風流な、あまりに風流な・・・
デンバー観光第2弾。
いい写真がないので、うんと想像力を駆使して、下の情景を思い浮かべていただきたい。
【場所】 デンバーでは有名なDという日本食レストラン
【時間】 午後6時過ぎ~
今日でサマータイムが終わるという日だが、だいぶ暗くなってきた頃である。
【状況】 中年の日本人男性1人が、レストランの庭(日本庭園)に
設えられたテーブルで食事している。
注文を聞きに来たり、食事を運んでくれる店員はほとんどアメリカ人。
(たまに中国人らしき店員もいるが、当然会話は英語only)
【食事内容】 ビール、6つの小皿に盛られた種々のお惣菜、
日本酒、Unagi Teriyaki Donburi
【周囲】 庭園内で食事しているのは、当の日本人男性1人だけ。
時々、レストランの店内(日本の民芸居酒屋を基本に、アメリカのコロニアル時代の
タバーン(居酒屋)のテイストをちょっと織り込んだような雰囲気)で食事している
アメリカ人の客たちが、日本庭園内を散策し、感嘆の声をあげている。
(この日本人男性は完全に日本庭園の風景の一部(!)と化しており、
「見せ物」になっている?)
【庭園】 ところどころに灯籠やかがり火が設えてあり、立派な日本庭園。
しかし、その一角に高々とそびえる旗柱にはためくのは、星条旗!
また、庭園の隅っこには、なんと パオ(モンゴル式住居)!
ここだけは暗いけど下の写真で ↓
☆☆☆
これが、私のデンバーでの三日目の夕食の情景である。
うーん、こういうのを 風流 と言わずして何と言えばいいのだろう?!
(こういうミスマッチが実は日本という雑種文化の原点ではなかったっけ?)
肝心の食事の内容だが、
まあ、食べ物は 可もなく不可もなし、というところ。
(ただし、「うなぎ照り焼き丼」というのは、いわゆる「うなぎ丼」ではない。
ご飯はすし飯なので、いわば「うなぎの握り寿司」をばらして、量を10倍
ぐらいに増やし、丼に盛ったもの、を想像していただくとよい)
でも、ビールと日本酒の出し方には満足!
ビールは、陶器のマグで、内部に上薬が塗っていないもの(したがって
泡立ちがよくなる)で供されたし、
日本酒は、受け皿の上に載った升に一升瓶から、受け皿の上にあふれる
までなみなみと注がれる、という(近頃日本の居酒屋でもよく見かける)
本式の(?)注ぎ方!
ちなみに、この店、
日本食レストランの評価では全米5位に入ったこともあり、数々の雑誌で
激賞されているらしい。
しかも高級店ではなく、安いので(私が払ったのもチップを入れて30ドル
台だった)、ものすごくはやっている。
HPはこちら ↓
http://www.domorestaurant.com/
まあ、日本人がこのHPを見て想像して行ったら、失望するだろうが。。。