50億ドル近くの出費が必要となりますが、果たしてそこまで出して提供する価値があるかどうかですね。

50億ドルだとすれば、Appleの現在所有のキャッシュの16%程度にあたります。
これをきっかけにキャリアとの決別になるのでしょうか?