名画と美食
おととい、ワシントンDCの フィリップスコレクション に出かけてきた。
ここは、個人の邸宅を美術館にしており、ダンカン・フィリップス(1886-1966)夫妻の
コレクションを公開しているのだが、実に見事なコレクションである!
アメリカの美術館や博物館はたしかにみな立派なのだが、巨大で展示作品が膨大な数の
ところが多い。、その都市に住み、何度もそこに行ける人であれば、「今日はこれを観よう」
というように目的を絞って出かけられるのでよいが、観光客や、近隣の都市から何時間も
車に乗って訪れる者としては、見て回るだけで疲れる。。。ところが多い。
そういう点で、こういう少数精鋭展示の美術館は貴重だ。
一番の目玉は上のルノワール「舟遊びの昼食」。
他にも美術全集で一度は目にしたことのある名画が多く所蔵されており(他の展覧会に
貸出中のものも多いので注意)、絵を観るのが好きな人には、DC観光に欠かすことの
できない美術館と言えよう。
下左がエル・グレコ「悔悛のペテロ」、下右がピカソの「緑色の帽子をかぶった女」
おとといは、名画を堪能しただけでなく、昼食、夕食と
入った レストランが2軒つづけて大当たり! で実に幸せな一日だった。
お昼に行ったのは、ワシントンDCの人気レストランの一つ、「ゼイティニア(Zaytinya)」。
(写真下左)
さまざまなテイストを取り入れた地中海料理(スペイン料理、ギリシャ料理、レバノン料理
などの混合)のレストランだが、どの料理も非常に洗練されおり、おすすめの店だ。
タパス(小皿料理)の種類が多く、どれも魅力的なメニューなので目移りするが、量的には
少なく、二人で行けば各自3皿ずつぐらいでちょうどよいぐらいなので、6種類は食べられる。
私たちはとりわけ小ぶりのクラブケーキ(写真下右)が気に入った。
(今までアメリカで食べたクラブケーキの中で文句なしに一番である)
夕食は、シャーロッツビルへの帰り道、29号線沿いにあるドイツ料理の
「The Bavarian's Chef(バイエルンのシェフ)」に。
このレストラン、いつもDCからの帰り道にその前を通るのだが、食事時にしてはかなり早い時間
(夕方5時ごろ)からいつも駐車場がいっぱいになっていることに、うちの女房が目をつけ、
「あのレストランはきっとおいしいに違いない」と前々から狙っていたのだが、ようやく初体験。
結果は、大当たり!!
生ビールは最高だし、料理はどれも本格的なドイツ料理で、すばらしい味!
とりわけ、私が食べたコルドンブルー(ハムとチーズをはさんだ子牛のミンチカツ)
は最高だった。
ただし、量はハンパではないので、半分持ち帰るぐらいの心づもりで行った方が
よい(下のコルドンブルーが、大体3分の2は食べ終わった後の写真)。
写真を見るだけで、またヨダレが出てきた(^^;)。
帰国するまでに、もう2回は行こう っと!!