宗教と現代がわかる本
今日は本の紹介(宣伝)でも。
3月16日に平凡社より、『宗教と現代がわかる本 2007』
(渡邊直樹(編)、1680円)が刊行されました。
私も、「生命倫理の問題における宗教の位置」という小論を載せています。
(126頁~129頁)
まだ都会の方の本屋では目立つ位置に積まれていると思いますので、
興味のある方はぜひ手にとってみてください。
先日、執筆者用の献本が送られてきたので、読んでみましたが、
(一般向きの解説書ながら)宗教学者の私が読んでもなかなか面白く、ためになります。
執筆者の一人である私が言うのも何ですが、
宣伝用の帯に、「アカデミズムとジャーナリズムから「宗教」がわかる最高の執筆陣」
とあるように、ジャーナリズムの側で「宗教」を語る有名人(養老孟司・小林よしのり・
高村薫・香山リカなど)と、いま、最先端の研究をしている宗教学者が勢揃いしている
という感じです。
(宗教学者に関しては、「よくこれだけのメンバーを集められたなあ!」と感心)
一つ一つの小論やエッセイ、インタビューなどは短いし、どこから読んでもいいので、
一般の読者には読みやすいと思いますし、この内容で1680円はお得!
だと思います。
ちなみに、編者の渡邊直樹さんは東大宗教学科卒、平凡社時代に『SPA』や
『週刊アスキー』などの編集を手がけられた方で、
『SPA』に載った麻原彰晃と中沢新一の対談を企画した方でもあります。
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なお、本のタイトルに2007とあるように、
この本は来年以降も毎年1回、その時々の最もホットなテーマを満載して
刊行予定とのこと。