アートは、基本的に無駄だと思っている方も多いいます。しかも、アートなんてそもそもよく分からないし。
無くて生きていけるし、お金もたいして生まないことだし、、、と誤解されまくっています。
しかし、その無駄の中に宝物を見だすことができる人のみがアーティストになることができるのです。
「天才を殺す凡人」北野唯我著
という、タイトルを思い出しました。
北野唯我さんによると、
天才は凡人がいないと成り立ちませんし、意外と天才は大多数の凡人を気にかけているようです。
凡人は秀才を天才と勘違いしてリスペクトし、秀才は天才に嫉妬し、天才は秀才を無視します。
私が思うに、天才にも「大天才と小天才」がいますが今回は触れません。
さて、美意識の続きです。
ノーベル賞受賞者(天才)と一般人を比較した場合、2.8倍も芸術的興味を保有している確率が高いといいます。
「アート」と「サイエンス」が両立するとむしろパフォーマンスは向上します。
よって、アートは無駄ではなく、とても役立つことがわかります。
また、アートを鑑賞することで、「観察眼」を高めることは「美意識」を鍛える上でも非常に有効です。
観察眼を鍛える方法として、VTS(Visual Thinking Strategy)があります。
作家名や作品情報提供は、ほとんど行われません。
そのかわりに、「見て、感じて、言葉にする」ことが求められます。
「何が描かれていますか?」
「絵の中で何が起きていますか?」
「どのような感覚が自分の中に生まれてきていますか?」
と、いった質問に答えいく中で
「見えなかったものが見える」
ようになっていきます。
そう、私たちは見えなかったものが見えるようになる為に学び続けています。それを「気づき」と言うこともありますが、さらに「高い次元のこと」と理解しています。
私が毎日、素描を繰り返すのも「豊かな世界が見えるようになる為」です。
よって、観察眼を鍛えることができるし、降って湧いてくるイメージを作品化していきます。
問題に直面した際に必要なことは、
「何が起きていのかを純粋に『見る』こと」が求められます。
しかしながら、純粋に見つめることは自分の弱い部分を観察することですから、生命力が必要で弱っている時は避けたい気分に陥ります。
そこで確固たる、哲学が必須となります。
エリートを育成する、欧州の名門校では理系・文系を問わず哲学が必須科目となっています。
以下、3つの学びが得られます。
①哲学者が主張した内容
②それを生み出すに至った気づきと思考過程
③その哲学者の世界や社会への向き合い方
なかでも、②③が大事で「なぜそう考えたのか?」というプロセスを知ること、その時代に支配的だった考え方に対し、どう疑いの目を向けたのか知ることは非常に興味深いのです。
私は、西田幾多郎、カント、ベルクソン、パスカルが好きです。
哲学を取り入れた人は、無批判にシステムを受けいれることはありません。
哲学を基礎として、美意識は花を咲かせていき「自己実現」へ到達し、多くの人に有益な価値を届けれる存在となれるのです。
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参考文献「世界のエリートとはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」 山口周著 光文社