遭遇
アメリカの長いなが~~~~い貨物列車のことについては、前に書いた。
今日は、こちらに来て初めて、一番運の悪い遭遇の仕方をしてしまった。
車で踏切の近くまで来たときに、ちょうど踏切の遮断機がおりたのである!
今まで何回か踏切で貨物列車の通過を見たが(旅客列車はただの一度もない!)、
いずれもすでに遮断機がおり、貨物列車が通過している最中であったので、
列車が先頭から最後尾まで通過するのを延々と待ち続けたのは、
今回が初めてである!
ちゃんと時間をはかった。
なんと、その間、9分弱!!
日本のみなさん、信じられますか? この長さ!
コンテナが何両連結されていたかは、途中で写真をとったりしたために
数え損なったが、前にシャーロッツビル駅でワシントンDC行きの列車を
待っていたときに別のプラットホームを通過した貨物列車の両数を数えた
時には、89両だった。
たぶん今回も100両近く(!)あったのではないかと思う。
まあ、これだけ長い貨物列車がトロトロと走る(当たり前か。速く走ったり
したらたちまち脱線するわな・・・)のだから、遭遇した場合、こうして
「長い間楽しめる?」というとはたしかだ。
前に一度、こんな体験をした。
私の家からヴァージニア大学のメインキャンパスの方を回ってオフィスの
ある実践倫理研究所(メインキャンパスからは車で5分以上かかる)に
行こうとする場合、途中で2度アムトラック(鉄道)の高架下をくぐること
になるのだが、高架下をくぐるこの二つの地点の間は、(距離はわから
ないが)車で約5分ぐらいかかる。
・その日、最初の高架下(「コーナー」と呼ばれるところ)をくぐった時に
まず、貨物列車と遭遇(1回目)。
・それから4~5分走り、もう一つの高架下の少し手前にある
Food of All Nationsという輸入食品スーパーの駐車場に車を駐めた際、
その駐車場の裏側を走っている貨物列車と遭遇(2回目)。
・スーパーで簡単な買い物(2~3品)を済ませ、車に戻った際に、
またもや貨物列車と遭遇(3回目)。
・再び車に乗って研究所へ向けて走り出し、二つ目の高架下をくぐった際にも、
しっかり貨物列車と遭遇(4回目)
貨物列車の長さがしっかり頭に入っていれば容易にご想像できるように、
これ、ぜ~んぶおんなじ列車!! なんですね。。。
いやー、こういうのがまさに「つくづくアメリカ・・・」ですわ(^^;)。
話変わって、今日はもう一つ珍しいことに遭遇。
これも前に書いたように、私は時々ヴァージニア大学の音楽学部にある
音楽練習室(モジュール)のピアノを弾きに行っている。
三日後にコンサート本番と言うこともあり、今日の夕方も練習室を借りに行った。
全部で11の練習室があるのだが、今まで使ったことがあるのは4つ。
(ちなみにこの中では2番の練習室のピアノというのがとてつもなくヒドイので、
受付で2番のキーを渡されたら、「他の部屋に変えてくれ」というのが正解)
今日はこれまでに入ったことのない番号の練習室だった。
そこにあったのは、ヤマハのピアノ!
これまでに入ったことのある4つの練習室はいずれも「カワイのピアノ」
だったので、これは初体験である。
(アメリカでどの程度日本のピアノメーカーのシェアがあるのかは寡聞にして
知らない。ただ、日本に比べると「ヤマハ」よりも「カワイ」のピアノが多いこと
はたしかである。←慶長さんのブログ にこれに関して記事が載っている)
で、久しぶりに弾くヤマハのピアノはどうだったかって?
ピアノ自体の音はマアマアでしたが、
ダンパー(ペダル)を踏むたびにギコギコとすごい音がして
(たぶん油をさしていないからだろう)、とてもじゃないが音楽に集中でき
ませんでした。。。
音楽学部の学生たちがよくこんなピアノを我慢して弾いているものだ。。。
音楽練習用の部屋なのだから、ピアノの最低限の手入れぐらいしてくれよな・・・
という感じだが、
まあ、「これもアメリカ・・・」 なんでしょうね(笑)。