恩赦を受けた七面鳥 | ヴァージニア日記 ~初体験オジサンの日常~

恩赦を受けた七面鳥

昨日はThanksgiving Day(11月の第4木曜日)でお休み。

アメリカではクリスマスより盛大に祝われる祝日である。


感謝祭と言えば、ターキー(七面鳥)。

ネットで調べたところ、なんと、アメリカ人家庭の90%がこの日にはターキーを

食べるそうです! 

道理で少し前からスーパーの冷凍肉の売り場がターキーに占領され、

いつもデーンとおいてある冷凍のエビやホタテが隅っこに追いやられて

いたわけだ。。。


この習慣に対して、動物愛護団体は毎年抗議のデモを行っているようだが、

罪滅ぼしのための儀式 もちゃんと存在する。

下の写真をご覧あれ。


恩赦を受けたTurkey  ブッシュ大統領が、選ばれた1羽

 (たった1羽)の七面鳥に 

 恩赦 を与えているシーンである。


 大量に殺され、食べられる七面鳥

 に感謝をささげ、罪滅ぼしをする

 ために、トルーマン大統領の時に

 始まった恒例行事(今年で57回目)

 らしい。




この七面鳥、相当厳しい審査を経て選ばれているようで、

候補の七面鳥たちは、儀式で立派に役を務められるよう(?)、人の手で餌付けされ

(つまり人になつくように)、最終審査に残った15羽の中から、選ばれた1羽と補欠の

1羽がワシントンDCに送られるとのこと。


また、恩赦を受けたこの七面鳥はその後、ヴァージニア州のフライング・パン・パーク

という農場に送られて、悠々自適の余生(?)を過ごすらしい。

(七面鳥って何年ぐらい生きるものなのか・・・?)


しかし、

(ブロイラーの鶏と同じで)劣悪な環境に詰め込まれて大量飼育され、

短期間で無理に太らされたふつうの七面鳥に比べ、

この七面鳥はなんと おいしそう(^^;) なことか・・・



ちなみに、

昨日のわが家の夕食は、「激辛の四川風中華鍋」でした。

(ターキーは入ってません)